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決戦!関ヶ原 の商品レビュー

3.7

44件のお客様レビュー

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2023/07/13

面白かったです!特に吉川永青さんの「笹を噛ませよ」が一番面白かったです。決戦!関ヶ原みたいな何人もの作者が共同して作った本は初めて読んだのでこれもまた面白かったです。決戦!関ヶ原2も続けて読みたいです。【小5】

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2023/03/15

どれもおもしろくて、途中でやめられなかった。 「真紅の米」(冲方丁)が一番おもしろかった。関ヶ原の裏切り者で弱虫のイメージがある小早川秀秋が、武士の世が終わることをわかっていたり、国造りをがんばっていたり、賢い人だという感じで書かれていてすごい。 「笹をかませよ」(吉川永青)、「...

どれもおもしろくて、途中でやめられなかった。 「真紅の米」(冲方丁)が一番おもしろかった。関ヶ原の裏切り者で弱虫のイメージがある小早川秀秋が、武士の世が終わることをわかっていたり、国造りをがんばっていたり、賢い人だという感じで書かれていてすごい。 「笹をかませよ」(吉川永青)、「孤狼なり」(葉室麟)もよかった。(小5)

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2022/10/06

・人を致して 伊東潤 ・笹を噛ませよ 吉川永青 ・有楽斎の城 天野純希 ・無為秀家 上田秀人 ・丸に十文字 矢野隆 ・真紅の米 冲方丁 ・孤狼なり 葉室麟 関ヶ原をテーマに7人の歴史小...

・人を致して 伊東潤 ・笹を噛ませよ 吉川永青 ・有楽斎の城 天野純希 ・無為秀家 上田秀人 ・丸に十文字 矢野隆 ・真紅の米 冲方丁 ・孤狼なり 葉室麟 関ヶ原をテーマに7人の歴史小説作家によるアンソロジー。 決戦!関ヶ原2もあります。 それぞれの作家の色が出ていてどの作品も面白かった。 特に好きなのは有楽斎の城、孤狼なりも気に入りました。 歴史小説に興味があり読んだことのない作者がいる場合はお試しで読んでみるのもおすすめです。 2022/10

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2018/11/05

決戦!関ケ原。 天下分け目の関ケ原の戦いを題材に、7名の作家さんが書いています。 好きな話は織田有楽齋。武人と茶人の狭間で悩んでいた彼が、生き方を決意するまでの話。彼は「へうげもの」の印象が強いです。あちらは、洒落人として生き抜くことを関ケ原時点では決意しているわけですが、こち...

決戦!関ケ原。 天下分け目の関ケ原の戦いを題材に、7名の作家さんが書いています。 好きな話は織田有楽齋。武人と茶人の狭間で悩んでいた彼が、生き方を決意するまでの話。彼は「へうげもの」の印象が強いです。あちらは、洒落人として生き抜くことを関ケ原時点では決意しているわけですが、こちらはまだその境地に達していないですね。その揺れ具合が印象に残りましたね。 島津義弘のもいいですねぇ。これは最後の一文。 『丸に十文字の旗の下に集う侍たちによって徳川幕府が倒されるのは、この戦から二百六十七年後のことである。』が好きですね。 「ドリフターズ」でも似たような意味合いのシーンがあったと思うなぁ。長年の因縁 は興趣が尽きないですね。 漫画の印象に引っ張られ過ぎかな。

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2018/11/04

・義兄秀次の死ほど、秀秋に衝撃を与えた事件は他にない。それは秀秋に、現実を見る賢明さをこの上なく重要視させることとなった。と同時に、現実に起こることは全て人智を超え、混沌として摩訶不思議で、決して先が読めるなどと思ってはいけないことを秀秋に教えた

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2018/02/12

映画の復習に 複数の別の視点から同じ史実について取り上げているのが面白い。 しかし、400年も前のこと、本当の事実はどうだったのかは今となってはわからないけれど。

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2018/01/18

戦国鉄板ネタの関ヶ原を、豪華な作家陣がそれぞれ独自の視点、見解で、戦いのキーマンにフォーカスする。こうやって、読んでいくと関ヶ原の戦いの展開、そこに至るまで、その後、そしてキーマン達に対する既存の固定された見方、評価がガラリと変えられるようで、やはり戦国モノは過去の歴史を扱うから...

戦国鉄板ネタの関ヶ原を、豪華な作家陣がそれぞれ独自の視点、見解で、戦いのキーマンにフォーカスする。こうやって、読んでいくと関ヶ原の戦いの展開、そこに至るまで、その後、そしてキーマン達に対する既存の固定された見方、評価がガラリと変えられるようで、やはり戦国モノは過去の歴史を扱うからこその面白さがあると再認識させられる。

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2017/10/14

関ヶ原を舞台に7人の作家が東軍、西軍、西軍→東軍の人物をそれぞれ描く競作。 それぞれの視点で描いた人物は、 歴史上の評価を裏切る新たなものあり、 淡々と描かれるものあり、烈火の如く熱いものあり、 なかなか楽しめる小説集になりました。

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2017/10/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いろんな歴史上の人の立場から書かれた新しい小説。非常に勉強になりました! 決戦!関ヶ原2もあるようなので読もう。

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2017/08/29

作家七人の方の競作。歴史ものは最近読み始めたばかりなので存じ上げない方も多いですが、さまざまな視点、捉え方で書かれた話を読み比べて面白かった。 石田三成×家康が、伊東潤、葉室麟で描かれていて、どちらが史実なのだろうと思ったり。天野純希の織田有楽斎(織田信長弟)は知らなかったが、茶...

作家七人の方の競作。歴史ものは最近読み始めたばかりなので存じ上げない方も多いですが、さまざまな視点、捉え方で書かれた話を読み比べて面白かった。 石田三成×家康が、伊東潤、葉室麟で描かれていて、どちらが史実なのだろうと思ったり。天野純希の織田有楽斎(織田信長弟)は知らなかったが、茶の湯を軸に描かれていて面白かった。また冲方丁の小早川秀秋は、秀秋の裏切りの経緯が知りたくて一番読みたかったのだが、これまでの弱虫、日和見の秀秋のイメージが覆されて、一番驚きで面白く興味深かった。そのすぐ後の葉室麟の秀秋が従来どおりの醜い裏切り者扱いで家康視点からも描かれていて、秀秋は実際はどんな人物だったのだろう?と思ったり。吉川永青の可児才蔵や矢野隆の島津義弘はすっきり。 どれも読み物として非常に面白かった一方で、史実っていったいどうなの?どこまで史実でどこから創作?と、歴史ものを読み慣れない者としては、少し落ち着かない。歴史家の示す資料に基づく意見なども読んでみたくなった。

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