3時のおやつ の商品レビュー
+++ 30人の人気クリエイターが語る、とっておきの“私のおやつ"! 子どもの頃にいつもお母さんがつくってくれた懐かしいケーキ、自分で初めてつくったクッキー、友だちの家でごちそうになった不思議なおやつ、いちばんお気に入りのスイーツ、どんなに豪華なお菓子より魅力的だった...
+++ 30人の人気クリエイターが語る、とっておきの“私のおやつ"! 子どもの頃にいつもお母さんがつくってくれた懐かしいケーキ、自分で初めてつくったクッキー、友だちの家でごちそうになった不思議なおやつ、いちばんお気に入りのスイーツ、どんなに豪華なお菓子より魅力的だったアレ……30人の人気クリエイターが「おやつと言えばこれ! 」というとっておきを、それにまつわる思い出とともに語ります。 ポプラ社の小説誌「asta*」掲載の人気エッセイ30篇をまとめた、おいしい記憶がたっぷり味わえるエッセイ・アンソロジーです。 ★執筆者一覧(50音順) あさのますみ/天野頌子/彩瀬まる/安東みきえ/伊藤たかみ/絲山秋子/犬童一心/内澤旬子/大崎梢/大島真寿美/加藤千恵/金原瑞人/壁井ユカコ/越谷オサム/中脇初枝/梨屋アリエ/仁木英之/原宏一/東直子/平松洋子/平山夢明/万城目学/益田ミリ/ ミムラ/宮下奈都/森まゆみ/森見登美彦/椰月美智子/山崎ナオコーラ/柚木麻子 +++ 手作りおやつ、スナック菓子、おこづかい、などなど、おやつの形はさまざまなれど、そのどれもに思い出がもれなくついてくる。読者もついつい頬を緩ませ、自分にとっての懐かしいおやつに思いを馳せるのである。しばししあわせな心地に浸れる一冊である。
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それにしても『三時のおやつ』とは なんと甘美な響きなんだろう。 生まれた時からコンビニがある今の若い人にはピンとこないだろうけど、 僕が子供だった頃はまだ ご飯の時間以外に何かを食べるなんてすごく贅沢なことだった。 (勿論お金持ちの家は普通に食べてただろうけど) 幼い頃に両親...
それにしても『三時のおやつ』とは なんと甘美な響きなんだろう。 生まれた時からコンビニがある今の若い人にはピンとこないだろうけど、 僕が子供だった頃はまだ ご飯の時間以外に何かを食べるなんてすごく贅沢なことだった。 (勿論お金持ちの家は普通に食べてただろうけど) 幼い頃に両親を亡くし児童養護施設で育った僕には そんなおやつの記憶も数少ないんやけど、 母親に唯一作ってもらったホットケーキと 食パンの耳をカラッと揚げて砂糖をまぶした「カリッと揚げ耳パン」の味は 今でもまだ舌が覚えている。 あっ、あと施設で作ってもらったいちごやメロン味のフローズンデザートの「シャービック」と (知ってる人いる?) 友達の家に行くと必ずおばさんが作ってくれた もやしとコーンたっぷりの 「サッポロ一番味噌ラーメン」も忘れ難い美味さだったなぁ~。 ということで本書は、 伊藤たかみ、犬童一心、大崎梢、大島真寿美、加藤知恵、越谷オサム、東直子、宮下奈都、柚木麻子など 三十人のクリエイターたちがおやつにまつわる思い出を語った、 食いしん坊体質なアナタなら よだれタラタラな食エッセイ集。 中でも面白かったエピソードを挙げると 夜中の三時にお餅を揚げて塩で食べる「揚げおかき」を作って食べた絲山秋子さんの話。 (しかも本人は記憶にないらしい笑) 同じく絲山さんで笑ったのは、小学生時代、荷物用エレベーターを自ら作って木の上でバナナを食べていた話。 木の上で誰にも邪魔されずに食べるバナナは笑いたくなるほど美味しいらしい(笑) あと、桃太郎世界を支配し動かしているものは明らかに吉備団子で、悪い鬼をやっつけたのは桃太郎ではなく吉備団子なのだと 吉備団子最強説を力説する森見登美彦さんの話。 吉備団子に似ているという奥様へのノロケ話は必読(笑)。 さつま芋や煮干しなど昭和初期っぽい(笑)おやつ人生を歩いてきた女優のミムラさんが出会った、 ぴょんぴょん飛び跳ねるくらい衝撃的な美味さのグミベアーの話や (必然性のないもののほうがおやつ感が強く、ご飯から遠いほうがよりおやつっぽいという考察には妙に納得) 「おやつ、まだ~?」 「あともう少し、三時になってから~」 という親子のやりとりにほっこりし、 塩トーストの衝撃に 読んでる僕の喉までごくんと鳴った平松洋子さんの話。 他にもタルトへの過剰な思いに爆笑必至の万城目学さんの話や 母や妹に食べさせたくて大好きな給食のチョコクリームを食べずに持って帰る益田ミリさんの話にはちょっとウルウルしたし、 僕自身東京に来て初めて食べた時はその美味さに感動すら覚えた、 ペヤングソース焼きそばの隠された謎に迫る(笑)原宏一さんの話も面白かった。 