地図とスイッチ の商品レビュー
面白い。 登場人物の多さと関係性の複雑さに、頭が混乱した。 相関図を作って又読み返したい。 どんな環境下に生まれ生きてきても、困難や葛藤や転機は必ずあるんだな、と希望と諦観を感じた。
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少しの選択で人生がどの方向にも変わる。 同じ日に生まれ、少しずつ絡み合う人生を歩んでいても、僕は身を任せるタイプであったり、俺は選んでいるようなタイプ、人によって感じ方は色々あるし、選択も人それぞれになる。 言葉にしたり、態度に出したり、毎日いろいろな選択がある中で、後悔すること...
少しの選択で人生がどの方向にも変わる。 同じ日に生まれ、少しずつ絡み合う人生を歩んでいても、僕は身を任せるタイプであったり、俺は選んでいるようなタイプ、人によって感じ方は色々あるし、選択も人それぞれになる。 言葉にしたり、態度に出したり、毎日いろいろな選択がある中で、後悔することもあるけど、自分の大事にしたいことをしっかり持って選択してこうとおもう!
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昭和47年9月8日。同じ病院で生まれ合わせた2人の赤ちゃんがたどる半生を描くヒューマンドラマ。 * * * * * 「カッコつけぞう」。栄人を揶揄するあだ名として出てくきますが、男は基本的に皆、「カッコつけぞう」であるのではないでしょうか。 本作でも主人公...
昭和47年9月8日。同じ病院で生まれ合わせた2人の赤ちゃんがたどる半生を描くヒューマンドラマ。 * * * * * 「カッコつけぞう」。栄人を揶揄するあだ名として出てくきますが、男は基本的に皆、「カッコつけぞう」であるのではないでしょうか。 本作でも主人公のひとりである拓郎などその最右翼で、「男たるものは」などという格好に拘っています。 ( 栄人同様、読んでいて痛いほど無様に見えます。ちえりと同棲後は取り繕おうとしていますが、格好つけなのに変わりはなくやはり無様なだけでした。) 相野谷にしろ葛西にしろ、自分のスタイルを崩そうとしない「カッコつけぞう」です。ただ格好のつけ方が少しばかりスマートなだけです。 対して女性陣はしたたかです。人生の「地図」を正確に読み、望む方向にぐいぐい駒を進めていきます。みな実にパワフルだし周到でもあります。 そして、そこが作品の肝なのだけれど、4人の格好つけの男たちは、彼女たちの女性パワーに身を委ねることで人生を乗り切るという選択をするのです。 そう、「スイッチ」を押させるのは女性たちなのでした。 朝倉かすみさんが看破した「男と女のラブゲーム」の真理。納得させられるものがありました。
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(2017/2/8読了) 主人公が同い年の2人で、周りの人たちは名前で登場しているけど、主人公たちはそれぞれ一人称だし、回想が度々あり時代も前後していて、その2人が微妙にすれ違い的な感じでしか関わってないこともあって、とても読みにくかった。 人生におけるスイッチがあるということや...
(2017/2/8読了) 主人公が同い年の2人で、周りの人たちは名前で登場しているけど、主人公たちはそれぞれ一人称だし、回想が度々あり時代も前後していて、その2人が微妙にすれ違い的な感じでしか関わってないこともあって、とても読みにくかった。 人生におけるスイッチがあるということや、最終章のほんのちょっとスペシャルな気分とか、発想する朝倉さんは素晴らしいと思ったけど、もうちょっと分かりやすく物語にして欲しかったな。面倒くさくし過ぎた感がある。 人生のスイッチ…人生の岐路での選択肢。私が押したスイッチは間違いなかったかな? (内容) スイッチ押せばほんのちょっとの奇跡が起きる。昭和47年9月8日。同じ日、同じ病院で生まれたふたりの赤ちゃんがたどる40年―名手が紡ぐ「ぼく」と「おれ」の物語。 (目次) 第一章 新橋、すすきの 第二章 タコイカ・タコイカ、ビッグロブ 第三章 潮時 第四章 宇宙船、風船 最終章 ほんのちょっとスペシャル
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※このレビューにはネタバレを含みます
同じ病院で同じ日に生まれたけれど、 それぞれが辿った人生は全く違う、二人の男。 栄人は親戚が経営する病院の跡継ぎというお守りに安心して 就職するもすぐに退社し、フリーターとして40歳まで生きてきた。 そんな彼を見捨てないでくれる、腐れ縁のこずえちゃんの存在。 拓郎は、若くして結婚するも、若気の至りゆえか離婚。 うんと年下のちえりとの再婚、生まれてくる子供。 栄人の同級生で、今はインテリアショップの経営者である相野谷。 ちえりの働くインテリアショップの社長の、相野谷さん。 意外なところで、二人はつながっている。 悟りの境地だけど、人生に正解はないんだな、と。 いろんな人がいて、いろんな人生があって 多分それに否定的になる人もいるだろうけれど 実際に私も栄人って鼻持ちならない奴とか思ったけど それで、いいんだな、と。 こずえちゃんもちえりも、 女は強い。
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同じ日同じ病院で産まれた二人の男性。 スイッチを押して道を選択し作り出す地図。 知らずに時折わずかに繋がりながら。 ってテーマは面白いけど 淡々とした日常で登場人物に魅力がなく共感できず。 【図書館・初読・1月12日読了】
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「…それはうらやましいなあ」 ー仁村 どのスイッチをいつ押すか… その選択肢で後悔しないようにしないと
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※このレビューにはネタバレを含みます
昭和47年9月8日。 同じ日、札幌の同じ病院で生まれたふたりの赤ちゃん―― 「ぼく」蒲生栄人と「おれ」仁村拓郎。 進学、就職、結婚、離婚etc.…… 毎日毎日、無数にあるスイッチの中からひとつを選んで押して、選択を繰り返したふたりの男は、どんな道筋でそれぞれの人生の「地図」を描いてきたのか――。 40歳の「ぼく」と「おれ」の物語。 「スイッチは無数にあるんだよ。問題はどれを押すかってこと、ちがう?」 (アマゾンより引用) お話自体は面白かったけど、この2人のそれぞれの奥さんが嫌い(笑)
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カッコつけぞう蒲生栄人、 在来線運転士「おれ」「たっくん」仁村拓郎 うー。 図太い女が気持ち悪い。 男は諦めと優しさで出来ている? 我儘なあたしは感謝の気持ちで読んだ。
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ありきたりな人生を描いた物語。どこかでつながっている。どこかで過去を思い描いている。そして未来を見ている。今を生きている。リアルな人生。
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