エッセンシャル思考 の商品レビュー

グレッグ・マキューン(著者),高橋璃子(訳者)

2024/11/16

「無駄なものを出来るだけ削ぎ落として自分に必要なものを最優先で磨いていくべきである」という感じの内容。
好奇心旺盛だからこそいろんなものに手を出しすぎてしまうが、そこから一つを選択してそこに全力を注ぐことの必要性を感じた。
また、「断る」という行動をできる人こそ仕事ができる人だという視点は新鮮だった。

2024/11/15

自分にとって一番大事なもの以外はすべてノイズ。
本当に重要なことにイエスと言うには、その他全てにノーと言わなくてはいけない。「何かを選べば、必然的に何かを捨てることになる」。

まだこの境地には行けていないと思う。
ノーと言うのは難しい。

2024/11/10

人生はあまりにも短い。だからこそエッセンシャル思考が重要。自分の人生の本質的な目標を決めるのはタフなことだが、幸せな人生を手に入れるためには不可欠。そのために大多数のノイズや不要なものを見極め、捨てる必要がある。その考え方や技術を惜しみなく提供してくれる本。

なぜかいつも忙しいひとに特におすすめ。「より少なく、より良く」の思考と技術をインストールすることで、自分の人生で優先順位の高いものにきちんと取り組めるはず。

2024/10/30

エッセンシャル思考、改めて言うとミニマリズムと同じように思えた。「今最も重要なことは何か？」それ以外のものは全部いらない。より本質的なことを選択して、より少なくでもより良くし、豊かで意味のある人生にすることがエッセンシャル思考なのです。決して人生に成功するためのものではないことも重要だと思う。

2024/10/22

組織で働く以上、それができれば苦労はしない。といった感想を持った。
自分にとって大切なものだけを皆が取り入れてしまう社会は、自分勝手が横行する社会になるのではないか。誰かがツケを払っているのではないか。
筆者の言う考え方で生きられれるのはとても羨ましく思う。大きく出るには平々凡々な一般市民には難しい。

2024/10/21

改めて読み直したいと思えた良書。きっとどこの会社にもいるであろう、頼れる人ポジション、正しく今の自分だと気付きました。自分の人生、本当に大切な事のためにNOと言える人に私もなりたい！

2024/10/19

これを読んでみえ、ぼんやりと思っていたことを言語化されて、自分の考え方にをより具体的に確立することができた。

2024/10/19

[選択の仕方]
・これをやったら、他の何より重要な成果が得られるだろうか
・考慮する最低限、理想の基準をそれぞれ3つ書き出す。

・人は既に持っているものを、実際よりも高く評価する傾向がある。
→もし持っていなかったとしたら、今からお金を出して買うだろうか

・努力の量を増やしてもいつかまた限界がある。より少なく。しかしよりよく。

・全ての話に耳を傾けない。行間を読む

・授かり効果
→一旦手にしてしまうと失うのが怖い

最善の結果を得るために、こまめに行動を振り返り、小さな編集を重ねる

・人生は短い。悲しむよりも、むしろ喜ぶべき。たくさん冒険できるし限られた時間の使い方を、より一層厳密に選ぼうと思える。
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2024/10/19再読

[感想まとめ]
　この本を読んだきっかけとして、限られた時間をどう過ごしていこうかと悩んでいたことがきっかけだ。つい、人に流されてしまい、楽しくない時間を過ごしてしまうことが多々あった。そんな自分を変えたいと思い、この本を手に取った。
　全体を通して思ったことは、自分の確固たる価値観をもつことが、エッセンシャル思考を体現する上で重要であるということだ。また、自分勝手に生きても人はそんなに困らない。嫌なものはしない、自分の感覚に敏感に生きる、これを今後の人生で大切にしていこうと思った。
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以下読書メモ