疲れを癒やし 気分をリフレッシュさせてくれる おやつという存在。 おやつを食べているとき、人は脳内幸福物質が分泌され 誰も彼もが笑顔になれる。 そして職場や学校で人間関係を円滑にするコミュニケーションツールとしても 絶大なる力を発揮してくれる頼もしいヤツ。 日本人の美意識からくる 「おもてなしの心」は 実は三時のおやつという習慣にも ひそやかに息づいているような気がします。 表紙も可愛いのでインテリアにもなるし(笑) (どんなインテリアや!) 一つのエピソードがサラッと読める長さなので 通勤通学のお供にもピッタリだし、 食エッセイ好きなら なおさら至福の時が過ごせる一冊ですよ(笑)
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おやつの思い出はひとそれぞれ。わたしはおばあちゃんのスクランブルエッグ。今考えると、これもおやつと言うにはちょっと変わってるな。
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30人の作家さんがおやつにまつわることなどを書いたアンソロジー集。 様々なおやつが出ていて、ほほぉとうなづいたり、目からウロコの文章が書かれていたりと楽しんで読むことができた。 1人の作家さんに対するページ数が少なく、文章もあっさりめなので、普段本を読まない人にも読みやすそうだと...
30人の作家さんがおやつにまつわることなどを書いたアンソロジー集。 様々なおやつが出ていて、ほほぉとうなづいたり、目からウロコの文章が書かれていたりと楽しんで読むことができた。 1人の作家さんに対するページ数が少なく、文章もあっさりめなので、普段本を読まない人にも読みやすそうだと思う。 読み終えた後、おやつに関する思い出がふと蘇った。 私のおやつはスナック菓子だが、たまに食べるチョコパイがなんともいえない美味しさだったのが印象に強い。今は健康など考え、控えているがたまに食べることがあれば食べたいな。
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本日、読了。 好きな声優さんが、エッセイストとして1本掲載されたとの事で、その声優さんのエッセイ読みたさに購入。 色々なおやつ事情が書かれていて面白かったです。
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好きな作家さんばかりの、しかもおやつについてのエッセイだったのてわ迷わず手に取った。面白かった。いろんなおやつが出てくるから、おやつと呼べない代物まであって。 わたしにとってのおやつはたくさんのスナック菓子だ。母は毎日数種類のスナック菓子とチョコやクッキーなどをあわせたものをバス...
好きな作家さんばかりの、しかもおやつについてのエッセイだったのてわ迷わず手に取った。面白かった。いろんなおやつが出てくるから、おやつと呼べない代物まであって。 わたしにとってのおやつはたくさんのスナック菓子だ。母は毎日数種類のスナック菓子とチョコやクッキーなどをあわせたものをバスケットにいれて寄越した。なんて贅沢でなんて不健康なこと笑。今の私はあまりそれらを好まないのでちょっと懐かしくなったり。 そそられたのは五家宝っていうやつ、伊藤たかみさんの。埼玉のお菓子らしいです、食べたいなー
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読み終わったときに、母と3時のおやつについて話をしました。 わたしにとって思い出深いのは、三万石の「ままどおる」!! 我が家はおやつ常備の家なので、食べたおやつはいっぱいあるはずなのですが、小さいころはままどおるの思い出しかない(笑) 今でも大好きです、ままどおる。
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作家を中心に30人のクリエイターが語る思い出のおやつ。いかにもなおやつを選ぶ人、作風からすると意外な選択をする人、それぞれに楽しい。個人的には平山夢明さんのカップヌードルが好きでした。
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表紙からすごいお腹が空く。 読んでもお腹が空く。 著者それぞれのおやつの定義や常識が見えておもしろかった。 しょっぱい系のおやつが衝撃受けるのもなんだかわかる。
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