物語のおわり の商品レビュー
この小説は人によって千差万別の感想を持つと思います。 今回の小説は北海道が舞台で、色々な人と人の繋がりが巡り巡っていくのがとても面白いと思いました。 しかもそれぞれ色々な事情を抱えた人たちが(空の彼方)の物語を読んでいって、自分に重ねて感想を述べて結末を出すのがよかったです。 色...
この小説は人によって千差万別の感想を持つと思います。 今回の小説は北海道が舞台で、色々な人と人の繋がりが巡り巡っていくのがとても面白いと思いました。 しかもそれぞれ色々な事情を抱えた人たちが(空の彼方)の物語を読んでいって、自分に重ねて感想を述べて結末を出すのがよかったです。 色々な悩みがありますが、この小説を読んで自分なりに答えを見つけていこうと考えさせられる1冊になりました。
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ペイフォワード的な連作短編集かと思いきや、様々な伏線がラストに繋がる。 そして誤解も解ける。 白湊かなえも良いんじゃない?と思わせる一冊。 難を言わせてもらえば、装丁のイラストは良いんだけどタイトルの文字が大き過ぎやしませんかね?と(笑)
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これもダメだったらもう湊かなえは読まない、と決めてかかった本だったが、意外と面白かった。せっかく筆致力があるのだから、アイデアの披露会みたいな作品でなく、ミステリーにしてもこういう作品を書けばいいのに、と何様かと思われても仕方ない目線で読み進めた。終わらないストーリーがグルグルと...
これもダメだったらもう湊かなえは読まない、と決めてかかった本だったが、意外と面白かった。せっかく筆致力があるのだから、アイデアの披露会みたいな作品でなく、ミステリーにしてもこういう作品を書けばいいのに、と何様かと思われても仕方ない目線で読み進めた。終わらないストーリーがグルグルと巡る。食傷になるほどのお決まりのパターンにうんざりしなければ、最後まで楽しみながら読める。リドルストーリーということでは追想五断章の二番煎じ。その解釈が一人一人違うこと、そしてその全ての解釈がそれぞれを救っていること。小説の読み方ってそれでいいんだよなぁ。
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北海道を舞台(キーワード)に袖触れあうも多少の縁的に、どんどんエピーソードが繋がれていく。 最後の章にでできた萌があの小説家を夢みていた少女の孫というのさすが。 なので気になったいたその後も結局連れ戻されたとタネ明かしがされている。 個人的には二つ目のエピソードの妊娠していて自分はガンで最後の船旅をしている女性が気になった。
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山女日記と同様に、ミステリではない。作家を目指す女の子の未完結の物語が、冒頭に披露され、その後、人生の岐路に立つ人物にバトンタッチされていく。 ドラマチックな展開もなく、淡々とエピソードが続くので、ラストの仕掛けも期待したほどではなかった。
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結末のない物語「空の彼方」。それぞれの事情を抱えて北海道を旅する人たちの間で次々に手渡されるその物語。各人が自分の人生に重ねて思い描く結末はそれぞれに違うもので、そのどれもが正しい結末と言えるのかもしれません。 そしてやがて明らかになる本当の結末。そうかあ、こういう展開は思わなか...
結末のない物語「空の彼方」。それぞれの事情を抱えて北海道を旅する人たちの間で次々に手渡されるその物語。各人が自分の人生に重ねて思い描く結末はそれぞれに違うもので、そのどれもが正しい結末と言えるのかもしれません。 そしてやがて明らかになる本当の結末。そうかあ、こういう展開は思わなかったなあ。自分の人生の選択に後悔をまるで覚えないということは決してないだろうけど、だからこそ自分次第なんだよね。自分の不幸を人の責任にするような生き方はしたくないな。
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「空の彼方」「過去へ未来へ」「花咲く丘」「ワインディング・ロード」「時を超えて」「湖上の花火」「街の灯り」 「旅路の果て」 の8編で構成された連作短編集 「空の彼方」ではじまった未完の小説が北海道を旅する人から人へと渡り、それぞれに自身と照らし合わせたり、未完の小説の続きを想像し...
「空の彼方」「過去へ未来へ」「花咲く丘」「ワインディング・ロード」「時を超えて」「湖上の花火」「街の灯り」 「旅路の果て」 の8編で構成された連作短編集 「空の彼方」ではじまった未完の小説が北海道を旅する人から人へと渡り、それぞれに自身と照らし合わせたり、未完の小説の続きを想像したりしながら物語は展開する。 湊さんの毒がまったく抜けてしまったようなホワーッとしたやさしい世界観でした。 読み始めは、「もしかして、物語の終わりは各自考えてください的な短編集か?」と思ってヒヤヒヤしましたがきちんと複線も回収されて収まるべき場所にパズルのピースがはまってくれたのでスッキリしました。 しかし作家さんの執筆ペースには舌を巻きますね。
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湊かなえが書いてることを忘れてしまうようなお話。 ぼくは前半の方が好きかな? ちょっとうまくまとめすぎのような・・・
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北海道を舞台にある未完の小説を通して自分の人生を振り返り新たな一歩を踏み出す人達を描いた連作短編。何れも心暖まるお話で共感できる事ばかり。物語は人生の中で心のビタミンとして大切なんだと改めて思う。毒のない湊かなえもいい。
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北海道を旅する人達が未完の小説によって生き方を考えていく連作短編。 自分だったらどうするかを考えながら読め、キレイに話が繋がっていく過程はとても面白く良かった。
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