Ai 愛なんて大っ嫌い の商品レビュー
驚くほど「憎い」「ぶっ殺す」を連呼する。華やかな世界で活躍する富永さんからは想像できない、黒い感情を正直にぶつけた本。特殊な環境の家庭で生まれ育ち、憎しみを原動力にスーパーモデルへの道を駆け上がる勢いに、ページを繰る手が止まらない。途中何度も、これは本当にスーパーモデルの自伝なの...
驚くほど「憎い」「ぶっ殺す」を連呼する。華やかな世界で活躍する富永さんからは想像できない、黒い感情を正直にぶつけた本。特殊な環境の家庭で生まれ育ち、憎しみを原動力にスーパーモデルへの道を駆け上がる勢いに、ページを繰る手が止まらない。途中何度も、これは本当にスーパーモデルの自伝なのか?と自問するほど内容が尖っていた。富永さんが母になり、様々な人生経験を積んで立派な大人になっても、父への思いは変わらずあの頃の小さな娘の状態のまま時間が止まっていることが衝撃だった。地位も名誉も手に入れ、最愛の息子を持った富永さんでも、ずっと会えなかった父からの愛に飢えていた。強そうに見えるけれど、私たちと同じ人間なのだと再認識した。川沿いに並んで腰をかけ、「お父さん」と呼んだ時の富永さんの思いを想像したら泣いてしまった。 以下、本書より抜粋。 「人間はすべてを生きる力に変えられる。悲しみも苦しみも、喉の奥が張り裂けて、血を吐くような孤独も、人間と言うのは全て力に変えられる。今私はそれを確信する。」 「もし私が貧しさを知らなかったら、寂しさを知らなかったら、父のいない悲しみを知らなかったら、私のそばにいる人々の苦しみにも、悲しみにも全く気がつかない。ただのマネキンでいただろう。」
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私の知った時点ではもうスーパーモデルで、まさか怒りや復讐心だとは思ってもなかった。 華やかな世界の人も裏には影がたくさんあるというのがわかってはいたけど、改めて突きつけられた感じ。 辛くて苦しい環境に身を置いたからこそ、その気持ちをわかる人間になれる、その通りだなあ
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元々大好きだった冨永愛さんだけど、この本を読んでさらに見え方が変わった。 なんて強い人なんだろう。 自分にはハングリー精神が全然足りてないなぁ〜と実感。頑張ろうとやる気に、元気に、でも大切なものは見失わないで。と思える一冊。
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家庭や、自身のコンプレックスに負けず強く生きている彼女の織りなす言葉の深さに泣いてしまった テレビなどで見たことしかなかったキレイなモデルさんにこんな人生があったなんて。知れてよかった。すごく好きになった
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大好きな冨永愛さんの本、Kindle unlimitedにでていたので 文庫本ではもうなかなか流通してないんだよな... これまであまり知ることのなかった、若い頃の愛さんの激しい部分が書かれていて なるほどな、というか一面を覗かせてもらった感じ テレビや動画での愛さんの言葉は...
大好きな冨永愛さんの本、Kindle unlimitedにでていたので 文庫本ではもうなかなか流通してないんだよな... これまであまり知ることのなかった、若い頃の愛さんの激しい部分が書かれていて なるほどな、というか一面を覗かせてもらった感じ テレビや動画での愛さんの言葉はとても優しく包容力のあるものだけど、それらは想像もできないような経験が基になってるんだな〜って 当たり前のように「世界を回ってショーに出るのを10年繰り返した」って書かれてたけど、これだって誰でもできることじゃないんだよね、と思う どれだけの努力をされたんだろう、とも
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スーパーモデルの冨永愛が32歳の頃(2014年くらい)の自伝。人生の大きな舵を切った冨永愛さんの決意の背景を描いている。つまりコレクションモデルを引退し長男との生活重視に舵を切った富永愛さんは何を考えていたのか、なぜそう考えていたのか、具体的なエピソードを中心に書き下ろしている。...
