1,800円以上の注文で送料無料

「本が売れない」というけれど の商品レビュー

4.1

33件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    15

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2016/06/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本を読むためには、色々な入手方法が出来るようになった近年。リアル書店が、閉店しているのも事実ではある。AmazonなどのネットやBOOK・OFFなどの古本屋、図書館を利用する人だっている。私自身も、この全てをうまく利用して、本を入手している。だけど、一番は、やっぱりリアル書店で購入するのが、一番好きかな?と思うのである。リアル書店、ガンバレ!

Posted byブクログ

2016/06/10

永江さんの本は以前にも読んだんですけれども…確か「不良のための読書術」とかいう本なんですけれども…あちらが主に読書に関して綴られてあったのに対し、この本はアレですねぇ…出版業界の内情とかね、まあ、氏も以前は本屋にお勤めされていたみたいですし、そう考えると説得力あるかもしれません!...

永江さんの本は以前にも読んだんですけれども…確か「不良のための読書術」とかいう本なんですけれども…あちらが主に読書に関して綴られてあったのに対し、この本はアレですねぇ…出版業界の内情とかね、まあ、氏も以前は本屋にお勤めされていたみたいですし、そう考えると説得力あるかもしれません! つまりは「本は今も昔も読まれている」と…出版不況だからといって昔から読んでいた人が突然に読書を止める、なんてなことは無いんですなぁ…社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー まあ、個人的には出版社の内情とか出版されるまでの経路というのか、どういう経路をたどって出版まで漕ぎ付くのか、というところが知れて良かったですけれどもねぇ…。 僕も氏同様にキンドルとかいうのに手を出す日が来るんでしょうか…うまくその時代に対応できればよいのだけれども…さようなら。 ヽ(・ω・)/ズコー

Posted byブクログ

2016/03/06

昨今の出版不況についてのあれこれ。 著者は一貫して「金太郎飴的書店」にいい印象がないみたいでしたけど、何かに特化した書店は金太郎飴書店があるからこそ輝くんだよねえと思うとなんとも。そういう住み分けができれば理想ですよね。 街の本屋さん、にとっては難しい話になるんですけど。 こうい...

昨今の出版不況についてのあれこれ。 著者は一貫して「金太郎飴的書店」にいい印象がないみたいでしたけど、何かに特化した書店は金太郎飴書店があるからこそ輝くんだよねえと思うとなんとも。そういう住み分けができれば理想ですよね。 街の本屋さん、にとっては難しい話になるんですけど。 こういった本を読むたび、再販制度や取次のあり方について取り上げられてますよね。いい面もあれば悪い面もある。 この先出版業界が生き残るためには変わらなきゃいけない事が沢山あって、もう今では通用しない「これまでの在り方」にどうやってメスを入れていくのか、難しい問題なのだろうなと思います。 リアル書店もアマゾンも図書館も使う身としては、偉そうな事言えないですけども。

Posted byブクログ

2016/01/27

この数十年、日本のあちこちで、映画館、個人商店、本屋などが消えて、増えたのはドラッグストア、ファストフード店、コンビニのような気がします。2001年、2万1千店あった本屋は2014年は1万4千店以下になってるそうです。街の本屋の黄金時代は1970年代の10年ぐらいでしょうか・・・...

この数十年、日本のあちこちで、映画館、個人商店、本屋などが消えて、増えたのはドラッグストア、ファストフード店、コンビニのような気がします。2001年、2万1千店あった本屋は2014年は1万4千店以下になってるそうです。街の本屋の黄金時代は1970年代の10年ぐらいでしょうか・・・。1970半ばにはセブンイレブンが登場して雑誌の販売を。1980年代、郊外型書店(レンタル複合店)の出現。1990年にブックオフ、2000年には地引網のようなメガストアとアマゾンの日本上陸。2010年、辞書や地図は電子の時代に。

Posted byブクログ

2015/08/16

2014年発行です。書店業界の状況を分かりやすくまとめてあります。 もっと、生々しい話しがあるんでしょうけど、かなり参考になります。 マージンの話しは、これからはどこの業界も考えさせられる。

Posted byブクログ

2015/07/15

読書ばなれはほんとうか。という疑問に多角的な視点で答えていて、説得力がある。 ・本屋大賞が書店に出版社の営業マンを呼び戻した ・街の書店は2014年で14000店弱、12年間で3割減少。 ・日頃利用しないのに閉店を惜しむ人びと ・読書が書店を選ぶ基準→品揃えが大、配本問題点 ・本...

読書ばなれはほんとうか。という疑問に多角的な視点で答えていて、説得力がある。 ・本屋大賞が書店に出版社の営業マンを呼び戻した ・街の書店は2014年で14000店弱、12年間で3割減少。 ・日頃利用しないのに閉店を惜しむ人びと ・読書が書店を選ぶ基準→品揃えが大、配本問題点 ・本が無限にあると思わせる場所、Amazon ・同じ売上で出版点数倍増、手間ひま2倍 ・雑誌(コミック含)売上:2013年 7851億円、1996年のピークの6割弱 ・書籍発行点数:2012年 7.8万冊(10年で倍) ・出版不況は雑誌不況 ・ブックオフ登場、所有から体験・消費 ・借りることが快適に、図書館は2013年で3248、13年で600増加 ・価格決定権のある洋書の輸入で伸びた紀伊国屋 ・価格決定権のある出版社の罪 ・本屋の粗利は約22%、約40%が返品(無料) ・返品されるなら…と初版部数が減少。初版1万部は滅多にない。 →少部数の印刷代低下、最初に3千部、少しずつ増刷。 →配本されない本屋多数。 ・倒産リスクと開店の保証金等ハードルの高さ ・1500円の単行本1冊売る方が、コミック3冊売るよりコスト少。 ・何冊売ってもマージン同じで良いのか? ・本だけに頼らない、文具もコーヒーも売る ・エピローグ 物事は「ああすればこうなる」ほど単純ではない。 ・出版不況の原因まとめ  1、バブルの崩壊と日本経済の長期不況  2、郊外化と商店街の衰退  3、高齢化と人口構成の変化  4、ブックオフ、アマゾン、マーケットプレイス、図書館  5、メディアとのかかわり方の変化 ・何から変えるべきか  流通の改善、利益が35%を越えれば書店経営はかなり改善  書店は、仕入れて売る、商売の基本能力の向上 →取り次ぎから配本される本を並べるだけでは… ・今ある本だけが本ではない。環境が変化→本も変化

