特捜部Q カルテ番号64(下) の商品レビュー
重かった…。 久々のカールシリーズ。同じページ数でも、情報量が多いというか、濃厚な内容で、読むのになかなかのエネルギーが必要でした。 相変わらず、悪役は胸糞悪いヤツでした。そして最後はあまり気持ち良く終わらなかった印象…。カールを取り巻く人間関係は面白いのですが、なんせ...
重かった…。 久々のカールシリーズ。同じページ数でも、情報量が多いというか、濃厚な内容で、読むのになかなかのエネルギーが必要でした。 相変わらず、悪役は胸糞悪いヤツでした。そして最後はあまり気持ち良く終わらなかった印象…。カールを取り巻く人間関係は面白いのですが、なんせ、事件の方が辛すぎて…しかも、登場する島は実在したらしく、色々と考えさせられました。デンマークはあまりよく知らないのですが、こんな歴史があったとは驚きました。 時が経っても、しっかり記録に残し、繰り返される事が決してないよう、祈っています。
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“わたしはこれでいい” 過酷な運命に抗い続けたニーデに、たったひとり暖かな眼差しを向けたハンストホルム夫妻が、彼女に文字を教えながら伝えその墓に添えた言葉。 ニーデの物語は、それだけでひとつの小説となるほど、ひとの心を打つ。 物語は23年前に同時に失踪した複数の人物の行方と関...
“わたしはこれでいい” 過酷な運命に抗い続けたニーデに、たったひとり暖かな眼差しを向けたハンストホルム夫妻が、彼女に文字を教えながら伝えその墓に添えた言葉。 ニーデの物語は、それだけでひとつの小説となるほど、ひとの心を打つ。 物語は23年前に同時に失踪した複数の人物の行方と関連性を追う特捜部Qと、スプロー島の女子収容施設にまつわるニーデという少女の物語が並行して語られて行く。 そこには、 ヨーロッパの移民問題とジェンダー差別、排他的思想が政治勢力として勢力拡大する情勢、現代社会の不条理な問題が、次第に浮き彫りになっていく。 悪魔はすべての人の心に潜む 瀕死の妻ビエーデを労わるクアト・ヴァズの姿からはともに老いた連れあいへの愛情が溢れている。にもかかわらず、なぜあのようなことができるのか。 思想という麻薬が、人を正常な判断から遠ざける。それは、多分、誰の心にも潜んでいるのだろう。 ミステリー仕立ての中で、軽妙でスピーディーな語り口と個性豊かな登場人物が、暗く重いテーマをわかりやすく、しかし確実に伝える。 名作ですね。
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『特捜部Q』シリーズ第4巻の完結編。渦巻く新進政党絡みの陰謀、言葉に言い表わせない程の悲惨な過去、ニーデは復讐を果たせられるのか?カールに魔の手が?息つく暇もない展開で読者を魅了するシリーズの傑作❗ ドキドキ度やハラハラ度は、もしかしたら『Pからのメッセージ』の方が上かも知れま...
『特捜部Q』シリーズ第4巻の完結編。渦巻く新進政党絡みの陰謀、言葉に言い表わせない程の悲惨な過去、ニーデは復讐を果たせられるのか?カールに魔の手が?息つく暇もない展開で読者を魅了するシリーズの傑作❗ ドキドキ度やハラハラ度は、もしかしたら『Pからのメッセージ』の方が上かも知れませんが、ミステリーなのにデンマークの文学賞を受賞したのは、何だか納得できる気がします❗ シリーズを読み進めるにつれ、ますます特捜部Qメンバーのみんなに愛着を感じさせる、稀有な海外警察小説です♫
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2023.10.05 日本人は北欧社会に幻想を抱いているというか、抱かされている人が多いと思う。 北欧もやはり欧州だということを実感できる一冊。キャラクターの存在感は安定しているし、ミステリ要素も強い。 しかし、通底するデンマーク社会の闇、病みについてこそ考えさせられる。
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過去の未解決事件を洗い直す特捜部Qのローセが見つけていたのは、20年以上前に起こったエスコート・クラブの経営者リタの行方不明事件。同時期に5人もの失踪者がいることに気づいたカールたちだが……→ ニーデが……いいんだよなぁ。応援したくなる。 相変わらず加害者側に苦しい描写はあるし...
過去の未解決事件を洗い直す特捜部Qのローセが見つけていたのは、20年以上前に起こったエスコート・クラブの経営者リタの行方不明事件。同時期に5人もの失踪者がいることに気づいたカールたちだが……→ ニーデが……いいんだよなぁ。応援したくなる。 相変わらず加害者側に苦しい描写はあるし、今回は実在した施設をモデルにしているから色々考えちゃうけど、それを中和してくれる特捜部Qメンバーよ。カールの周りではオンオフ問わず事件だらけだし、ローセの裏側が少しだけ見えて、なるほとなぁ、と→ なったり、あと、アサド!!アサドの謎感が深まり続けるんですがぁぁ!!(笑) いやもう、今からシリーズ後半の「アサドの祈り」が楽しみすぎる……全て明かされるのかな……? ヤコプスンやラウアスンが今作もしっかり活躍してくれて嬉しい。 あと、ミカ、最高!ハーディがいい方向に進みそう!