スーパーモデルの冨永愛が32歳の頃(2014年くらい)の自伝。人生の大きな舵を切った冨永愛さんの決意の背景を描いている。つまりコレクションモデルを引退し長男との生活重視に舵を切った富永愛さんは何を考えていたのか、なぜそう考えていたのか、具体的なエピソードを中心に書き下ろしている。これを読むことで冨永愛さんがどんな生き方をしてきたのか少しだけ知ることができる。 なお、この本のキーメッセージは、終章にある「道とは、わたしたちの後ろにできるもの。」という言葉に代表されていると思う。この本では冨永愛さんの生き方を、怒りや憎しみや復讐といった軸でまとめているが、おそらく富永愛さん自身は、そういう生き方をしてきた自分を今では愛している。「Ai 愛なんて 大っ嫌い」というタイトルは、LOVEも、自分自身も、大っ嫌いだった自分のことであり、しかしそれを含めて自分だと認める本だった。 富永愛さんの力強さ、鋭さ、能動性を知ることができる本であり、しかし同時に自分自身を認めるという愛についても語った本だと思う。とても勇気づけられる。
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あの成功の原動力がマイナスの力だとしたら、物凄い熱量の負の感情だ。 ファッション業界を俯瞰してみることのできる冷静さや、息子ともがきながら向き合う姿。 本自体は、すぐに読めるくらいのボリュームなのに、ものすごく疲れた。 すごい人だ。
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表紙の写真。 すごい怖い。 ファッション業界に感じる違和感とかも、至極真っ当。 真っ直ぐで一所懸命な女性であって、真摯に生きているんだな、と感じた。 9歳の息子さんと、毎朝5時半から坂道ダッシュとシャワーとか、方法論が無茶な気はしたが、方法論の良し悪し以上に気持ちが大事で、それ...
表紙の写真。 すごい怖い。 ファッション業界に感じる違和感とかも、至極真っ当。 真っ直ぐで一所懸命な女性であって、真摯に生きているんだな、と感じた。 9歳の息子さんと、毎朝5時半から坂道ダッシュとシャワーとか、方法論が無茶な気はしたが、方法論の良し悪し以上に気持ちが大事で、それが奏功することもあるのかな、とは思う。 面白かった。 モデルやファッション・服飾業界に憧れている人には、受け入れ難い内容ではないだろうか。
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初耳学内のパリコレ学で愛さんの言葉がとてもよかったため、著書を読めばその源泉がわかるのかなと。 周りに対するくそったれ!みたいな感情をヒシヒシ感じた。 初めて海外のコレクションでいくつもオーディションに通ったりと、ホントとんとん拍子に思えた。悔しい思いをして、努力したことも書い...
初耳学内のパリコレ学で愛さんの言葉がとてもよかったため、著書を読めばその源泉がわかるのかなと。 周りに対するくそったれ!みたいな感情をヒシヒシ感じた。 初めて海外のコレクションでいくつもオーディションに通ったりと、ホントとんとん拍子に思えた。悔しい思いをして、努力したことも書いて欲しいかったな。
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初めて彼女を生で見た時、美しさに息をのんだ。タレントモデルたちとは格の違う雰囲気をまとっていて、別世界から来た人のようだった。 それでも彼女を作った過程にあるものはすごくブラックで驚いた。復讐、嫉妬、権力、恨み、そういうもので溢れていて(少なくともこの本から読み取るには)少しシ...
初めて彼女を生で見た時、美しさに息をのんだ。タレントモデルたちとは格の違う雰囲気をまとっていて、別世界から来た人のようだった。 それでも彼女を作った過程にあるものはすごくブラックで驚いた。復讐、嫉妬、権力、恨み、そういうもので溢れていて(少なくともこの本から読み取るには)少しショックだった。 もっと違う視点で書いてくれたら面白いのにと思う、正直。
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