インターネット的 の商品レビュー
インターネットが生まれ世の中は便利になったが「その便利さでどのような事がしたいのか」ということについて考えたことがなかった。ただインターネットのサービスを受動的に利用するという姿勢になっており、インターネットを工夫して楽しむという感覚を持てていなかった。ただ便利であることや、ただ...
インターネットが生まれ世の中は便利になったが「その便利さでどのような事がしたいのか」ということについて考えたことがなかった。ただインターネットのサービスを受動的に利用するという姿勢になっており、インターネットを工夫して楽しむという感覚を持てていなかった。ただ便利であることや、ただ合理的であることは、大量生産大量消費時代には適していたが、現代には合っていない。これからは消費のクリエイティブについて真剣に向き合っていきたいと感じた。
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『We are lonely but not alone』で紹介されていたので、読んでみた。 1度読んだだけでは理解できなかったので、もう一度読み返している途中。 「インターネット的」とは、「自動車とモータリゼーションのようなもの」と例えられている。 「インターネット的」のキ...
『We are lonely but not alone』で紹介されていたので、読んでみた。 1度読んだだけでは理解できなかったので、もう一度読み返している途中。 「インターネット的」とは、「自動車とモータリゼーションのようなもの」と例えられている。 「インターネット的」のキーワードは、「リンク・フラット・シェア」。 確かに「リンク・フラット・シェア」の世の中になっているな、と思う。 現在は、高度経済成長期以来の工業化社会の枠組みが、だんだんと通用しなくなってきている過渡期だと感じている。むしろ、私が感じているよりも、もっともっとその枠組みは崩壊しているのかもしれない。 そして、そのときに活躍するのは、「リンク・フラット・シェア」の感性を身につけている人なのだと思う。
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これを何年も前に書いたとは思えないと思ったのが最初の感想です。糸井さんの文章はついつい読まさるというか、心地よく読めました。また読みたいと思いました。ネットで何を運ぶか自分なりに考えます。
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子どものころ、糸井重里の「コピーライター」という得体の知れない職業に、なぜTVに出られているんだろうと素朴に疑問に思っていたが、20年も前にこんなことを書いていた糸井氏に震えた。凄すぎる。 役割と役割で、肩書と肩書で取引をしているときには、流れは変わりません。 僕の知っ...
子どものころ、糸井重里の「コピーライター」という得体の知れない職業に、なぜTVに出られているんだろうと素朴に疑問に思っていたが、20年も前にこんなことを書いていた糸井氏に震えた。凄すぎる。 役割と役割で、肩書と肩書で取引をしているときには、流れは変わりません。 僕の知っている寿司屋さんが、役割や肩書以外の自分の「情報」(熱心さや、目利きぶり)を表現したから、リンクがつながったのだと思うのです。 アイデアやヒントがまだ幼いうちに、他社に向けて何とか出してみる。そしてたくさんの相手が、「未完成だけどポテンシャルを感じる」と言ってくれたらしめたものです。自分ひとりじゃできないことでも、その受け手の力に手助けされて、素晴らしい現実を生み出せるかもしれないのですから。 しかし、いままでなかったタイプの新しい市場を創造しなければ、資本の大きなところが強いに決まっているわけです。そうなったら、ぼくらのようなビンボー人の勝つ場所などないと思ったので、ビジネスの説明はさておいて、まるで気休めに思われるでしょうけれど、いくつかの決めごとを考えました。 とにかく、ビンボーでスタートするというのをゲーム化しよう、と。 … この仕組みは、『ほぼ日』を強くしたと思います。 つまり、失礼を顧みずに言えば、鳥越俊太郎さんは、ニュースを知ることに払う「時間コスト」を、三分間に短縮してくれる電気釜の役割を果たしてくれるのだと思います。しかも、網羅的で、散漫な情報ではなく、ひとりの個人の「視点」がそこにはあるから、認めるにしても反論するにしても、知るに値する情報となるのだと思います。この鳥越さんの役割は、誰でもできるものではないということは、言うまでもありません。 大きな変化に突き当たった人々が、いままでの道のりを振り返って「はたしてこれでよかったのだろうか」と、不安になったりします。ぼくにも「こっちの道に来ないほうがよかったかな」と思うようなことは何度かありましたが、それを本気で「選び間違い」だと考えたことはありませんでした。どうも、ぼくは、終わってしまったことについては、失敗も含めて、すべて、「それでよし」と考えてきました。 ポジティブシンキングとか、そういうことではありません。その失敗や不運の向こう側には、案外、もっと行ってみたい場所があったりするものなのですね。そのことを、何となく信じてきたのです。みんなが納得してくれるような右だか左だかを、じょうずに選び続けてきた人も、きっと実際にいるのでしょう。でも、たいていの人は、「やらなきゃよかった」と思うようなことや、「ああ、しまった」というようなことを、いっぱいしてきているはずなのです。 けれども、そういうハズレな場面も、たいていは、(回り道であったり、ハンディキャップになったりしても)そのおかげで見えてくる物事や、そのせいで拾ったいいものを、残してくれます。正しいと思われにくい道を選んでしまった人や、世間の幸福感から逸脱してしまった人や、何かに失敗している人が、そのおかげで強くなったり、別のもっといいチャンスを得たり、ということを、ずいぶん見てきました。 「どっちでもOKなんじゃないの?」 これは、実は、けっこう失敗してきている自分にも、ときどき言ってやっているマジックワードです。 役割は、点滅しているのです。 ぼくも、これを書いている間、何度も「ペットボトル入りのお茶」の消費者になったり、夫になったり、新聞の購読者になったり、野球ファンになったり、いろんな人格を点滅させています。それを、わかろうとしても、無理でしょう? 科学でスカッと整理できると思わずに、わかりあえない者どうしが、どうやって信頼を結んでいけるのかを考えたほうが、これからの社会にあっていると思うのですが。
