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起業のファイナンス 増補改訂版 の商品レビュー

4.1

46件のお客様レビュー

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2025/02/04

起業の出口戦略(資本戦略など含む)が書かれており、どのように株価を持っておくか、キャピタルベンチャーと関わるかなどが記載されている。 企業価値が高まれば株価が上がるので、多額の出資を受けても持株割合は低くなる。そう言ったコントロールをして、経営権を奪われないようにしつつ、資金を...

起業の出口戦略(資本戦略など含む)が書かれており、どのように株価を持っておくか、キャピタルベンチャーと関わるかなどが記載されている。 企業価値が高まれば株価が上がるので、多額の出資を受けても持株割合は低くなる。そう言ったコントロールをして、経営権を奪われないようにしつつ、資金を調達する技術が必要だと理解した。

Posted byブクログ

2025/01/23

起業してベンチャーやスタートアップのようなビジネスをしたいという人にとって、気をつけるべきことや必要なことがわかりやすくまとめられており、参考になる本だと言える。 ただし、どのように資金調達をしていくかといった具体的な内容はあまり言及されないので、投資家との資金調達に向けた交渉や...

起業してベンチャーやスタートアップのようなビジネスをしたいという人にとって、気をつけるべきことや必要なことがわかりやすくまとめられており、参考になる本だと言える。 ただし、どのように資金調達をしていくかといった具体的な内容はあまり言及されないので、投資家との資金調達に向けた交渉や方法などについては、別の本か何かで勉強する必要がある。

Posted byブクログ

2023/07/24

起業のおすすめ本としてよく紹介される「起業のファイナンス」増補改訂版版。ベンチャーファイナンスの要諦を概括して学べる。特に資本政策や種類株は後日取り返しがつかない割には指導してくれる人が少ないので、本書で論点を理解しおくことが重要。ほかの項目と比べてストックオプションと優先株式が...

起業のおすすめ本としてよく紹介される「起業のファイナンス」増補改訂版版。ベンチャーファイナンスの要諦を概括して学べる。特に資本政策や種類株は後日取り返しがつかない割には指導してくれる人が少ないので、本書で論点を理解しおくことが重要。ほかの項目と比べてストックオプションと優先株式がやや詳述かつ専門的すぎる感はあるが、わかりやすいので起業の際には初めに読んでおくと良いだろう。

Posted byブクログ

2023/07/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・ストックオプションや株式に関して詳しく丁寧に記載されており良書だと感じた 【1章】 ・上場するには2期分の監査証明が必要なため、直前決算期の2年以上前から監査法人を入れて進めておく必要あり ・日本は早く上場する傾向が強いが、アメリカでは最高のタイミングを見計らって、未上場のうちに力を蓄える傾向が強い ・日本の家系の資産構成は現預金が多く約50%のため経済変動リスクは銀行を直撃し、アメリカは債券や株式などが多いため家計を直撃する 【2章】 ・経営者は自分だけでなく、社員のため、投資家のため、社会のために経営すると考えると、事業の面白さや世界やインパクトを語れる人が向いてるのでは ・合同会社は「出資者=会社の経営者」であり、出資したすべての社員が会社の決定権をもち、経営を行う(AppleやGoogle、Amazonの日本法人も同じ形態) ・資本金が大きくなると、会計監査人の設置や登録免許税の負担大などデメリットがあるが、少なすぎても簡単に債務超過になる 【3章】 ・資金獲得でも、人材獲得でもソーシャルグラフに入り込めていることが大事 ・事業計画は周囲を納得させるツールの1つ 【4章】 ・ベンチャーの企業価値は未来で見るべき ・過去に縛られない方法として、類似企業比準がある ・未来に着目した方法の1つがDCF法で、将来キャッシュフローの現在価値を計算する、将来キャッシュフローが大きいほど、将来キャッシュフローの確実性が高いほど企業価値は高い 【5章】 ・重要になるのは、ストックオプションをどの量もらえるか、もらった後にどれくらい企業価値が上がるか ・基本はストックオプションもらってから2年行使できない設計が多く(クリフ)、何年かに分けて行使することになる(ベスティング) ・ストックオプションが発行済株式の10%以下に収まる設計が基本の目安 ・ストックオプションを発行してる会社の多くが、年1,4回などの行使、売却可能としている ・税制適格ストックオプションは付与時、行使時に非課税で、売却時に初めて課税される(税率も変わってくる) ・上記適用の場合、行使時の額に課税されるため、売却時に価値が下がると損する ・日本の場合、上場しないと行使できないパターンが多い ・上場前に買収されてしまうと役員人だけ得をして、社員が恩恵を受けないパターンもあり得る 【6章】 ・株式50%で株主総会の普通決議、33%で特別決議の拒否権が発生するため比率に注意 ・投資家に入ってもらう時は、単純に金額や比率だけでなく、どこまで支援してくれるか(企業価値向上に貢献してくれるか)も重要 【7章】 ・投資契約はVCなどが投資する際に投資家、会社、経営者などで締結される契約(後に揉めないため) ・投資受けるまでには、NDA締結、タイムシート締結、デューデリジェンス実施、投資契約締結、投資実行の流れを踏む ・タイムシートは、どの程度投資して何%持分欲しいか、どんな投資契約にするかを事前に確認して書面に落としたもの ・投資契約で注意すべき1つが、○年までに上場できなかったときに会社と社長が株式を買い取るというもの 【8章】 ・優先株式では普通株式とは違う効果を付けれて、財産の優先分配や、総会での拒否権などが付けれる ・低い額のexitを拒否したり、売却時に損しないように優先分配権を付けたりして、投資家にメリットが出るようにできる 【9章】 ・社外取締役の役目は、経営陣と投資家の利害を一致させ、株主の目的、つまり企業価値の向上を実現すること

