世界から猫が消えたなら の商品レビュー

川村元気(著者)

2024/06/18

寿命を一日延ばすために、世界から何かを消す
私だったらどうするだろう
スマホや本消すって言われたらもう揺らぎそう…
主人公のように、世界にも自分にも向き合う姿勢を持てるようになりたい

2024/06/17

猫好きだから何回も心臓きゅーってなった。感動したけど（）の説明文みたいなのがなんかくどかった。続き気になる感じで終わったからもやもやする！映画も観てみよ〜

2024/06/13

なくなると感じて初めて、そのものの大切さや忘れていた記憶を思い出す。本当に大切なものはなんなのか、それは、わかっていないようで、本当は気づいているのかもしれない。

2024/05/30

題名や映画の予告から想像した話とは全く違ったな。
読み始めて、もっとこれから面白い展開になるのかなと、期待してたけど残念ながらそんな事もなく。
ファンタジーをいいことに尻切れとんぼ感。イマイチであった。

2024/05/27

読んでいる時はこの本の本当の良さには気がつけなくて…。
最後にあとがきを読んでさらに目頭が熱くなりました。

命と引き換えに自分の人生を彩ってきた何かをこの世から消し去っていく。

命の方が大切だけど、それを消すことは自分が歩んできた道を空虚なものにしてしまうということでもある。

そこまでして生き続けて何がいいのか。
歩んできた道を彩ってきた思い出を消してまで生きる意味とは…。

読後のなんとも言えない気持ちはうまく表現できないけどそれはあとがきを読んでもらえると理解いただけると思います。

素敵な一冊でした。

2024/05/25

自分の大切なものを世界から消す代わりに少しだけ生きる時間がもらえるとしたら、、、
自分を形作ってきた大切なものがなかったものになっていく。人々の記憶も関係性も何もかも。その世界は果たして生きる価値があるのか。そこにいる自分は何者なのか。読み進めていくうちにだんだん生きることの未練よりも、自分が愛した大切なものたちが世界から消えてほしくないと思った。そして、残酷にも自分がいなくなったこの世界も美しいままだと思った。

2024/05/11

何かを得るためには何かを失う
自分の生きている世界を一周まわってみて、あらためて見る世界はたとえ退屈な日常であったとしても、十二分に美しい

2024/05/05

小学生のころに初めて小説を読み切った思い出の作品。ちょうど祖父が癌で亡くなった時期で、人が亡くなることの重さを実感した時に読んだ作品やけまぁめっちゃ泣いた。

2024/04/27

私自身猫がそんなに好きではないのに、キャベツのことがとても愛おしく感じ、猫との生活も悪くないのかなとさえ思うようになった。
本当はもっと先まで書いてほしかったけど、これはこれで良い終わり方だった。
命について考えていないうちはなんとなく日々を過ごしてしまうけど、この本のおかげで、大切な人やものを再確認し、本当に大切にしなければと思うことができた。

2024/04/21

ライトで非常に読みやすかった。

タイトルから猫が消えた世界はどのようなものだろうと想像していたが、結局猫は消さずに天寿をまっとうしたのは主人公らしい結末であった。