鳥たち の商品レビュー
辛い過去を持っていて閉じ込めていると、大切な人がいてもどこかが空っぽみたいに感じるのだろう。それも子供の頃の出来事だから親を思う気持ちは強いだろう。寂しさと悲しみに満ちているんだけど(でもそれを強く感じさせない雰囲気)最後は霧が晴れたような感じで読後感は悪くない。
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子供のころに両親(育ての親)たちを病気や自殺で亡くした二人の少女と少年の話。 少女と少年って言っても大学生。 過去に辛いことがあって、なかなか現代社会にl馴染めない二人だけど、色んな人と話すことによって、少しずつ前に進んでいく。 暗い過去があるのに、物語全体は暗い印象にならず、ど...
子供のころに両親(育ての親)たちを病気や自殺で亡くした二人の少女と少年の話。 少女と少年って言っても大学生。 過去に辛いことがあって、なかなか現代社会にl馴染めない二人だけど、色んな人と話すことによって、少しずつ前に進んでいく。 暗い過去があるのに、物語全体は暗い印象にならず、どこかほんわか包まれてるような感じがした。
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ちょっと 現実と妄想の世界が入り混じっており、フワフワした印象を持つ内容。 主人公の恋人たちは、これでもかと言う程の過去を持っているから・・・影があり強さがある。 後半 主人公がいじめっ子に思う 「魂は汚い餌で生きていると餓鬼になって、もっとゴミをあさりたくなる。ささいな流れの...
ちょっと 現実と妄想の世界が入り混じっており、フワフワした印象を持つ内容。 主人公の恋人たちは、これでもかと言う程の過去を持っているから・・・影があり強さがある。 後半 主人公がいじめっ子に思う 「魂は汚い餌で生きていると餓鬼になって、もっとゴミをあさりたくなる。ささいな流れのようだが、けっこうな流れができてしまうものだ」 つよく 共感!!
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うーーん。よしもとばななの作品は、いつも本当のところが」読み取れないようなもどかしさを感じる。 琴線に触れる文章はちょいちょいあるんだけど、なんだか読みきれていないようなもやもや感が残る。。。。 昔読んだ作品も読み返すと違ってくるのかな。
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嵯峨くんとまこちゃん。服が溶けるまで着る。チームで生きるのに慣れているから。家族がじわじわ減る。嵯峨の子供を生むことだけをずっと考えている。有子さんの手紙、鳥たち。本当に絵のような話。。装丁がいい。
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97 いつか遠い未来に、僕がとっくにこの世からいなくなった頃に、僕みたいな奴が同じようにこの本をどこかで見つけるだろう。そうやって本の命がつながれていくのは本には魂があるからだろうと思う。
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人生において再起不能となりそうな打撃を過去に受けながらも、生き続けることを選び光を求める二人が描かれる。個人的には物語そのものよりも、『「日本が病んで終わっていくことに抗う表現を細々と続ける」全ての表現者への「応援そして評論」』という心持ちで本作を著した著者の、あきらめずに自分の...
人生において再起不能となりそうな打撃を過去に受けながらも、生き続けることを選び光を求める二人が描かれる。個人的には物語そのものよりも、『「日本が病んで終わっていくことに抗う表現を細々と続ける」全ての表現者への「応援そして評論」』という心持ちで本作を著した著者の、あきらめずに自分のやるべきことをやる、という強さを感じた。
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「まこ」と「嵯峨」がお互い絶対の相手でありながらも、それぞれの世界を見つけ、とらわれていた過去からようやく今へ進めそうでよかった。末永教授のような大人に出会えたことは大きい。まこが葉山さんに話した土の話が好き。
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今を生きること。 何でもないことのようで難しい。 自分の気持ちを理解すること。 これまた難しい。 でも、生きていく。 親しい者の死を乗り越えて生きていく。
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あまり好きな内容ではなかったけれど、 読み終わった後に何となく感じたのは、 「人生はというのは、 ”どれだけたくさんの人と出会えたか”ではなく、 ”誰と出会えたか”が大切」 なのかもしれないということでしょうか。
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