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シリーズ第4弾。 金の月桂樹賞受賞作。 事件の発端は1950年代の、 スプロー島女子収容所にありました。 事件を追っていくうちに、 ここで繰り広げられた、 非人道的で悲惨な出来事が明かされていきます。 今回は本筋とは別に、 主人公がトラウマを負って、 いまの部署に配属される切...
シリーズ第4弾。 金の月桂樹賞受賞作。 事件の発端は1950年代の、 スプロー島女子収容所にありました。 事件を追っていくうちに、 ここで繰り広げられた、 非人道的で悲惨な出来事が明かされていきます。 今回は本筋とは別に、 主人公がトラウマを負って、 いまの部署に配属される切っ掛けとなった事件に 少し進展が見られます。 また、チームのメンバーふたりのプライバシーにも、 わずかですが触れられていて、 今後ちょっとずつ、 謎めいた部分が明かされていくのだろうなという期待を 読者に抱かせる演出になっています。 スプロー島の収容所は1961年まで 実際に存在していたようです。 かつてデンマークでは、 福祉の名のもとに 優生学に基づいた人権侵害が あたりまえのように行われていたということに 驚かされましたが、 似たようなことは世界中のどこにでもあり、 いまもそのような状況下におかれ、 苦しんでいる人々がいるかと思うと胸が痛みます。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え” http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最後まで読んで、この小説に出てくるスプロー島の女子収容所が実際にあり、1967年まで稼働していたという事に衝撃を受ける。 民族衛生法?優生法? 誰が何を決めるっていうんだろう。どれだけおこがましい事を。 ただ、これは、デンマークだけの問題ではなく、多くの国でうたわれていた法律であるのも間違いはない。 人間とは、どれだけあさはかなのだろうか。 というかですね。 なぜ、女子にだけ、そういう事をやって、 もっと問題になってもいい男子の方をパイプカットするとかにしないんだ!!! やるんなら(いや、やっちゃいかん!いかんのだけれども)平等にしろや! 本当に、この差別主義っていうのは、自分に自信がない人々がやっている、あさましい事なのだとつくづく思う。 いつの世も、多かれ少なかれ、差別はいまだはびこっているわけで、女子だというだけで、馬鹿にされ、職業で差別され、学歴で差別され。 その職業がなぜ「偉い」とその人が思い込んでいるかは、世間がそうさせているのもわかるわけで。 だいたい、大人の男っていうだけで、女性や子どもに対して暴言吐く人も多く、脳味噌どうなってんだこの人は?と思わされる場面にもよく出会う。 正論で返すと余計に怒鳴るんだよね、こういう人・・・。 脱線しましたが。 いやー 最終的に、あの組織?政党?は、壊滅状態に追いやる事ができたので、それはいいんですけれども、 アサドの体は大丈夫なのか心配なので、はやく続きを読まなくてはいけないな・・・。 カールもよく無事で・・・。 ものすごい終盤で明かされるニーデがニーデじゃない件。 あれだけ丁寧に、ニーデが企んだ復習が書かれていて、最後の一人についてがなかなかこないなーと思ってたら、そういうことか! いや、本当に、やられまくりです。 特捜部Qの、嗅覚恐るべし。 次の物語で、きっと、 アサドの件(体の事もだけど、謎に包まれてる部分) アマー島での釘打ち事件 いとこのロニーの件 進展あるんですよね。 気になる気になる。 あ、バズ・・・もどってきたけど・・・それも・・・どう転ぶ? あ、あと、トイレの使い方について、ローセに賛成!!!(147頁から149頁のやりとりwww)
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優生思想や強制不妊というおぞましい事件を、過去と現在から暴き出す。原作は本当に、本当にあまりにも酷い。おまえらは何様なんだ、という憤りに駆られる。 特捜部Qの結束(?)も強まり、アマー島での事件もゆっくりとだけど進展を見せ、ますます目が離せない。
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北欧ミステリー初挑戦。 後味が良いとは言えないですが、最後は衝撃と納得。 見慣れない登場人物名と役割を覚えるのに少し苦労しました。 また、スプロー島のことが事実なことに驚きを隠せません。
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クライマックスが下巻全部です。 もう次はどうなるのか?彼は?彼女は?とページをめくるのが止まらない! ニーデの過去も壮絶ながら、ラストはあんな形で良かったのか疑問に思いました。神のささやかな救いだったのか。できればニーデには幸せになって欲しかった。 クアトにはもっと壮絶な最期を迎...
クライマックスが下巻全部です。 もう次はどうなるのか?彼は?彼女は?とページをめくるのが止まらない! ニーデの過去も壮絶ながら、ラストはあんな形で良かったのか疑問に思いました。神のささやかな救いだったのか。できればニーデには幸せになって欲しかった。 クアトにはもっと壮絶な最期を迎えて欲しい気もあったけど、この終わり方がきっと北欧ミステリーであり、特捜部Qらしさなのかもしれないです。政治犯は彼等の捜査対象外ですから。 女性収容所が実際にあって、不妊手術が行われていたというあとがきが下巻での一番の衝撃でした。 人種差別、人権侵害を平気で行う、クアトのような人間が過去にいたのなら、今もいるのかもしれないと思うのは心配のしすぎでしょうか。 次回作がなかなか書店では見つからないのでまたAmazon発注かな。
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