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ココロ・ファインダ の商品レビュー

3.8

22件のお客様レビュー

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2024/09/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ミラ 野崎鏡子。高校の写真部に在籍。ごわごわの癖毛、ニキビのできやすい肌、一重の瞼。 カオリ 日比野香織。高校の写真部に在籍。 秋穂 高校の写真部に在籍。一年生。 シズ 天野しずく。高校の写真部に在籍。 鳥越 サッカー部。 戸嶋 去年まで写真部を熱心に指導していた先生。 堀沢 写真部部長。 ナオ ミラ、カオリと同じクラス。文化祭の実行委員。生徒会委員。 宮田 ユキ。 本橋 美術部。 岸田 リサ 志保 岡本 松下 カオリに告白するが振られた。 カエデ 中里 文化祭の準備だどこのグループからも受け入れを拒否される。 三谷 映子

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2024/09/04

「ただ、好きなものを、好きと感じた瞬間にシャッターを切ればいい。 過ごしている時間、見ている景色、話す人たち、それらが、わたしにどんなふうに写っているのか、ありのままに表現できるから。」(本文より) モヤモヤを抱える4人が、写真部でカメラと向き合う時間を通して少しずつ変わってい...

「ただ、好きなものを、好きと感じた瞬間にシャッターを切ればいい。 過ごしている時間、見ている景色、話す人たち、それらが、わたしにどんなふうに写っているのか、ありのままに表現できるから。」(本文より) モヤモヤを抱える4人が、写真部でカメラと向き合う時間を通して少しずつ変わっていく。 【NDC:913】

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2023/06/22

「あなたたちのイメージを、押し付けないで。」っていうのにすごい共感した。結局自分ってなんなんだろうって考えるきっかけになりました。答えは出なかったけれど。 カメラ詳しくないから調べながら読んでたら、フィルムカメラで写真撮ってみたくなった。

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2023/12/19

高校の写真部に在籍するミラ・カオリ・シズ・秋穂 思春期の彼女達のそれぞれの視点で書かれた短編集 友達、喧嘩、反抗期、進学、苛め、葛藤、苛立ちなど誰もが経験するであろう事が書かれた青春小説

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2022/05/29

かおりの話が一番はらはらしました。 様々な部員の視点からカメラが描かれている、青春溢れる素敵な作品でした。

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2021/05/30

この作家さんの酉乃初シリーズの後にこの本を読んだのですが、こっちの本の方が語りすぎず甘すぎなくて好きでした。

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2021/02/10

小さな謎解きが面白くて、さらっと読めた。 高校生の友達関係、親との関係って、真っ只中にいると苦しい。何十年前のことだけど、思い出すとかなり苦しいから。 わたし自身、カオリみたいな時もあったし、シズみたいだった。 ただ、全然乗り越えずに進んでしまったなー。 きっと、それがあっての...

小さな謎解きが面白くて、さらっと読めた。 高校生の友達関係、親との関係って、真っ只中にいると苦しい。何十年前のことだけど、思い出すとかなり苦しいから。 わたし自身、カオリみたいな時もあったし、シズみたいだった。 ただ、全然乗り越えずに進んでしまったなー。 きっと、それがあっての今なんだけどね。 でも、もう少し、楽しい高校生活、過ごしたかった。

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2019/12/31

高校の写真部に所属する4人の女子高生のそれぞれの視点から語られる短編集。 ハタから見るとキラキラして悩みや葛藤も無さそうな少女たちですが、容姿に自信が持てなかったり、学校や家の居心地が悪かったり、自分らしさを見失ったり、人知れず悩みを抱えています。 人は誰もが悩みを抱えて生き...

高校の写真部に所属する4人の女子高生のそれぞれの視点から語られる短編集。 ハタから見るとキラキラして悩みや葛藤も無さそうな少女たちですが、容姿に自信が持てなかったり、学校や家の居心地が悪かったり、自分らしさを見失ったり、人知れず悩みを抱えています。 人は誰もが悩みを抱えて生きていますが、彼女たちはその若さゆえ、悩みに直面した時、立ちすくんでしまうのです。 自分の悩みが他人より深刻に感じてしまったり。 お互いに思いやる気持ちはあるのにうまく届かず、行き違いが生じてしまったり。 幸せになりたいのに、悩みを自分で作り出してしまう自家中毒な面もあったりして。 そんな彼女たちの繊細な心の動きを、カメラの性質や作用を利用した謎解きに沿って、優しく紐解いていきます。 謎としてはそんなに意外性は無いのですが、少女たちの心の機微の変化には感じ入るものがありました。 自分の気持ちに向き合い、それを受け入れることで、同時に他人の感情の蓋をゆるめることができるのかもしれないな、と思いました。

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2018/10/10

高校の写真部に在籍する四人の日常の葛藤。可愛い友人と服を選ぶことに複雑なミラ、自分でもわからない似合う服を教えて欲しいような押し付けないで欲しいような面倒さの秋穂、孤高で才能もあるけれど遊びじゃないと認めて欲しくてくずおれそうなシズ。ハブっていた過去が終盤で反転するカオリの話は印...

高校の写真部に在籍する四人の日常の葛藤。可愛い友人と服を選ぶことに複雑なミラ、自分でもわからない似合う服を教えて欲しいような押し付けないで欲しいような面倒さの秋穂、孤高で才能もあるけれど遊びじゃないと認めて欲しくてくずおれそうなシズ。ハブっていた過去が終盤で反転するカオリの話は印象も反転した。

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2018/06/14

カメラを軸に据えた短編集、心温まる話が丁寧に描かれている印象。ミステリとして売り出された作品ではないが、物語の流れの中でうまく謎が組み込まれており、十分に楽しめるものになっている。また作者の特徴でもあるが、作品が進むにつれて仕掛けが大きなものとなっていくのがとても面白い。どの短編...

カメラを軸に据えた短編集、心温まる話が丁寧に描かれている印象。ミステリとして売り出された作品ではないが、物語の流れの中でうまく謎が組み込まれており、十分に楽しめるものになっている。また作者の特徴でもあるが、作品が進むにつれて仕掛けが大きなものとなっていくのがとても面白い。どの短編も涙滲んだが、ラストのペンタプリズム・コントラストでは我慢が出来なかった。p217~p218が堪らない。いくつか気になる部分もあったが、素晴らしい作品である。

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