サンリオSF文庫総解説 の商品レビュー
第110回アワヒニビブリオバトル テーマ「文庫本」第1ゲームで紹介された本です。ハイブリッド。チャンプ本。 2024.2.6
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刊行されると同時に買った本である。今や幻というか伝説となったサンリオSF文庫。本書自体が、もはや伝説と化したか。Amazonでは中古で定価の倍以上の金額になっている。 発刊されたのは1978年。ちょうどSFブームの最中である。それら全冊につい解説している。執筆者によっては感...
刊行されると同時に買った本である。今や幻というか伝説となったサンリオSF文庫。本書自体が、もはや伝説と化したか。Amazonでは中古で定価の倍以上の金額になっている。 発刊されたのは1978年。ちょうどSFブームの最中である。それら全冊につい解説している。執筆者によっては感想的なものもある。出版された作品は玉石混交の感もあるが、フィリップス・K・ディックとNW-SFが印象に残っている。当時ハヤカワや創元では、あまり紹介されなかった作家の作品を世に出したのは大きい。 自分も数十冊持っていたのだが、病気で休業中に生活の足しにするために多くを手放した。いまでも十冊ほどもっているが、それらは愛着があるので売らないぞ。
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読んだというより、引くために買って、一通りチェック終わった。 ここから、おもしろそうなやつを掘り出して、読んでいきたい。 早川や創元で再版されているやつは結構読んでて、どれも面白いものだった。(だからこその再版だろうけど)
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ガイドブック。サンリオSF文庫。 存在は知っていても、地元の古本屋では全く見かけない文庫。 個人的な読書状況としては、他の出版社からの再刊で読んだのが6冊だけ。1冊だけネットで購入して積読状態。 解説の人たちが、作品の欠点を平気で言っているのが面白い。愛があっての酷評。 全作品が...
ガイドブック。サンリオSF文庫。 存在は知っていても、地元の古本屋では全く見かけない文庫。 個人的な読書状況としては、他の出版社からの再刊で読んだのが6冊だけ。1冊だけネットで購入して積読状態。 解説の人たちが、作品の欠点を平気で言っているのが面白い。愛があっての酷評。 全作品が傑作に思えてくる不思議。 どの作品も読んでみたいが、とにかく全然手に入らないので、なんとか復刊をお願いします!
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あの頃、あんなにあこがれた叢書だったはずなのに…。いまさら心に響く本をあまり見つけられないという…。
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サンリオSF文庫!懐かしい!!!ブルータスの特集を立ち読みしたときには「わー、なんで今?」と思ったっけ。一時期SFばっかり読んでた時代があって、ハヤカワ、創元、そしてサンリオとSF文庫をよく買ってたよね。引っ越しやら何やらで処分しちゃったけど、取っときゃよかった。再刊されていない...
サンリオSF文庫!懐かしい!!!ブルータスの特集を立ち読みしたときには「わー、なんで今?」と思ったっけ。一時期SFばっかり読んでた時代があって、ハヤカワ、創元、そしてサンリオとSF文庫をよく買ってたよね。引っ越しやら何やらで処分しちゃったけど、取っときゃよかった。再刊されていないものに限って、また読みたいなあと思うんだよなあ・・・
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キティちゃん生誕40年だそうである。 しかし、1980年代にバリバリのSFファンだったものにとって、サンリオといったらキティちゃんやマイメロディではなくて、背に火星人のマークの入ったあの文庫のことなのである。 もちろんいまの若い人たちがサンリオSF文庫と聞いて思い浮かべるイ...
