ファシリテーションの教科書 の商品レビュー
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7 腹落ちとは。目的と理由を深く理解し、具体的なあるべき姿を自ら描き、ワクワク感や当事者意識を持てるレベルまで納得すると言うこと。 20「仕込み」とは。 自分の考えている結論に向けて仕込むのではなく、「その場で議論する目的を達成するために、考え、議論すべきこと」を考え、そこに参加者の思考を誘導する。 39 ビジネスにおける賛成反対の理由にはいろいろなものがあるが、 -やるべきか、 -やりたいか、 -できるか、 -わかっているか、 をチェックリストとして考えると賛否の理由を幅広く洗い出せる 127発言を引き出す具体的な言葉の例
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ファシリテーションに苦手意識があり、個人的なGWの課題図書とした。ファシリテーション技術を「仕込み」と「さばき」に分解して丁寧に説明してあり分かりやすかった。一読して一定の理解はできたものの、定期的に読み返して実践度をチェックしていきたい。
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ファシリテーションについて理路整然と整理、解説した本。体系立てて学びたい方にはとても良い。実際コンサルティングの中でも伴走支援的な関わりのときには実践していることも多く、改めて自分の仕事の流れを確認できた。 ある程度実践経験のある人が読めば抜け漏れチェック的に活用しやすいと思う...
ファシリテーションについて理路整然と整理、解説した本。体系立てて学びたい方にはとても良い。実際コンサルティングの中でも伴走支援的な関わりのときには実践していることも多く、改めて自分の仕事の流れを確認できた。 ある程度実践経験のある人が読めば抜け漏れチェック的に活用しやすいと思う一方で、この本を勉強したらすぐに実践できるかというと難しいとは思うが、それでも特に「仕込み」部分はよく整理されており、プレシンキングの練習の教科書としては素晴らしいと感じる。
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コンサルティングファームで経験を積んだベテランが一生懸命詳しく書いた本、という印象。内容は至極真っ当だし、為になることも多いですが、いかんせん情報量が多すぎる。 章の中でも細かく項が分かれていて、一つ一つの項にびっしりと文字が書かれているので、各項がとういう構造になっているのか...
コンサルティングファームで経験を積んだベテランが一生懸命詳しく書いた本、という印象。内容は至極真っ当だし、為になることも多いですが、いかんせん情報量が多すぎる。 章の中でも細かく項が分かれていて、一つ一つの項にびっしりと文字が書かれているので、各項がとういう構造になっているのか頭に入ってこない。編集の問題もある。この本が違和感なく読める人はなかなか忍耐力があるなぁと思います。 とはいえ、基本的には良書です。特に、冒頭のbadエピソードがいいですね。誰しもが一度は経験、ないしは目にしたことがあるシーンだと思います。惜しいのが、badに対するgood例がない点。bad例に対して、今の半分くらいの分量でメリハリついた簡潔な説明を入れて、good例で締めるとよかったのだろうなと思います。各トピックの最後についている纏めはハイレベルすぎて上滑りする印象。 --- 腹落ちとは、目的と理由を深く理解し、具体的にあるべき姿を自ら描き、ワクワク感や当事者意識「持てるレベルまで納得すること 合意形成のステップとして、 ・何の話をなぜここでするのか? ・なぜそのアクションをとるのか ・どのアクションを選択するのか ・誰が、いつ、どうやってやるのか? 参加者の状況を把握するためには、 ・ファクトを用意する ・参加者の意見や態度を予測する 賛否が出た際には ・どこに賛成・反対しているのか ・なぜなのか やるべきではない?やりたくない?できない?よく分かってない? ・その人の境遇や背景を慮る ・参加者相互の関係性を考える。現場の意見はどうか?マネジメントの意見はどうか? 論点は発言されないことが多い(発言者自身が意識していない)。かつ、複数の論点が混じっていることも多い 論点は、広げる、絞る、深める ・フレームワークを活用して広げる ・議論すべき論点、すべきでない論点がある。到達点に至る上で合意が必要?主張に対立がある?その場の参加者で結論出せる?全てYESのときに議論する ・論点をさらに因数分解して深く切り込む 問題解決のステップ What, Where, Why, How ・何が問題なのか? ・どこに問題があるのか? ・なぜそうなのか? ・どうすれば良いのか? ・人材が確保できないことが問題?人が辞めること自体が問題? ・どんな人が、どの時期に、どの部署で辞めてる? ・なぜ辞める?指導がきつい?仕事が多い? ・給料を上げる、話を聞く、評価制度を変える 場の目的共有 ・何を決めるのか? ・誰がどうやって決めるのか?必要な情報は揃っているか? ・参加者は何を期待されているか? 原因広く洗い出すためには、 状況の映像化。問題が起こったシーンをイメージして、問題を言語化する あえて逆を考える。逆にどういった状態になれば問題が生じないのか? 案の評価結果は、ゴールではなく、議論の出発点。評価基準の重み付けや、課題の重要性・緊急性、など勘案して決める必要がある 意見が出たときは、 ・何について?どの論点? ・何だと言ってる? ・なぜそうだと言ってる? ・何のためにその発言をしている? 集団の進化ステップ:烏合の衆→対立→団結→変革
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ファシリテーションの技術や考え方が網羅されている。「仕込み」と「さばき」という技術を実践しながら身につけたいと思いました。
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ファシリテーション技術の向上を上司に促されたため、購入。ファシリーテーションするための、会議前の仕込みと、会議中の発言さばきの技術を紹介している。仕込みとは、議論の内容を事前に把握するため、論点の切り口を整理しておくこと。今まで、会議では参加してから資料に目を通すことが多かったの...
ファシリテーション技術の向上を上司に促されたため、購入。ファシリーテーションするための、会議前の仕込みと、会議中の発言さばきの技術を紹介している。仕込みとは、議論の内容を事前に把握するため、論点の切り口を整理しておくこと。今まで、会議では参加してから資料に目を通すことが多かったので、事前の内容把握は目から鱗だった。今後の会議では事前に論点を把握した上で参加しようと思った。
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ファシリテーターにとって必要な考えた方、スキルがまとめられています。 最終的な目的を考えると、やっぱりサポーターやリーダー、カウンセラーなどのまとめ役は孤独だと感じました。 それでも、目的や集団のため。 それがかっこいい。
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・合意形成を進める技術 1.仕込みー「事前に十分な準備をし、本来あるべき議論の姿をイメージしておく。そして、その場で出てくる発言を適切に位置づける地図を頭の中に持っておく」 2.さばきー「『意見を引きだす』『話を聴き、理解する』『話を導く』『話をまとめる』という基本的なステップを押さえ、それぞれのステップで何を考え、どのように反応・」対応すべきかを知ること」 ・仕込みについて 以下の3つを行う 1.議論の「出発点」と「到達点」を明確にする 2.参加者の状況を把握する 3.議論すべき論点を広く洗い出し、絞り、深める ◇メモ ・議論の参加者が何を知っていて、何を知らないのか? ⇒適切な議論をするため、メンバーの認識レベルを揃える ・その議論に対して、どのような意見・考えを持っているか? (編集途中)
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ファシリテーションについては、もうこの一冊で十分ではないか。他の本で言われていることが、すでに本書で書かれていたというパターンが多かった。
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合意を得るだけでなくコミットメントを引き出すところまで視野に入れていたところが共感できた。判断基準の違いは、社会で多様な人と関わる中でよくあることだが、あるべき姿に立ち返ることで、優先順位をつけて議論できると感じた。
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