・p42：「自分は何が大好きか」「自分は何がいちばん得意か？」「世の中の大きなニーズに貢献できるか」
→自分のことを理解してないと、解答することができない。この前の映画でも言っていたけど、自分の価値観を持った人が、上手く生きられるんだなと思った。
・p83：じっくりと考える余裕、情報を集める時間、遊び心、十分な睡眠、そして何を選ぶかという厳密な基準だ。
→視野が広くないと体現できないと思う。視野狭窄になりがちだけど、ある程度楽観的ではないと、その状況を抜け出せないままに終わる
・p101：語られないことに耳を傾ける
→多数の人の意見に目を向けがちだけど、本当に語りたいことは何かを見抜く能力が必要だと思う。
P148:「やらなくてもいいこと」をきっぱりと捨てなくてはならない。
→やりたいことに目を向けがちだったけど、しないことを決めるのは最初読んだとき、新鮮に感じた。今、実践してみて不必要に感じていることが浮き彫りになってよかった。
P192:逆プロンプトタイピング
→正しいと思って行っていたことはやめるのが難しい。
P228:計画錯誤(プランニング・ファラシー)
→人は小さく見積もってしまうらしい、1.5倍で見積もるとよい。私も心当たりがあるので、実践しようと思った。
p262:「悪い習慣を変えるには、行動自体よりも、それを引き起こすトリガーに着目すべきだ」
→飲み会終わりにアイスを食べることや楽しくない飲み会に行くこと、これはそもそも飲み会にいかなければいい、嫌な人と過ごさなければいいということになる。
トリガーを変えるだけで、自分の時間はがらりと変わる気がする。逆に新しい習慣をつけるにはトリガーをつけるといいという。悪習慣を産み出すトリガーに別の習慣をつけてしまえばもっといい。スポーツ選手がよく試合前にいいパフォーマンスを出すためのルーティーンをつくっているというがこれも同じなのではないか。
p270：古代ギリシャには時間を表す言葉は2つあるいう。「クロノス」と「カイロス」。「クロノス」は単に時間を表す言葉だそうだ。「カイロス」は「今だ」と感じる瞬間だそうだ。（調べてみると、主観の中の時の流れを表すらしい）（「クロノス」は客観的な時の流れ）
p271：「私たちには今しかない」過去のことや未来のことで頭が一杯になり、今に集中ができないことがある。未来は変えることができるが、過去は変えることができないので考えるのはもっと不毛なことである。今に集中するのは、難しいことではあるが、慣れると案外簡単なことかもしれない。
p290：筆者は他の選択肢を捨ててまで、スタンフォード大学に行くことを選んだ。ひとつの道で成功するには、他の取捨選択を選択しなければならない。しかし、人は選びきれず、選ぶことを放棄してしまったり、人に選択させようとする。私がそこで思ったことは、捨てた道を捨てたとしても最悪の事態になることはないのではないか。選んだ道を正解にする人が真に成功するのではないか。

2024/10/16

物や情報の溢れた現代で幸せに生きるための考え方を提示してくれている本です。

シンプルな思考、シンプルに生きる…などという言葉は巷でよく聞かれますが、その『シンプル』とは結局どういうことなのか。
その答えが書かれています。

本書をひとつの考え方として心に留めておくといいと思います。

2024/10/16

★「より少なく、しかしより良く」

1 選択　→ 見極める
2 ノイズ　→ 捨てる
3 トレードオフ　→ しくみ化する

★何に全力を注ぐのかを決める

非エッセンシャル思考:
　大多数の物事が重要だと考える
エッセンシャル思考:
　大多数の物事が不要だと考える

★どの問題を引き受けるか、を選ぶ

・自分自身、という資産を守る
・よく眠る。8時間推奨

突然舞い込んできたチャンスを正しく選択するには

・※自分の元に来たチャンスはどんなものか
・最低限の基準(※自分の場合)
　　1. 金額が現在の年収を上回るか
　　2.一緒に働きたい、尊敬できるメンバーか
　　3.新しいことに挑戦する仕事か
　　(過去を守るための仕事ではないか)

　★「今、何が重要か」にフォーカスする。