物語のおわり の商品レビュー
よかった。 自分に近ければ近い人ほど、 その人のことが心配で 応援する、見守る、っていうことが 難しくなるなあ、って思った。 でもそれは、 純粋にその人のことを心配しているだけではなくて、 ちょっと自分に都合が悪かったり 後々自分に不具合が起きるって 自分のことがどっかにあるか...
よかった。 自分に近ければ近い人ほど、 その人のことが心配で 応援する、見守る、っていうことが 難しくなるなあ、って思った。 でもそれは、 純粋にその人のことを心配しているだけではなくて、 ちょっと自分に都合が悪かったり 後々自分に不具合が起きるって 自分のことがどっかにあるからなんだよなあ。 いつも自分のことが1番になってしまう私 ハムさんみたいな人になりたいなあ
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若い頃に小説家希望のパン屋の娘、東京に行こうと駅に着いたら、婚約者が待っていた。 この小説は孫から北海道を旅する人から人へ渡り、 最後はその年老いた婚約者の手に渡る。 若い頃、何度も旅した北海道、今年は私、久しぶりに旅して見よう。そんな気にさせてくれた。
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この作品はこれまでの湊かなえさん独特の作風からガラリと雰囲気を変えてきているように感じる。 【物語のおわり】というタイトル通り、ページをめくるたびにその人ごとの物語のおわりが用意されており、やはり綿密に計算されていて、さすが上手いなとわくわくする。 最終章での伏線回収、どう捉える...
この作品はこれまでの湊かなえさん独特の作風からガラリと雰囲気を変えてきているように感じる。 【物語のおわり】というタイトル通り、ページをめくるたびにその人ごとの物語のおわりが用意されており、やはり綿密に計算されていて、さすが上手いなとわくわくする。 最終章での伏線回収、どう捉えるかは読了したあとのお楽しみ。
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最初の話からインパクトありすぎて見入ってたら… 急に話が変わって“?!”てなったけど読み進めてたら、すごく面白かった。 最後を読んだら、最初と繋がってることに気づいてビックリした!
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一人の女性の物語が、北海道の地で、人の手を渡って読まれていく。 その物語には結末が記されていないため、読む人によって創造される最後のストーリーは其々異なり、面白い。 そして全ては繋がって、読了後には、あぁすごかった…とため息が漏れた。 途中、あれ、これ湊かなえさんの本だよねって...
一人の女性の物語が、北海道の地で、人の手を渡って読まれていく。 その物語には結末が記されていないため、読む人によって創造される最後のストーリーは其々異なり、面白い。 そして全ては繋がって、読了後には、あぁすごかった…とため息が漏れた。 途中、あれ、これ湊かなえさんの本だよねって作者の名前を確かめるくらい、今作にはイヤミス感がない。ただただ話の展開、繋げ方が素敵で、感動した。
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湊かなえにしては爽やかな終わり方で、正直残念。 空の彼方の終わり方にゾッとし、これからどうなるんだ、と思ったら拍子抜けした。
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1話を読み終えて色んな物語のおわりを読者に想像させる短編かな?と思ったら、1話をベースに話が展開していく人間ドラマだった。タイトルにもある物語のおわりが色んな登場人物によって描かれていくのがじんわりときた。 湊かなえはイヤミスを書かせても圧巻だし、人間ドラマを書かせても素晴らしい...
1話を読み終えて色んな物語のおわりを読者に想像させる短編かな?と思ったら、1話をベースに話が展開していく人間ドラマだった。タイトルにもある物語のおわりが色んな登場人物によって描かれていくのがじんわりときた。 湊かなえはイヤミスを書かせても圧巻だし、人間ドラマを書かせても素晴らしい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読みやすい短編連作。 登場人物がみんな良い人でした。 それぞれ置かれた環境により思い描く続きの物語が違うのが面白かった。 最後にきれいに繋がって気持ちよく読み終わりました。
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ひとつの短編がそれぞれ悩みを抱える人たちの手を渡っていく。こういう繋がり方も面白い。 未完の物語に1人1人が結末を考えて、でも本当の結末は最終章に、というまとめ方も軽い驚きもあって良かった。
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