まばたき の商品レビュー

穂村弘(著者),酒井駒子

2024/08/27

(2024/8/28返却)
うさこさんの書架で見かけ、作・穂村弘と、絵の美しさに惹かれて借りた本。
私の勝手な解釈。
ページをめくる＝まばたき。まばたきの間に起きたこと。
思いもよらない絵に衝撃。みつあみちゃんの人生も、私の人生もまばたきのように過ぎていくということなのだろうか。

2024/06/05

酒井駒子の絵が完璧。
穂村弘は「文」ではなく「作」。文はないに等しい。が、その数少ない言葉が全てピタッとはまっているのはさすがだな。
絵本でしかできないことをやっていて見事。

2024/05/11

評価は分かれるかもしれませんが、これはすごい仕組みだ!と思った絵本でした。
最初の絵の最低限の一言で、あとの2ページの絵には何も文字がありません。特に、2ページ目の絵は、最初の絵と同じ構図。この2ページ目の絵は3ページ目に映るための重要な一瞬の『間』を生みます。
この『間』を挟んで次のページに移ると、3ページ目には何も書かれていないのに、私には『音』が聞こえ、また、『風』を感じました。
『一瞬』をいくつか体験したあと、最後の「みつあみちゃん」を読むと、ハッとさせられます。
1〜2ページは同じ絵と思いきや、よく見ると、同じ構図だけれど違うところに、絵本のこだわりを感じました。

2024/05/04

「理想的本箱」から。読んでみて、番組で、全ページ紹介されていたことがわかった。大盤振る舞い！そして番組では、女の子の絵だけ、同じ絵が2枚続くと紹介されていたが、なぜだろう。人間は蝶や猫ほど、いきなり機敏に動いたりしないから？だが一方で、人の一生は、まばたきするような一瞬のことなのか。冒頭の蝶から、胡蝶の夢を思ったり。
文字が少ない本だけど、穂村弘と酒井駒子はどのようにこの本を作ったのだろう。
紅茶に砂糖を入れる一瞬が好き。

2024/04/29

吉岡里帆さんの番組で紹介されていました。

かつて
こんなにも美しく
一瞬を見つめた本が
あったでしょうか。

あっ

この一瞬が
永遠のように感じられるから不思議です。
最後のページで驚かされますが
一瞬一瞬を大切にしたくなる本です。

2024/04/28

理想的本箱を観て。
最後の一枚が衝撃的。
人生あっという間、すぐに年をとってしまうから、うかうかしてたらもったいない。人生楽しんでいこうと思えた。

2024/04/28

手にとって　1回目を通読。
2回目は、進んで、戻って、進むを繰り返す。
3回目。あれ？どうなってる？まばたき…だよね。

ちょっと怖い？
ちょっと不思議？

贈り物本になるかしら？と思って手に取りましたが、やめました。この作品は出会うべき人が自然に出会う御本かな…

2024/02/17

再読。「しーん」「カチッ」「はっ」「ちゃぽん」「みつあみちゃん」　言葉はこの五つしかないが、1ページ1ページの酒井駒子さんの絵が瞬きの一瞬を美しく描いている。最後のページをめくった時にドキッとさせられた。人生も何もかもすべてが、「まばたき」する間の一瞬の出来事なのかもしれない。

2023/12/18

すごく素敵な絵。
文字はすくない。
一言。
一瞬のじかん。
瞬間を切り取り、描かれている。
見逃したくない瞬間を。

最後はびっくり！
大事な瞬間ひとつひとつを
大切に過ごしたってことなのかな・・・。
人生あっというまだよってことなのかな。
他の人の見解も聞いてみたい。

2023/04/02

今、その次の瞬間。

最後がなかなか衝撃的でしたが、
時間は一瞬の積み重ねなんだと、改めて気づかせてくれました。