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飛ぶ教室 の商品レビュー

4.1

85件のお客様レビュー

  1. 5つ

    27

  2. 4つ

    33

  3. 3つ

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2026/03/27

この前読んだ「図書室のはこぶね」で謎解きのメインになっていた本。 巻末でも『思春期をこじらせた我々の袋小路をブチ抜くライフハックがある』と紹介されていたので、BOOKOFFで探して買ってみた。 期待して読み始めたのだが、古めかしくて読み辛く、マで始まる2人はどっちがどっちか覚え...

この前読んだ「図書室のはこぶね」で謎解きのメインになっていた本。 巻末でも『思春期をこじらせた我々の袋小路をブチ抜くライフハックがある』と紹介されていたので、BOOKOFFで探して買ってみた。 期待して読み始めたのだが、古めかしくて読み辛く、マで始まる2人はどっちがどっちか覚えられず、何について話したいのかもよく分からずで、前半はとても難儀した。 同じような思いを持たれた方のレビューに『読み進めると良さが分かる』みたいに書かれてあったので、どうにか読み進む。 確かにそこから持ち直して、マルティンと道理さんのエピソードにはほっこりするが、道理さんと禁煙さんの再会にクリスマス劇やウーリの蛮勇など色々な山場はあっても、なんだかあっさりしていてちょっと拍子抜け。 ナチスが台頭する時代のただなかに書かれたという解説を読んで、表面以上に含意があるだろうことは知れた。

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2026/03/15

子どもの頃に、こんな素敵な物語と出会えていたら、わたしの幼少体験はどんなふうに変わっていただろう。 どんなふうに世界を見ることができただろう。 この物語には、貧しいということ、親がいないということ、自分の行動を恥いるということ、勇気を持つということ、感謝をするということ、子ども...

子どもの頃に、こんな素敵な物語と出会えていたら、わたしの幼少体験はどんなふうに変わっていただろう。 どんなふうに世界を見ることができただろう。 この物語には、貧しいということ、親がいないということ、自分の行動を恥いるということ、勇気を持つということ、感謝をするということ、子どもの頃に学ぶべきことがたくさん詰まっている。 そして、大人はどうあるべきか、子どもたちをどう見守るべきかが示されている。 優しくて温かい、まさにクリスマスにぴったりの物語。

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2026/02/23

今回クリスマスの時期に読み始めてクリスマスの数日後に読み終わるという久しぶりに良い読書体験ができて嬉しかった。 禁煙さんの「大事なのは忘れないこと」の強さ。大人になって度々忘れかける子供の心が顔を出す。今すごく友人に会いたい。 友達から友達への愛、生徒から先生への愛、親から子...

今回クリスマスの時期に読み始めてクリスマスの数日後に読み終わるという久しぶりに良い読書体験ができて嬉しかった。 禁煙さんの「大事なのは忘れないこと」の強さ。大人になって度々忘れかける子供の心が顔を出す。今すごく友人に会いたい。 友達から友達への愛、生徒から先生への愛、親から子供への愛、隣人から子供への愛(逆も然り)。ページを捲れば愛しかなくて、その温かさに終盤は結構泣いていた。道理さんと禁煙さんにやられているが、この作品の中の大人たちの優しさが本当に愛しいよ。こうでありたい。

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2026/01/18

「図書室のはこぶね」に出てきたので、何十年ぶりかの再読です。 さすが「八歳から八十歳までの読者」をもつ作者、ケストナー。面白かったし興味深かった。 訳者の池内紀さんの後書きに、リンドグレーンとトラヴァースとケストナーがチューリッヒのレストランでたまたま一緒になり…という部分があ...

「図書室のはこぶね」に出てきたので、何十年ぶりかの再読です。 さすが「八歳から八十歳までの読者」をもつ作者、ケストナー。面白かったし興味深かった。 訳者の池内紀さんの後書きに、リンドグレーンとトラヴァースとケストナーがチューリッヒのレストランでたまたま一緒になり…という部分があり、わ〜!夢のような対談!と思いました。☺

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2026/01/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

宮部みゆきの『ソロモンの偽証』に引用されていて気になったから読んだ。 素朴で優しいお話には大人も感動する。禁煙さんの言葉が印象に残った。 「ぼくはただ、何が大切なことだか、考える時間をもつ人間がもっといてほしいだけなんだ」 「ねがわくは消えてほしくないいまのこの時に、きみたちに要望したい。幼いころを忘れるな!」 子供の頃に一度読んでおきたかった。正直さと勇気が大事だなんてくだらないと思ったかもしれない。でも、子供時代を忘れかけている今となってはマジだよ。

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2026/02/09

街全体が浮き足立つクリスマスの頃、旧知の再会や、幼い絶望や、大人の温かさや、全てを俯瞰するような静かな孤独が描かれる。今まで触れてきたいくつかのクリスマス作品の記憶のなかで、少しだけ異彩を放った気がした。

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2026/01/04

きちんとした児童文学を子供のうちに読んでおくべきだった。そして大人になって再読して政治的背景や作者の思想を汲み取る再読の旅。 わんぱくな男の子たちのわちゃわちゃと素敵な大人たちとクリスマス。頑張って読んでいたつもりが気づくとページを捲る手が止まらず涙を流していた。 次に他の訳...

