ドミトリーともきんす の商品レビュー
内容 四人の著名な自然科学者(朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹)が描いたエッセイを、ストーリー仕立てで紹介する漫画。 感想 手塚治虫を彷彿とさせるようなシンプルで動きのある絵が見ていて心地良い。また、ストーリーと書物からの引用および解説のバランスがよく、素人にもわかり...
内容 四人の著名な自然科学者(朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹)が描いたエッセイを、ストーリー仕立てで紹介する漫画。 感想 手塚治虫を彷彿とさせるようなシンプルで動きのある絵が見ていて心地良い。また、ストーリーと書物からの引用および解説のバランスがよく、素人にもわかりやすい。自然科学者の書くものは、一般人の凝り固まった視点をときほぐしてくれる面白いものだと気づかされる。
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何気なく借りた本だったが、出だしの球面世界から惹き込まれる。赤ちゃんの視野やともこさんの視線を追って読むと自分が覗かれているような 不思議な感覚に導く。この不思議な感覚 や疑問が、朝永振一郎さんの言葉 (不思議だと思うこと、これが科学の芽です。 よく観察して確かめ、そして考えるこ...
何気なく借りた本だったが、出だしの球面世界から惹き込まれる。赤ちゃんの視野やともこさんの視線を追って読むと自分が覗かれているような 不思議な感覚に導く。この不思議な感覚 や疑問が、朝永振一郎さんの言葉 (不思議だと思うこと、これが科学の芽です。 よく観察して確かめ、そして考えること、 これが科学の茎です。そうして最後になぞが とけるこれが科学です。)に繋がっていく。 ともこさんが営む学生寮ドミトリーに下宿している4人の若き科学者 朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹。 中でも『マキノ君 蝶々です』が好き。 袴姿のマキノ君がイケメンっていうのもあるが、 蝶が花の受粉の役割を担うのを人間の婚礼に 見立てわかりやすく説明し、ヒラリと舞う マキノ君の姿が魅力的で、漫画で、牧野富太郎 の世界観をこんな風に楽しく豊かに表現する 高野さんは凄いなと思った。
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ドミトリーともきんす 天才高野文子氏の科学エッセイ入門といったかんじでしょうか。 科学界の著名人たち、朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹氏たちが寮婦のともさんとその子供のきん子ちゃんにより、その著書の一部が引用されて、その世界に案内されます。 題名はジョージ・ガモフ氏の「トムキンスの冒険」のもじり。 理系である科学者の言葉を文系である高野氏のセンスで語りなおすというところに本書の意義があるのかもしれません。 いくつかの著作、読んでみたくなりました。 特にトムキンスの冒険! 竹蔵
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まず印象に残ったのは絵の美しさ。柔らかくて繊細な線やコマの間に流れる静けさが心地よく、読んでいるだけでゆっくりとした時間の中に引き込まれていくような感覚になります。 「科学」と聞くと難しそうで、少し身構えてしまうところがあるがこの作品では、科学の世界をマンガというやさしい形で伝え...
まず印象に残ったのは絵の美しさ。柔らかくて繊細な線やコマの間に流れる静けさが心地よく、読んでいるだけでゆっくりとした時間の中に引き込まれていくような感覚になります。 「科学」と聞くと難しそうで、少し身構えてしまうところがあるがこの作品では、科学の世界をマンガというやさしい形で伝えてくれていてとても新鮮に感じました。 登場する科学者たちが“○○くん”と呼ばれて親しみやすく描かれていることで、「すごい人」ではあるけれど「遠い存在」ではなく、身近に感じられる。 特に、科学の考え方や感じ方を、日常の風景や会話の中にさりげなく取り入れているところが印象的で、難しい説明ではなく、「こんなふうに考えるって、ちょっと面白いな」と思わせてくれるような場面が多かったです。 これまで科学に興味がなかった人や、苦手意識がある人でも、この作品を通して「科学ってこんなふうに感じてもいいんだ」と思えるきっかけになると思います。
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朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹という4人の科学者が同じ下宿屋に住んでいたら…という設定で描かれる。4人のうち中谷さんだけは岩波少年文庫の『雪は天からの手紙』など読んだことが❄️(すごくいい本です!) 湯川氏曰く科学と詩は近く、それは「出発点が同じだからだ。どちらも自...
朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹という4人の科学者が同じ下宿屋に住んでいたら…という設定で描かれる。4人のうち中谷さんだけは岩波少年文庫の『雪は天からの手紙』など読んだことが❄️(すごくいい本です!) 湯川氏曰く科学と詩は近く、それは「出発点が同じだからだ。どちらも自然を見ること聞くことからはじまる。バラの花の香をかぎ、その美しさをたたえる気持ちと、花の形状をしらべようとする気持ちのあいだには、大きなへだたりはない」。私と夫みたい(牧野氏みたいな人)。湯川氏の著作読んでみたい☺
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日本の著名な科学者たちが残した言葉を拾う事 この本を読む事で、新たな読書の展開がある あたりまえの事だけど 図書館に行けば4類に紹介された本は探せるし この一冊で特設コーナー作るの可能 新しい季節が始まる今 この本をきっかけに一冊手にしてほしいです
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東京新聞に山崎ナオコーラさんの書評が載ってて、なんか聞いたことあるタイトルだなと思ったら2014年10月に買ってました。でも本棚から見つけるのが大変で、ついでに本棚の整理にもなってしまった本です。私は朝永振一郎さんの「物理学とは何だろうか」を読んで物理が好きになりました。その朝永...
東京新聞に山崎ナオコーラさんの書評が載ってて、なんか聞いたことあるタイトルだなと思ったら2014年10月に買ってました。でも本棚から見つけるのが大変で、ついでに本棚の整理にもなってしまった本です。私は朝永振一郎さんの「物理学とは何だろうか」を読んで物理が好きになりました。その朝永さんも登場するとても楽しい一冊です。朝永さんの文章は、とても分かりやすいですが、高野文子(ふみこ)さんの漫画も自然に頭に入って来て素敵です。
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絵が好き。るきさんや棒がいっぽんも良かった。 知らなかった事を知れたり、小さな子どもとお母さんが出てくるから優しい気持ちになる。
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高野文子さんの漫画、初読み。 なんとも心地の良い語りの距離感とイラスト。 朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹といった日本を代表する偉大なる科学者達を”ともこ”と”きんこちゃん”の営む想像上の下宿に住まわせ、対話し、その名著達を紹介するという、漫画という形式にして極めて学術的試みの作品。 それぞれの学者達の理論を象徴するかのようなモチーフ選びとそれを表現するコマ割りが秀逸。 時間、空間を忘れ意識が引き込まれる。 章末の引用や著作のエッセンスの紹介文などは正直高尚すぎてよくわからないのだが、こういう熱い想いが未来を切り拓くのだなぁというところはいたく実感。 著作を読んでみようと思うにはまだハードルが高く感じるが、こういった紹介は見識をわずかばかりでも広げることができる意味でありがたい。
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朝ドラの牧野富太郎が出てきたはず…と思い再読。 前回も今回も、難しくてさっぱりわからなかったけど、不思議な雰囲気が好き。牧野富太郎の話はわかりやすい。 朝永振一郎のエピソードだったか、鏡を見ながら家の中を歩き回るのは私も幼少時よくやっていたので嬉しかった。 科学って、哲学みたいだ...
朝ドラの牧野富太郎が出てきたはず…と思い再読。 前回も今回も、難しくてさっぱりわからなかったけど、不思議な雰囲気が好き。牧野富太郎の話はわかりやすい。 朝永振一郎のエピソードだったか、鏡を見ながら家の中を歩き回るのは私も幼少時よくやっていたので嬉しかった。 科学って、哲学みたいだと思った。次元が違うほど頭がいい人っているんだなぁ、ありがたいことだ。絵が手塚治虫みたいなところがあった。
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