「課長」から始める社内政治の教科書 の商品レビュー
あれ? 「教科書」ってタイトルだけど、あまりに教科書すぎないか、と思いつつ読み進めていったら、終盤の第6・7章に生々しくも、面白い話がたくさん詰まっていた。 "独裁政権"(中小企業にありがち)の考え方やリクルート時代に雑誌に掲載したという女性共同創業者の顛末は...
あれ? 「教科書」ってタイトルだけど、あまりに教科書すぎないか、と思いつつ読み進めていったら、終盤の第6・7章に生々しくも、面白い話がたくさん詰まっていた。 "独裁政権"(中小企業にありがち)の考え方やリクルート時代に雑誌に掲載したという女性共同創業者の顛末は特に興味深い。この2章だけでも読む価値あり。
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課長からではなく、入社4~5年目くらいから知っていてよい内容だと思った。通勤中に読んでいて、後半部分の事例を読んで夢中になったばかりに、乗り過ごすくらい、興味深い内容だった。足の引っ張り合いやだましあい、派閥争いとは無縁のところで働きたいと思うものの、サラリーマンがそれを避けるの...
課長からではなく、入社4~5年目くらいから知っていてよい内容だと思った。通勤中に読んでいて、後半部分の事例を読んで夢中になったばかりに、乗り過ごすくらい、興味深い内容だった。足の引っ張り合いやだましあい、派閥争いとは無縁のところで働きたいと思うものの、サラリーマンがそれを避けるのは大なり小なり難しいのだろう。しかし、今の会社にいろいろ不満あるものの、ここに挙げられているほどの恐ろしさはないので安心した。
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社内政治の教科書を読んでみた: Meet Up 大阪 @ blog http://meetuposaka.seesaa.net/article/415221459.html
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「社内政治の教科書」高城幸司 社内政治のノウハウ本。 僕の中にも、社内政治なんてくだらない、結果を出せば問題ない、という感覚があります。 でも社会人ウン年やって、仕事する上で組織内での人間関係がものを言うことはつくづく痛感しているので、タイトルに興味を覚えて手に取ってみました。...
「社内政治の教科書」高城幸司 社内政治のノウハウ本。 僕の中にも、社内政治なんてくだらない、結果を出せば問題ない、という感覚があります。 でも社会人ウン年やって、仕事する上で組織内での人間関係がものを言うことはつくづく痛感しているので、タイトルに興味を覚えて手に取ってみました。 嫌いだ、苦手だと感じることほどよく知る努力をしなければいけない。たとえそれに迎合しなくとも、よりよく対処する方法を知ることで、全体の労力量が減らせるようになるから。 サクッと読みやすかったです。(3) ----- @全体として、[社内(組織内)政治]に関する本 @[管理職の末端である課長がなすべき社内政治の作法]について、[自身の経験とコンサルティング経験から]詳しく述べている @[構成](前提)社内政治は善悪ではなく「現実」である→(各論)喋りすぎない。情報をいち早く掴む。組織構成と権力の在処を把握する。部下を掌握する。上に取り入りすぎない。派閥は否定せず中立。→負ける政治はしない。自分の生き方を犠牲にしない。 ----- 以下メモ ”政治力とは、影響力を用いて人を動かす力。しかも、可能なかぎり、相手に自発的に動いてもらう必要がある。 ”派手な立ち回りをして相手を言い負かすのは、政治的な未熟さをさらしているだけ ”おしゃべりは、それだけ相手に反論する材料を与えてしまう 社会人もみんなバカではないから、これらの程度の感覚は持ち合わせていて、それでもなお政治力を発揮できるかどうかの鍵は何か? "社内の公式発表ではじめて知る情報が多いのは、情報感度が低い証拠。 …情報格差を利用して、相手にとって価値の高い情報を提供し、キーパーソンから自分にとっての価値の高い1次情報を見返りにもらう →いかに自分しか知り得ない情報を持っているかが重要。 "組織を動かしているのは権力。社内全体の組織構成を把握し、パワー・バランスを把握する。パワーの指標は 1.人事権 2.予算 3.人員数 "べき論は無力。リアリストに徹する。 上よりも下を見る "経営の論理と労働の論理は必ずしも一致しない。経営は全体最適を目指し、現場は部分最適を目指す。 お酒の席は大事な話をするには向いていない "会社ではすべての構成員が相互依存関係にある。そして、より多くを依存している方が、力関係では弱い立場に立つ。 人に対する好き嫌いを捨てる。クライアントだと捉える。欠点のない上司はいない。 嘘でもいいから、本人がいない場所で、とにかく褒める ”どうしたらいいでしょうか?