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先見の明を求めて読んでみたものの、書いてあることはごく普通で、そして、すごく大事なこと。 技術の進歩はすごいけど、果たしてそれを使って君は一体何をするんだね?的な。 自身のアイデンティティを問われる作品でした。
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インターネットという言葉を使わなくなっても、「伝える仕組み」であることは変わりない事を改めて認識できた。本書は、「新しい時代は、答えの見えないことが、もっと価値を持つようになるのではないでしょうか。」AI時代でも変わらないものは何か、示唆に富む話。
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この本と出会ったのは、『パンと日用品の店 わざわざ』の新しいカフェ『問 tou』でのこと。1つの陳列棚、丸々この本だけで大量に。マーカーやメモ書きされた刺さる内容のページが、何ページも良い意味でちぎり取られた状態で、販促として展示されていたんです。本屋以外で販売される本には意図が...
この本と出会ったのは、『パンと日用品の店 わざわざ』の新しいカフェ『問 tou』でのこと。1つの陳列棚、丸々この本だけで大量に。マーカーやメモ書きされた刺さる内容のページが、何ページも良い意味でちぎり取られた状態で、販促として展示されていたんです。本屋以外で販売される本には意図があると感じてしまうもので、つい惹かれて購入してしまいました。 いい本です。個人的には。
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・価値の多様化と表現するのではなく、価値の順位付けが多様化、価値の順位組み替えは個人の自由となったと表現する方が近いと思う ・オペレーションとクリエイティブは違う。道具の性能が上がると、オペレーションの価値は下がる ・にぎわいを自分で創る、祭りを自分で創る発想 ・現代は訳の分かる...
・価値の多様化と表現するのではなく、価値の順位付けが多様化、価値の順位組み替えは個人の自由となったと表現する方が近いと思う ・オペレーションとクリエイティブは違う。道具の性能が上がると、オペレーションの価値は下がる ・にぎわいを自分で創る、祭りを自分で創る発想 ・現代は訳の分かる事に囲まれた社会。答えの分からない事を考える必要がある ・機械化で時間の貯金が可能になった。その時間を当てにして、映画やテレビの情報エンターテイメントが出来た ・自分のやりたい事を探すのが一番難しい。分かったら後は総当たりで行けば失敗はない ・垂れ流せると分かった事で、思ったり考えたりすることの虚しさがなくなった ・経験の総量が足りなければ、欲望は生まれない。欲望の貧困。 ・サラリーマンは奴隷。生涯賃金がある程度決まっていて、階級が上がらないような仕組みが出来ている。 ・生産のクリエイティブがあるならば、消費のクリエイティブもある
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
・インターネット的のキー要素はリンク、フラット、シェア ・only is not lonely ・出し切ること。冷え切ったとこに熱を入れても仕方がない。冷えを追い出すことが熱を入れることより先にあるはず ・正直は最大の戦略 by山岸俊男氏 ・プライオリティの決め方 やりたければやる。選びたいものがあればもっといいものを待つよりもすぐにやる。 ・話すように書く。わかりやすいように。 ・わからないことは言うな ・本当に大事なことは、しかもやりがいがあって難しいのは問題を発見すること。次に面白いのは問題に最初に答えを出すこと ・無意識に感じている不自由を見つける ・休みかたの上手な人になる。消費にどれだけクリエイティブになれるか ・いいと思うものを他と比べないで褒める。 ・企業のホームページが面白くないのは企業が持つ世界観・人間観・幸せ観・商品鑑にかけるからでは ・立候補することは自由になること。数だけの存在から抜け出せること
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著者独特の視点が面白かった。特に印象に残ったことは、自分がいいとおもったことを他と比較しないで誉めることができるかどうかということ。生きている中で、どうしても何かと比較している自分がいて、本当の幸せとは、自分の人生とはなんなんだろう、どこに向かって生きているのだろうと思うことがよ...
著者独特の視点が面白かった。特に印象に残ったことは、自分がいいとおもったことを他と比較しないで誉めることができるかどうかということ。生きている中で、どうしても何かと比較している自分がいて、本当の幸せとは、自分の人生とはなんなんだろう、どこに向かって生きているのだろうと思うことがよくある。その中で、自分がいいと思った価値観を大切にし、何かと比較せずにいいと思えるその視点が大切だということを学んだ。この点は日常生活で意識したいし、自分が今必要としている大切な要素だと感じた。
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