月光のスティグマ の商品レビュー
やっぱり面白かったです、中山小説。 神戸・東日本の震災を結びつけたアイデアも面白く読めましたね。次のテーマは何だろ。期待。。。
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なんとなく東野圭吾風な感じのする作品。 他の方の評価は余り高くないようだが、伏線もきちんと回収されているし、そこまで悪くないと思う。
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主人公淳平と幼馴染の双子の姉妹。 阪神大震災と東北大震災、政治、金、震災遺児。 だんだん、盛りに盛られて、最後にはテロ。 ちょっと、分散しすぎてしまった感がある。 「恋愛サスペンス」というほど、恋愛が描かれてなくて残念。 序盤は引き込まれたのになぁ。
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一卵性双生児の優衣と麻衣、そして幼馴染の主人公淳平。数奇な運命が三人を翻弄していくのだが、二つの震災に戦争にテロにとてんこ盛り過ぎてお腹一杯になってしまった。ドラマチック過ぎてリアル感に欠ける部分があり重い内容だがどこか滑稽さを感じてしまった。
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これは残念な作品。そもそも、主人公が何故、双子の女子に好かれるのか、また、その後の人を護りたいという人生の在り方に至るのかなど、物語の根幹をなす部分が成立しておらず、その成立してない人物関係の中に、震災などの最近の実際のトピックをこれでもかというほど詰め込んで、必然性と収拾がつか...
これは残念な作品。そもそも、主人公が何故、双子の女子に好かれるのか、また、その後の人を護りたいという人生の在り方に至るのかなど、物語の根幹をなす部分が成立しておらず、その成立してない人物関係の中に、震災などの最近の実際のトピックをこれでもかというほど詰め込んで、必然性と収拾がつかない話となっている。お勧めできない。
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幼い頃から兄妹のように育った主人公の神川淳平とお隣に住む一卵性双生児の姉妹、八重樫麻衣・優衣。阪神大震災を生き抜いた淳平と優衣は、東京地検特捜部の検事と議員秘書として再会する。 さまざまな困難を乗り切り、生きてきた裏には人間のいろんな面が隠されている。天真爛漫と思っていたものは...
幼い頃から兄妹のように育った主人公の神川淳平とお隣に住む一卵性双生児の姉妹、八重樫麻衣・優衣。阪神大震災を生き抜いた淳平と優衣は、東京地検特捜部の検事と議員秘書として再会する。 さまざまな困難を乗り切り、生きてきた裏には人間のいろんな面が隠されている。天真爛漫と思っていたものは傷だらけで苦悩していたり、無骨だが真摯だと信じていたものは卑屈で卑怯だったり・・・ 神戸→東京→アルジェリアと舞台を変えながら、ラストは早い展開であっという間に読めました。
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麻衣、優衣の瓜二つな双子と幼なじみの淳平。 子供のころ、自宅の火災で父を亡くした二人に守ってやる、と約束したが、阪神大震災で別れ別れになってしまう。 30歳になって検事になった淳平が再開した優衣は…。 物語は、テンポよく進んでいくのでほぼ一気に読み終わりました。巨悪と幼いこ...
麻衣、優衣の瓜二つな双子と幼なじみの淳平。 子供のころ、自宅の火災で父を亡くした二人に守ってやる、と約束したが、阪神大震災で別れ別れになってしまう。 30歳になって検事になった淳平が再開した優衣は…。 物語は、テンポよく進んでいくのでほぼ一気に読み終わりました。巨悪と幼いころの約束、恋心、日本という国。なかなかおもしろい1冊でした。
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スティグマって何? とても興味深いタイトルと美少女の表紙のこの本に 思わず手が伸びました。 スティグマは聖痕という意味です。 兵庫県に住む、美しい一卵性双生児の姉妹、麻衣と優衣は、 隣りに住む同い年の淳平とは、とても仲のいい幼なじみでした。 全く同じ顔をした麻衣と優衣と淳平は小...
