MASTERキートン Reマスター の商品レビュー
一番印象に残ったのは冒頭の「眠り男」 私はマスターキートンを読むとき、自分がよく知らない東欧事情や中東事情の話に惹かれる傾向がある。 このストーリーは、海に投げ出され、イタリアのレッチェに流れ着いたモルドヴァ人の若い女性アンナと、溺れていた彼女を助けた素性不明の男カリムを軸に展...
一番印象に残ったのは冒頭の「眠り男」 私はマスターキートンを読むとき、自分がよく知らない東欧事情や中東事情の話に惹かれる傾向がある。 このストーリーは、海に投げ出され、イタリアのレッチェに流れ着いたモルドヴァ人の若い女性アンナと、溺れていた彼女を助けた素性不明の男カリムを軸に展開する。 悲劇的な人身売買について少し理解できたのと同時に、イタリアが頭を悩ませている難民問題についても少し考えさせられた。 売られてきてマフィアから海に放り出された若い女性を救わないなんて出来ないよなぁ…
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連載終了から20年の歳月が流れていることに改めて驚かされた一冊。20年の間に起きた紛争や世界情勢、考古学や世相の情報を確認しないと読み解けない話もあって再勉強させられた。新作の全8話、探偵業だけでなくキートンの過去のエピソードも語られ、どれもみな良い話。その中でも、学者の探究心の...
連載終了から20年の歳月が流れていることに改めて驚かされた一冊。20年の間に起きた紛争や世界情勢、考古学や世相の情報を確認しないと読み解けない話もあって再勉強させられた。新作の全8話、探偵業だけでなくキートンの過去のエピソードも語られ、どれもみな良い話。その中でも、学者の探究心の根源は≪遊び≫の高揚感からという如何にも浦沢らしい第3話「マリオンの壁」を始めとして、第5話「女神とサンダル」、第7話「マルタ島の女神」のちょいミステリーの展開とほのぼのしたオチは浦沢直樹の絶妙なコマ割で魅せる傑作。第8話「栄光の八人」はキートンを含む退役後の軍人が≪平時≫における苦悩を描いた「パイナップルアーミー」を彷彿させるハードな展開でキリリと締め括る構成の妙はさすが。あら、キートン先生「ジオ・グラ」に登場されていたんですねww
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続編が出たと聞いて、期待が大きすぎたせいか、ちょっと肩透かしだった。せっかく大発見をして、これから!というところで終わったのに、あまり変化のないキートンがちょっと残念でした。
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私のヒーロー、キートンに続編が出てたなんて! 折角の大発見後も、相変わらずだというのが、 らしすぎて、なんとも微笑ましい。 その反面、世界は相変わらず残酷で悲しい。 キートンのキャラクターと、学術的教養と、世界の現実 これらを内包しつつエンターテイメントに仕立て上げるこのシリ...
私のヒーロー、キートンに続編が出てたなんて! 折角の大発見後も、相変わらずだというのが、 らしすぎて、なんとも微笑ましい。 その反面、世界は相変わらず残酷で悲しい。 キートンのキャラクターと、学術的教養と、世界の現実 これらを内包しつつエンターテイメントに仕立て上げるこのシリーズ。ほんと良く出来てる。 しかし1集ってどういうことか。続巻が出たらいいなあ。
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思い切り思い出補正がかかっている作品。 昔はパイナップルアーミーと並んで 本当に好きだった。 主人公が歳をとった設定だけど、 あんまりそうは見えないかなあ。 昔と比べるとワクワク感は少し減った気もするけど、 それは自分も歳をとったからなのかもしれない。 単品でも十分質の高いマンガ...
思い切り思い出補正がかかっている作品。 昔はパイナップルアーミーと並んで 本当に好きだった。 主人公が歳をとった設定だけど、 あんまりそうは見えないかなあ。 昔と比べるとワクワク感は少し減った気もするけど、 それは自分も歳をとったからなのかもしれない。 単品でも十分質の高いマンガだと思う。
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無印のキートンを読んだことがなく、今作品が初めてなのだが、何というおもしろさ。首筋がぞくっときます。泣ける。
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キートンは老眼鏡使用したりで年老いて、激しい戦闘は無いものの相変わらず鋭い。タイムリーな話題として民間軍事会社やジャーナリストが登場する話もあり例のイスラム国の日本人を思い出した。遺跡や神話の話は相変わらず面白いしが、Dr.キートンにはまだなれそうに無い。
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とんでもなく懐かしいマスターキートンの完全新作!昔家にあったものを何回も繰り返し読んだことが思い出される。キートンは昔ほど若さがなく、迷いや苦悩が見られるけれど、あんなにも小さかったけれど、もう立派な大人になった百合子とは相変わらずの仲でほっとした。まっすぐないい子に育ったなあ〜...
とんでもなく懐かしいマスターキートンの完全新作!昔家にあったものを何回も繰り返し読んだことが思い出される。キートンは昔ほど若さがなく、迷いや苦悩が見られるけれど、あんなにも小さかったけれど、もう立派な大人になった百合子とは相変わらずの仲でほっとした。まっすぐないい子に育ったなあ〜。そして親子共々美味しそうにご飯を食べる。浦沢直樹のご飯はいつでも美味しそうだ。
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マスターキートンはオックスフォード大学を卒業して、イギリス軍SASにいたこともある戦闘とサバイバルのスペシャリスト。 スーパーマンみたいな人なのに本人はそんなことこれっぽっちも思ってない。 むしろ本業の考古学の分野では学会に認められず悩んだり、娘さんに言いたいことがなかなか言い出...
マスターキートンはオックスフォード大学を卒業して、イギリス軍SASにいたこともある戦闘とサバイバルのスペシャリスト。 スーパーマンみたいな人なのに本人はそんなことこれっぽっちも思ってない。 むしろ本業の考古学の分野では学会に認められず悩んだり、娘さんに言いたいことがなかなか言い出せなかったり、悩みは尽きない。 でもそこが人間らしくて魅力なんだなーと、このReマスター盤を読んで改めて感じました。 物腰は優しいのに、めちゃくちゃ強いとか! なんだかおじさまになられて…老眼鏡萌え。笑 キートン先生の旅はまだまだ続きそうですね。
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キートン先生久しぶり。この絵のタッチがたまらなく好きだわ。シナリオはどれもいいし、キャラも立ってる。歳を重ね、先生がシャープになった感じ。さらに続編出ないかな〜。
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