キティちゃん生誕40年だそうである。 しかし、1980年代にバリバリのSFファンだったものにとって、サンリオといったらキティちゃんやマイメロディではなくて、背に火星人のマークの入ったあの文庫のことなのである。 もちろんいまの若い人たちがサンリオSF文庫と聞いて思い浮かべるイメージは宇宙服を着て光線銃を持ったキティちゃんかも知れないし、変幻自在のキティにはすでにそんなイラストが存在していても不思議ではない。 でも違うんだ。ハヤカワ文庫と創元文庫が出してなかったディック作品を出していたのがここ。プリーストの『逆転世界』やコニイの『ハローサマー、グッドバイ』を最初に出版したのがここ。『どこまで行けばお茶の時間』とか『どこからなりとも月にひとつの卵』とか買ってないのにいまだ名前を覚えている珍妙なタイトルの本はこの文庫。ウィリアム・バロウズだのアンソニー・バージェズだのカルペンティエールだのSFとはいえない現代文学者の名前を教えてくれたのもサンリオSF文庫。再発して欲しいベスター『コンピュータ・コネクション』、ディッシュ『キャンプ・コンセントレーション』なんかが眠っているのもこの文庫。 そのサンリオSF文庫の全作品を解説したという思い入れのない人にはわけわかんない本。表紙写真も全部載せているのが泣かせる。 サンリオSF文庫が出たのが1978年。最初はサンリオの名に抵抗を覚えたことは確かだ。キティちゃんの顔がどうにも思い浮かんでしまう。しかし刊行予定ラインナップを見て期待は嫌が応にも膨らんだ。『SFマガジン』の海外情報欄などで紹介されていた注目作がいくつも刊行予定に上がっていたのだから。それらは実現されたものもあれば、いまだ未訳のものもある。そうした顛末を書いたエッセイや、刊行当時を知る人の対談など、「総解説」以外の記事も面白い。 そしてサンリオSF文庫が強く記憶に刻まれたのは1987年のあっという間の廃刊によるところも大きいと思う。それも在庫を流通させておくこともなしにすべて裁断してしまうという撤退ぶりだったという。出版文化に対する暴力というしかない。 サンリオSF文庫が自爆したあと、復興はいかになされたか。そこがこの文庫の困ったところで、是非復刊されるべき傑作から、そのまま眠らせておいて問題ない駄作まであまりに玉石混淆。上述のように復刊をとげたものは一部に留まるといっていいだろう。よって本『総目録』はサンリオ廃墟の復興のための工程表のようなものである。 つらつら眺めているといろんな記憶が蘇ってくる。シルヴァーバーグの『内死』はSFに文学を感じた体験だったとか、ボブ・ショウってなかなかいい作家だったとか。復刊希望は上に述べたほかには、M・ジョン・ハリスン『パステル都市』とその未訳の続編。超文明崩壊後の退行した世界でのニヒルで退廃的なヒロイック・ファンタジー。カッコよかった。
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サンリオSF 197冊のガイドブック 大好きなディック作品がたくさん載っている。ティプトリーもその他たくさんの巨匠作品が載っている。図書館で借りずに保存版だなと思うが、狭い我が家には無理だから、図書館に預けることにしよう。 読みたい本がたくさん溜まった。また楽しみが増えた...
サンリオSF 197冊のガイドブック 大好きなディック作品がたくさん載っている。ティプトリーもその他たくさんの巨匠作品が載っている。図書館で借りずに保存版だなと思うが、狭い我が家には無理だから、図書館に預けることにしよう。 読みたい本がたくさん溜まった。また楽しみが増えた。うれしい。
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「サンリオSF文庫総解説」という書名が自由国民社から出版された「世界のSF文学総解説」からきていると知って思わずニヤリとしてしまった。「世界のSF文学総解説」にもかつては随分お世話になったものだ。これを読んで買うSFを決めていたこともあった。「サンリオSF文庫総解説」を読んで、新...
「サンリオSF文庫総解説」という書名が自由国民社から出版された「世界のSF文学総解説」からきていると知って思わずニヤリとしてしまった。「世界のSF文学総解説」にもかつては随分お世話になったものだ。これを読んで買うSFを決めていたこともあった。「サンリオSF文庫総解説」を読んで、新たに収録されたサンリオSF文庫を買うことはかなわないけれど、資料として大切にしていきたい本である
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往年のファンを喜ばす素晴らしい内容を 往年のファンを遠ざけるビニ本のようなジャケで覆うという実験的な一冊。 3ヵ月憤慨した。
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