Posted byブクログ

2023/06/11

・ベンチャーのファイナンスにおける基礎知識を学ぶことができた。 ・この本を読了した今後は、企業価値評価や希釈化、Exitなどの具体的な理論と実践的知識を、さらに詳しく知りたい。

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2023/05/15

読者の多くを企業者の目線に設定されている。専門家として起業家のサポートをしようとする立場からすると、サポート対象の属性やニーズを知れるいい素材。

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2023/01/30

未上場起業のファイナンスを理解するにはもってこいの一冊。この一冊で概観は理解できる。 ただファイナンスにもトレンドがあり(市場相場や価値観)本を読むだけにとどまらず積極的な市場との関わりが大事だと思った。投資家やVCとのコミュニケーションとインプットの両刀で安定したファイナンス戦...

未上場起業のファイナンスを理解するにはもってこいの一冊。この一冊で概観は理解できる。 ただファイナンスにもトレンドがあり(市場相場や価値観)本を読むだけにとどまらず積極的な市場との関わりが大事だと思った。投資家やVCとのコミュニケーションとインプットの両刀で安定したファイナンス戦略が初めて立てられそう。難しい話で無理。

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2022/10/10

内容は浅い。 自分で起業しながら逐一調べればよく、本当の金融初心者ではないある程度金融などがわかる人読む必要はない。

Posted byブクログ

2021/10/24

公認会計士が書いてるだけあって、会計の側面を十分にとらえつつ、ベンチャーに特化したファイナンス理論が記載されている印象でした。どちらかというと入門書の印象が強いですね。 続編も読んでみようと思います。

Posted byブクログ

2021/10/09

起業におけるファイナンスの重要性を具体例を交えて書いてくれている本 実際に起業した直後の人や、起業する前の人、具体的にイメージがつかない人は一読の価値はあります ストックオプション発行についてや、例えば共同創業者がValuationが上がったPost価値で売却する時のことを想定す...

起業におけるファイナンスの重要性を具体例を交えて書いてくれている本 実際に起業した直後の人や、起業する前の人、具体的にイメージがつかない人は一読の価値はあります ストックオプション発行についてや、例えば共同創業者がValuationが上がったPost価値で売却する時のことを想定する必要があること、VCの役割、種類株式で残余資産の優先分配権や、普通株式への転換比率についての理解をあらかじめしておきながら契約書を確認するなど、具体的に注意する内容が書いてあるため、イメージが鮮明になると思います。

Posted byブクログ