と相談ををもちかけ、判断を丸投げするのは、自ら半人前だと言っているようなもの 2階級上の上司を味方につける 偶然の必然をつくりだす …喫煙所のコミュニケーション 横の連携をつくるためには→「勉強会」 "脱派閥を正義と捉えるのはいささか危険。人間は群れる生き物であり、派閥を否定するような仕事の仕方をしている限り、戦略・知識が生かされる日は来ない 「その存在をみとめた上で、活用、善用すべきものだと思う」(『指導者の条件』松下幸之助) 派閥の4種類 1.無派閥状態 2.健全な緊張関係 3.排他的な関係 4.敵対的な関係 組織において、複数の者が対等に権力をもつなどということはありえない。権力は必ず集中する。 「官僚は専門家でありかつ非党派的であるべきであり、政治的闘争に巻き込まれてはならない。党派性や闘争は政治家の本領であり、官僚とは全く異なる責任があるのだ。官僚はもしも上部の命令が自分の意見と相容れないものであったとしても、それが信念であるかのように執行すべきである」(『職業としての政治』マックス・ウェーバー)
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タイトルがタイトルなだけにどんな本かと思って読んだが、組織の中で自分がどんな風に心掛けていくことが、本来の目的を見失わずに仕事ができるか、ということだったように感じた。中間管理職で社内での自身のあり方に悩んだら読んでみてもいいと思う。
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サラリーマン向けの処世術というべきか。飛び抜けた専門知識を持ち、プレーヤーとして生きている人には不要だが、それ以外の世間一般の中間管理職にはとても有益な一冊。 個人的に好きな個所は「私心を大義に昇華できた時、強い影響力が手に入る」という一文。
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サラリーマンの自分にとってこれは面白いです。全てを間に受ける訳ではないですが、真摯に考え、実践出来る部分も多くあります。
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小手先の社内的な根回しではなく、本質的に重要な仕事の回し方が書かれていると思いました。 ・人は何を欲しがっているか。 →人間の持つ性惰の内で最も強いものは、他人に認めらることを渇望する気持ちである。(心理学者 ウィリアム・ジェームス) ・課長の仕事 1.現場の状況を経営に正確に伝え、経営の意思を部下に実行させる 2.課の中長期的な方針・目標を部下と共有し業務進捗を管理する 3.部下を指導・育成・監督し、働きやすい環境を整える
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外で読むときはブックカバー必須。読んでいることを周りに知られないために…笑 「社内政治」というと、昇進するために上司に媚びるとか、派閥に入って都合の良いポジションを得るとか、そういうネガティブな意味にとらえられがちですが、本書で書かれているのは、そういった単なる出世のための保身...
外で読むときはブックカバー必須。読んでいることを周りに知られないために…笑 「社内政治」というと、昇進するために上司に媚びるとか、派閥に入って都合の良いポジションを得るとか、そういうネガティブな意味にとらえられがちですが、本書で書かれているのは、そういった単なる出世のための保身とは違います。 「お金が欲しいから、威張りたいから出世したい」というタイプではなく、「自分がやりたいことを会社で成し遂げるために、余計なものに阻まれず、多くの味方を得るための処世術」といったタイプの人が読む本です。 課長職に就いた人や、そのようなポストが視野に入ってきたサラリーマン向けの本でした。 色々とテクニックが書いてありますが、突き詰めるとやはり必要なのは誠実さ。 サラリーマンである以上、人間関係に勝る武器はないということを再認識させられました。 組織にいる以上、政治は必ず生まれることをまずは受け入れるところから。
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社内政治とは「影響力のゲーム」だとのこと。『影響力の正体』(の旧版)と『人を動かす』の二冊についても触れられている。 結局は、信頼を積み上げ、誠実であることがベース。人の名前をちゃんと呼ぶのは、ファンを増やす上で重要と書いてあり、「そうだよなぁ~、でも名前を覚えるの苦手なんだよな...
社内政治とは「影響力のゲーム」だとのこと。『影響力の正体』(の旧版)と『人を動かす』の二冊についても触れられている。 結局は、信頼を積み上げ、誠実であることがベース。人の名前をちゃんと呼ぶのは、ファンを増やす上で重要と書いてあり、「そうだよなぁ~、でも名前を覚えるの苦手なんだよなぁ~」と、反省。 後半はかなりギラついた感じの章もあり、それはそれで面白かった。笑
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