逢沢りく(上) の商品レビュー
ちょっと歪んでいるかのような家族の中ですごす逢沢りく。父の浮気、母の自己愛。少し特別な雰囲気が漂うりくは、やはり周囲からも特別扱いされている。彼女の嘘の涙にだまされる大人や同級生。周囲の人たちをみて、どうしてほしいの?と歪んだ理解をしてしまう彼女。美人で人気者の人でも生きづらいこ...
ちょっと歪んでいるかのような家族の中ですごす逢沢りく。父の浮気、母の自己愛。少し特別な雰囲気が漂うりくは、やはり周囲からも特別扱いされている。彼女の嘘の涙にだまされる大人や同級生。周囲の人たちをみて、どうしてほしいの?と歪んだ理解をしてしまう彼女。美人で人気者の人でも生きづらいことがあるのだと思ってしまう。 関西へ行かされることになったりく。関西でペースを若干崩されつつあるが、折れない。今後どうなっていくのだろうか。下巻が楽しみ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
猫村さんの作者のマンガ。 逢沢りくという中学生が主人公。 母親業を完ぺきにこなすママと かっこよくてもてる浮気なパパと三人家族。 りくはすごく美しくて特別な女の子。 ママの影響できたないものが嫌いで関西が大嫌い。 でもママが仕事復帰でキャリアをつけるために 関西のおばさん一家に居候することになる。 上巻は逢沢りくの東京の家族の話が多く いけすかない感じのママの嫌な空気がまとわりついて さらに逢沢りくの自分は特別と大人や周りを見下す 中学生独特の主観がすごく嫌な感じにかかれている。 上巻の半ばから大阪に舞台はうつって 話好きの楽しいおばちゃんと落ち着いてるけど おもろいおっちゃんとその息子、更におばちゃんの 孫の時ちゃんなどが絡んできてすごく読み心地がよくなる。 りくの幼児の時ちゃんへの態度は大人げない。 でも中学生ならこれぐらいの態度とるかもしれない。 嘘泣きが得意だったりく、 でも最後は本気で・・・。 時ちゃんと小鳥のチーパッパのくだりで 私も泣けた。とても読み応えのあるマンガだった。
Posted by
中をみてびっくり 素人がノートに落書きしたのかと思ったけれど、 でもちゃんとした話となっていて、読み始めたらスラスラと読みやすく、ちょっと歪みがある少女が親もとを離れ、大っ嫌いな関西弁が飛び交う関西へ引っ越し、日常を送る話なんだけど、この少女美人で近寄りがたい類の子らしいく、ウソ...
中をみてびっくり 素人がノートに落書きしたのかと思ったけれど、 でもちゃんとした話となっていて、読み始めたらスラスラと読みやすく、ちょっと歪みがある少女が親もとを離れ、大っ嫌いな関西弁が飛び交う関西へ引っ越し、日常を送る話なんだけど、この少女美人で近寄りがたい類の子らしいく、ウソ泣きでしか泣くことができないとかで、よくウソ泣きをする。 実の親もちょっと変わった親達でそんな親のおかしさもこの少女はよくわかっていて、その辺から歪みがきているのかもしれない。 そんな少女が親もとを離れほぼ他人の中で家族らしい暮らしをして、新しくできた友達との間でどんな風になっていくのか下巻はみものだと思う。 ちょっと、今までの漫画にはない変わり種ですが、これはこれでありだと思います。
Posted by
なにが良くてなにが悪くてなにが本当でうそなのか。主人公に共感し突き放し、なぜか最後は不思議な気持ちになる、良作。
Posted by
【『きょうの猫村さん』著者の傑作コミック!】逢沢りく、十四歳。美しい彼女は蛇口をひねるように嘘の涙をこぼすことができる。悲しみの意味はわからなくとも――。傑作コミック。
Posted by