Posted byブクログ

2015/06/30

【雑誌減】 本が売れないというけれども単行本、新書、文庫本はそれほど減ってはいません。 雑誌が大幅に減っています。 雑誌とインターネットを比較した場合、情報のスピードではインターネット、情報量もインターネット、情報の信頼性だけが雑誌の方がやや優れているかな?という程度です。 ...

【雑誌減】 本が売れないというけれども単行本、新書、文庫本はそれほど減ってはいません。 雑誌が大幅に減っています。 雑誌とインターネットを比較した場合、情報のスピードではインターネット、情報量もインターネット、情報の信頼性だけが雑誌の方がやや優れているかな?という程度です。 インターネットがここまで充実してくると、雑誌を買う理由が残念ながら見つかりません。 スピード感はありませんが、単行本や新書は著者が何回も推敲し練りに練って文章を創造しているため、情報の信頼性、クオリティーもインターネットとは比べものになりません。 十分に購入する価値があります。 また、書籍には紙の本、電子書籍がありますが、それぞれ一長一短はあります。しかし、クオリティーは同等です。 わたしは紙派です。(←しらんがな)

Posted byブクログ

2015/06/25

 出版業の変化、書店の変化、消費者の変化から現代の出版不況を考えた新書。  出版不況とよく言われますが、そのあおりをもろに くらっているのが雑誌だそうで、今の出版不況も雑誌の 売上の大幅な落ち込みが大きいそうです。 (そういえば最近でも週刊アスキーの休刊が話題になりました) ...

 出版業の変化、書店の変化、消費者の変化から現代の出版不況を考えた新書。  出版不況とよく言われますが、そのあおりをもろに くらっているのが雑誌だそうで、今の出版不況も雑誌の 売上の大幅な落ち込みが大きいそうです。 (そういえば最近でも週刊アスキーの休刊が話題になりました)  僕自身、雑誌は図書館で読むことはありますが、買う という経験はほとんどありません。 雑誌は文字通り色々な記事や情報を載せていて、そうした 情報を得ることが難しかった時代には売れたのだと思 いますが、現代ではインターネット等でそうした情報を 早くしかも無料で見れる機会が多いので、雑誌の売り上げが 減ることは仕方ないのかな、という気はします。  では、読書離れ、活字離れについてはどう考えるか?  著者が指摘するのは「新刊の本が売れていないので はないか」ということです。  それと関連して著者が指摘するのは90年代から 商売を始めたブックオフの急成長や図書館の貸し出し 冊数の増加。 本当に活字離れが起きているなら古書店のブックオフの 急成長や貸し出し冊数の増加が説明できない、という 論理です。  この説明がものすごく自分の読書の仕方にあっていました。 僕自身、本を買う時ブックオフで安く売られている可能性や 図書館で借りてもいいんじゃないか、という選択肢を 常に考えつつ、それでも「今読みたいか」 「買って読みたいか」を軸に本を買うか決めています。 そのため結果として本屋で買わず、ブックオフで買ったり 図書館で借りたりということも多いです。 (というか、家にある本のほとんどがブックオフですが)  こういう選択肢で本を買うか選んでいる人は決して 少なくないのではないかと思います。  町の中小規模の本屋の現状についても触れられています。  僕がよく行くのは駅前にあるショッピングモール内の 大型書店です。そこは約一年前にできたのですが、休日は とてもにぎわっていてレジまで長蛇の列ができている こともあります。 僕はそれまではいわゆる中小規模の本屋を利用 していましたが品揃えがいいのと、駅前で他の用事 も済ませられるということで、自然と利用頻度が移って いったという印象です。  町の本屋が消えた理由として著者は町の本屋の利便性 そして品揃えの悪さを挙げます。そりゃ同じ本屋に行く なら品揃えがよく、他の用事も済ませられるところに 行く方が効率がいいですしね。  また僕がよく行く本屋は、そこで本を買うとそこの ショッピングモールのポイントがつきます。 こうなるとやはり町の本屋は勝てないよな、と正直 思ってしまいます。  電子書籍の章についてもう少し読みたかったかな、と 少し思いましたが、全体的になるほど、と思えるところが多く、 本好き、本屋好きなら読んでも損はないと思います。

Posted byブクログ

2015/06/24

書店業界の現状が分かりやすい。新刊売上の低下=読書離れ、ってわけではないんやね。これ、意外に勘違いしやすい。

Posted byブクログ

2015/05/12

一言で本が売れないと言っても、その要因は様々。 これからどういう形で本や本屋が残っていくのか。 なくならないけれど、なくならないなりにどう変わっていくべきか、 ヒントはたくさんある。 まあ私が本を買わないのは、お金とスペースがないからと、 興味のある範囲が雑多なせいだな。

Posted byブクログ