きちんとした児童文学を子供のうちに読んでおくべきだった。そして大人になって再読して政治的背景や作者の思想を汲み取る再読の旅。 わんぱくな男の子たちのわちゃわちゃと素敵な大人たちとクリスマス。頑張って読んでいたつもりが気づくとページを捲る手が止まらず涙を流していた。 次に他の訳も読んでみたい。

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2026/01/03

この作品は1933年に発表された。まさにナチスが台頭しヒトラーが独裁政権を敷いたその年のドイツで。 描かれているのは5人の少年たちの勇気と冒険。前半は決闘シーンや雪合戦などわんぱくなシーンが多く、血気盛んで正義感と友情に溢れた少年たちの様子か描かれる。 少年たちは普段寄宿舎で過ご...

この作品は1933年に発表された。まさにナチスが台頭しヒトラーが独裁政権を敷いたその年のドイツで。 描かれているのは5人の少年たちの勇気と冒険。前半は決闘シーンや雪合戦などわんぱくなシーンが多く、血気盛んで正義感と友情に溢れた少年たちの様子か描かれる。 少年たちは普段寄宿舎で過ごしているが、クリスマス休暇には家に帰省する。それを親も子もたいそう楽しみにしている。クリスマスはとても大事なイベント。後半はそのクリスマスを巡っての話。わんぱくばかりかと思いきや、繊細で純粋、傷つきながらも気丈に振る舞おうとする少年の様子に心打たれる。 ここに出てくる大人もとても味があって良い。ケストナー自身の考えが濃く投影されているのでは。 早速前書きで惹きつけられた。それは子どもの本の某著者についてケストナーがたいそう立腹していたからだ。 「子どもというものはのべつはしゃいでいて、幸せのあまり、どうしていいのかわからないものだと信じこませようとしている…」 子ども時代のことを忘れてほしくないという。子どもの涙を決して軽んじてはいけないということも。 また、大切なことは勇気と知恵だという。 「知恵のない勇気は暴れ者にすぎないし、勇気のない知恵はたわごとにとどまる!世界の歴史には愚かな連中が怖いもの知らずで、知恵のある者たちが臆病である時代がくり返しめぐってきた。それは歪んだ状態なのだ。」 この作品でケストナーは子どもの生活やひとりひとりの個性、感情を豊かに描いた。 激動の時代に書かれたとは思えない、とてもあたたかく、わくわくせてくれるストーリーだ。そんな時代だからこそ子どもたちに強く伝えたかったのかも知れない。

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2025/12/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

みんな違う性格なのにのびのびしててこれぞ児童文学って感じで良かった…… 先生と生徒、年は違うのに素直に話ができる関係とか、禁煙さんと道理さんの再会に協力したりとか、優しい物語だった!!ウーリが怪我したことには意味があったよと、彼の勇気を認める場面が良かった。最後のマルティンの帰省の話は涙涙だった。幸せってこういうことだよねって。年末に読めてよかったな。

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2025/12/30

タイトルは聞いたことのあった、「クリスマス物語」。 今年はどうしても、クリスマスシーズンにクリスマスの物語を読みたくて手にとった。 ドイツの9年制のギムナジウム(日本でいう小学上級・中学・高校を合わせたような学校)を舞台に、5人の5年生を中心にして物語が進む。 200ページと少...

タイトルは聞いたことのあった、「クリスマス物語」。 今年はどうしても、クリスマスシーズンにクリスマスの物語を読みたくて手にとった。 ドイツの9年制のギムナジウム(日本でいう小学上級・中学・高校を合わせたような学校)を舞台に、5人の5年生を中心にして物語が進む。 200ページと少しの短い物語の中で、彼らは次々と襲いくる事件をどうにかして乗りこえてゆく。 本書は児童文学にカテゴライズされる本だ。だが、物語自体が単純だというわけではない。 著者が子供たちへ向けて、「打たれ強くあれ」と暖かくエールを送るための物語である。 子供の頃に読んだ本にもそんなメッセージがあったような気がして、懐かしい気分になった。

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