スティグマって何? とても興味深いタイトルと美少女の表紙のこの本に 思わず手が伸びました。 スティグマは聖痕という意味です。 兵庫県に住む、美しい一卵性双生児の姉妹、麻衣と優衣は、 隣りに住む同い年の淳平とは、とても仲のいい幼なじみでした。 全く同じ顔をした麻衣と優衣と淳平は小学校低学年のころ、 遊びにいった森の奥で変質者に襲われ、姉妹は刃物で傷つけられます。 一緒にいながら守ってやれなかった悔しさから 淳平は自分自身に大きな誓いを立てます。 「この傷痕にかけて、俺が一生守ってやる」と。 守るべき相手は麻衣と優衣、どちらなのか。 はっきりしないまま3人は成長していきますが、 淳平はしだいに優衣を守らねばと思うようになりました。 そんなころ、淳平は麻衣と兄省吾の秘密を知り ショックを受けます。 そして次の日の明け方、阪神淡路大震災が起こりました。 淳平が隣家へ駆け込み、 やっと一人の少女だけを助け出すことができました。 震災後のごたごたにまかれ、優衣だと思った少女が誰なのか、 はっきりとした確証が得られません。 わずかな不安を残したまま、 淳平と少女はそれぞれ親戚にひきとられ、別れ別れになりました。 月日は流れ、特捜部検事となった30歳の淳平が 容疑者として追っている議員を訪ねると 議員秘書として現れたのは、成長した優衣でした。 ここからまた幼なじみの2人の運命は廻り出しました。 大人になってもなお、スティグマの誓いは健在だったのです。 優衣と麻衣の聖痕は、幼い頃の美しい思い出というには 少し辛い出来事ですが、 渦中の2人にはかけがえのない誓いの印でした。 その誓いを果たすべく、 阪神淡路大震災で人生が大きく変わり、 東日本大震災で再び、淳平と優衣の運命が変わります。 挙句の果てに、 アルジェリアでのテロ事件で終焉を迎えました。 人の運命を平気で捻じ曲げてしまう災害の脅威をあらたに感じました。 震災の裏ではこのような事件も本当にあったのかもしれません。 誰を恨むでもなく、ただただ、運命を呪うしかない、 男女の美しくも哀しい恋愛小説に、 東野圭吾さんの『幻夜』という作品を思い出しました。
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美しい双子姉妹と幼馴染の少年。彼らを引き裂いた恐るべき災厄と、葬り去られた一つの事件。そして十五年後に彼らが再会したのちに日本を襲った新たなる災厄。さらなる疑惑の事件と彼女の繋がり、そして彼女の正体はいったいどちらなのか、と読ませどころ満載の一作。一気読みです。 ここで描かれる二...
美しい双子姉妹と幼馴染の少年。彼らを引き裂いた恐るべき災厄と、葬り去られた一つの事件。そして十五年後に彼らが再会したのちに日本を襲った新たなる災厄。さらなる疑惑の事件と彼女の繋がり、そして彼女の正体はいったいどちらなのか、と読ませどころ満載の一作。一気読みです。 ここで描かれる二つの災厄はまだ記憶にも新しく、凄絶。ラストで主人公たちが巻き込まれる事件も、最近話題になったあの事件を思い出してしまいます。疑惑と波乱に満ちた主人公の物語はとにかくスリル満点でした。
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この作品は今までの七里の作品とは趣を異している。 ある種のレクイエムであり、政治告発を担っている。 月光の表題に音楽は関与していない。 二つの大震災を描いてはいるが、テーマは恋愛小説であり社会派サスペンスを含有する。 七里にしては歯切れの悪い作品なのは其処に起因する。 主人公の悪...
この作品は今までの七里の作品とは趣を異している。 ある種のレクイエムであり、政治告発を担っている。 月光の表題に音楽は関与していない。 二つの大震災を描いてはいるが、テーマは恋愛小説であり社会派サスペンスを含有する。 七里にしては歯切れの悪い作品なのは其処に起因する。 主人公の悪運の強さだけは保っているが、面白みには至っていない!
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