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悲嘆の門(上) の商品レビュー

3.7

136件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

    62

  3. 3つ

    35

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    0

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2016/01/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

宮部さんの本は大抵読んでいたのですが、途中からファンタジー系といいますかゲームっぽい話のものがだめになり読まず嫌いしております。 こちらは「英雄の書」の流れの作品とか。読んでおりませんが読んでなくても大丈夫でした。 最初は社会派ミステリーなのかなと思っていました。上巻は特に社会派の要素が大きいと思います。…出だしは確かに「これはファンタジー要素の話だぞ」と教えてくれてはいるのですけどね。 上巻社会派ミステリー、下巻ファンタジー、上巻白三島孝太郎、下巻黒三島孝太郎くくりも出来るかな、などと思いつつ。

Posted byブクログ

2015/12/25

途中まで読んで、ファンタジーだったのか。ミステリーかどっちかなと思って読んでいたが。 さらに進めていくと、「英雄の書」の流れなんだ。 衝撃の展開で下巻に。 早く続きが読みたい!!

Posted byブクログ

2015/12/22

レビューを投稿しようとして、英雄の書の続きらしいということがわかりました。 知らなくても問題はないのでしょうが... 本書は、最初は社会派の本かなと思いましたが、途中からミステリ、サスペンス、ファンタジーの要素が混じった世界が展開されます。 まさしく宮部領域です。(本書を読め...

レビューを投稿しようとして、英雄の書の続きらしいということがわかりました。 知らなくても問題はないのでしょうが... 本書は、最初は社会派の本かなと思いましたが、途中からミステリ、サスペンス、ファンタジーの要素が混じった世界が展開されます。 まさしく宮部領域です。(本書を読めばわかります) 物語は盛り上がり謎をのこして下巻へ続きます。

Posted byブクログ

2015/12/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館で借りた本。 孝太郎は、高校のOBに誘われて、ネット社会のパトロールのバイトをしていた、普通の大学生だった。 世間では被害者の足の指一本だけ切り取るという、連続殺人事件が起こり、私生活では、妹分のミカがネットいじめにあっていた。 また、ホームレスが行方不明になっている事件を捜査していた友人がこれも行方不明になり、友人の行方を追っているうちに、引き返せない闇へと飲み込まれていく。

Posted byブクログ

2015/12/12

図書館で1年近く待って、やっと借りられた。 その間に、どんなストーリーか忘れてしまって、「ゲッ、これファンタジーだった?」と途中で思い、上巻最後から、下巻最初の頃、投げ出しそうになったが、そこを越えると慣れてきた。 「言葉」についての「物語」とでも言えばいいのだろうか。このように...

図書館で1年近く待って、やっと借りられた。 その間に、どんなストーリーか忘れてしまって、「ゲッ、これファンタジーだった?」と途中で思い、上巻最後から、下巻最初の頃、投げ出しそうになったが、そこを越えると慣れてきた。 「言葉」についての「物語」とでも言えばいいのだろうか。このようにファンタジーっぽくしてこそ描ける世界だった。「言葉」が視える目を持った大学生の主人公。 「言葉が見たい、心の中を覗きたい、本当のその人の姿を知りたい。」という願望は誰にもあるのではないか。中高生の頃などは、好きな人ができると、「私のことをどう思っているのか、心が覗けたら」と思ったものだ。でも、実際にその言葉が見えたら・・・という物語だった。 普通は、隠していて見えないはずの、恐ろしい、汚い憎悪や嫉妬の言葉たち。それが、制御されず、あふれているのが、ネットの世界。ここに登場するような悪人だけではなく、普通の善良な人たちの、心の中にとどめておいていいような言葉もネット上にあふれかえっている。現代の私たちは、ガラに与えられなくとも、すでに、その左目を持っているのかもしれない。 長い小説なので、本筋と直接関係ないような細部にも、いろいろ考えさせられる文章があった。 2ヶ所だけ引用。 "孝太郎もこのバイトをして初めて知ったことだが、ネットを多用する(とりわけよく発信する)人びとは、実はよくテレビを観ているのだ。"53ページ このことはいつも私も不思議?に思っていた。これに続く文章も、ネット上の書き込みの批評っぽく、私も同感した。 "個人が個人を救済することには限界があるし、いったん始めたら、今度はきりがなくなる。誰を救い、誰を見捨てるか。その決断の責任を個人に負わせないために、国家の社会保障制度は存在しているのだ。" 202ページ

Posted byブクログ

2015/12/11

大学生の若者が持つ正義感。 茶筒のような形をしたビルの屋上に、背に翼をもつ魔物のような像があり、それが動いているようだ、とおかしな相談話がやってくる。 引退した元警察官と、大学生が、奇妙な出来事にかかわっていくことになる 「英雄の書」とリンクしており、これってファンタジーかな?

Posted byブクログ

2015/11/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「英雄の書」の続編?だと知らずに こちらから読み始めました。 宮部みゆきさんの本は,説明というか 描写部分が長く,ちょっとイライラすることも あるのですが,こちらはそんなこともなく スラスラ読めました。 しかし,最後の方の「領域」「物語」といった 世界の説明の部分はちょっと長く感じました。 理解しておかないといけない部分だとは思いつつ さらさらっと読んでしまいました。 しかし続きが気になるので 早く下巻を読みたいです。

Posted byブクログ

2015/11/18

ファンタジーだったことには若干戸惑いつつも、今の自分に必要な本だったと思う。 「溜まり、積もった言葉の重みは、いつかその発信者自身を変えてゆく。言葉はそういうものなの。どんな形で発信しようと、本人と切り離すことなんか絶対にできない。本人に影響を与えずにはおかない。どれほどハンドル...

ファンタジーだったことには若干戸惑いつつも、今の自分に必要な本だったと思う。 「溜まり、積もった言葉の重みは、いつかその発信者自身を変えてゆく。言葉はそういうものなの。どんな形で発信しようと、本人と切り離すことなんか絶対にできない。本人に影響を与えずにはおかない。どれほどハンドルネームを使い分けようと、巧妙に正体を隠そうと、ほかの誰でもない発信者自身は、それが自分だって知ってる。誰も自分自身から逃げることはできないのよ」

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2015/11/17

「英雄の書」続編。成長したユーリが頼もしい。 重い出来事が続くものの、読み進めるほど物語に引き込まれていく。 ネットでのいじめ、連続殺人事件がどのような結末につながっていくのか気になる。このまま下巻に行きたいけど、先に読み始めた母がまだ読み終わっていない…タイミング間違えた。。

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2015/11/15

「日本を縦断し、死体を切り取る戦慄の殺人事件発生。 ネット上の噂を追う大学一年生・孝太郎と、退職した刑事・都築の前に、“それ"が姿を現した!」 とよくわからない内容、そしてプロローグでは暗い話から、え、ファンタジー?みたいな。 第一章のどこでプロローグとつながるのか、孝...

「日本を縦断し、死体を切り取る戦慄の殺人事件発生。 ネット上の噂を追う大学一年生・孝太郎と、退職した刑事・都築の前に、“それ"が姿を現した!」 とよくわからない内容、そしてプロローグでは暗い話から、え、ファンタジー?みたいな。 第一章のどこでプロローグとつながるのか、孝太郎と都築はどこで会うのかなどドキドキしながら読み進めた。第一~第三まで意味深な終わり方するからずるいよなー。下巻も一気に読んでしまいそうだ。

Posted byブクログ