逢沢りく(上) の商品レビュー
ママって手間がかかる。 ママが私にしてほしいことがわかる。 娘と母の意地の張り合い。 潔癖、というより、他者や世界への嫌悪感を植えつけられてしまった少女。 その対象は、関西、動物、食べ物など。
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どこか冷たいお母さんと、どこか無責任なお父さんと、素直になることを知らない逢沢りくの話。 淡白に毎日をすかして、悲しかったりさみしかったりするのを無視しようとするが、大阪の親戚一家に揺れ動かされる。 誰にも分かってもらえないし話したくもない、そんな自分て自分にも住んでいる。
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図書館にて。 怖かった。 いるよなこういうお母さん。 そしてやっぱり娘は母親の子供で、母親からは逃れられないのかなという恐怖と不思議な安堵感。 それぞれのキャラクターがくっきりとしていて自然だった。 先が気になるようで、読み進めるのが怖いような本だった。
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友達から全然おもしろくない、びっくりするくらいおもいしろくないと言われたのでそこまで言われたら読んでみたくなって読んだけどおもしろくないってあそこまで言われたことが逆におもしろかった。下巻まで読めばまあ納得
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
上下巻通しての感想。 猫村さんを読んで以来の著者の作品。 とっても良かった。 前半は何度も爆笑したけれど、最後にはジーンときた。 関西弁、関西人を馬鹿にした感じは関西人当人が読んだらどんな気持ちなんだろうと思ったが。 しかしながら、多くの人が持っている関西人のイメージがよく捉えられていたと思う。 そして、言葉は雑でも情の深い彼らの良さが伝わってきて、これなら関西人も納得して読むのかなと思った。
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主人公、逢沢りくは言う。 「涙を流すなんて、蛇口をひねるようなものなの。」 カッコイイのか悲しいのか…
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何となく図書館で借りてみたら、なんとも言えない、 分かるような、でも面倒くさい、中学生ってこんな感じだっけ?と思うほど、大人びた?主人公。 母と娘の関係、父と母、なんで普通に思ったことが言えないのかもどかしい。 大阪の家にきてから、その雰囲気に染まるものかといいながらも影響を受け...
何となく図書館で借りてみたら、なんとも言えない、 分かるような、でも面倒くさい、中学生ってこんな感じだっけ?と思うほど、大人びた?主人公。 母と娘の関係、父と母、なんで普通に思ったことが言えないのかもどかしい。 大阪の家にきてから、その雰囲気に染まるものかといいながらも影響を受けはじめていくんだろうけど。 それにしても大阪の人間関係のほうが面白いし、ほっとするし、温かみがある。 そう、東京の逢沢家には、見た目はよく見えても温かみがないんだな。
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感情を殺して生きる、りく。大阪の親戚の家での、ある意味かまわれつつも放って置かれる生活。やはりね、ひとは繕っちゃダメのよ。ウソ泣きなんてしてたらねダメよね
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落書きみたいな絵に度肝抜かれました。これだけの線で漫画になるのはすごいです。関西にきてウン十年、馴染めないと思ってたけれど、いまやすっかり大叔母さんの家のようです。
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関西に預けられてから怒涛の面白さ。東京の冷たさと地方の暖かさがステレオタイプな程に強調されてるけど、今や地方でもあれほどの暖かさを見つけるのは難しくなってきてるんじゃないかな。実家に帰りたくなる。
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