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チーズと文明 の商品レビュー

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2024/11/30

タイトルの通りチーズを題材に(主には欧州の)人類の歴史を眺める書籍なのですが、面白かった。これまでも食と歴史に関わる本は何冊か読んできたけど、著者が食物栄養学部で教鞭を取る教授ということで各種のチーズ作りについての科学的な考証も多く取り入れられているのが面白い。また新石器時代や神...

タイトルの通りチーズを題材に(主には欧州の)人類の歴史を眺める書籍なのですが、面白かった。これまでも食と歴史に関わる本は何冊か読んできたけど、著者が食物栄養学部で教鞭を取る教授ということで各種のチーズ作りについての科学的な考証も多く取り入れられているのが面白い。また新石器時代や神話の時代から現代に至るまでの解説がなされるが、資料がなく未解明な部分の多さや、近代から現代にかけての産地競争や工場化と伝統的製法の対立と輸出入の問題などチーズという食品の独自性と政治経済の分野との交差なども興味深かった。

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2020/04/25

地理的表示を理解するための参考になる本を探していて、この本に出会った。EUと米国の間のチーズをめぐる考え方の対立を、歴史を通じて理解することができたような気がする。

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2020/03/27

著者は、ヴァーモント大学食物栄養学部の、ポール・キンステッド教授。チーズという食品を通して、西洋文明史をめぐる旅へと読者を誘います。    メソポタミア文明やエジプト文明でも製造されていたチーズ。そのチーズ作りの歴史を振り返ると、塩と人類の深いつながりも見えてきます。塩水でチーズ...

著者は、ヴァーモント大学食物栄養学部の、ポール・キンステッド教授。チーズという食品を通して、西洋文明史をめぐる旅へと読者を誘います。    メソポタミア文明やエジプト文明でも製造されていたチーズ。そのチーズ作りの歴史を振り返ると、塩と人類の深いつながりも見えてきます。塩水でチーズの保存性を高める技術が、古代ローマ時代の書物に登場するのです。   この本の読者は、古代文明からスーパーマーケットの食品コーナーにいたるまで、チーズ作り九千年の歴史を旅することになります。政治や戦争の歴史とは一味違う、食の歴史です。   身近な食べ物を通して悠久の歴史を振り返り、古の人々の息づかいや食卓の賑わいに想いを馳せてみませんか。

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2025/12/17

タイトルに惹かれて手にとった。 西洋文明〜そう言われると中国始め東洋ではチーズはあまり普及しなかった〜のあらましとそれにかかわるチーズの変遷を述べた作品。 紀元前から綿々と作られてきたチーズと西洋の歴史の関係が思ったよりも深くて興味深い。 残念なのは、みなさんご存知、みたいにチー...

タイトルに惹かれて手にとった。 西洋文明〜そう言われると中国始め東洋ではチーズはあまり普及しなかった〜のあらましとそれにかかわるチーズの変遷を述べた作品。 紀元前から綿々と作られてきたチーズと西洋の歴史の関係が思ったよりも深くて興味深い。 残念なのは、みなさんご存知、みたいにチーズの製法が語られてることでこれは巻頭などに基本的なチーズの作り方をまとめておいてくれないと素人にはついていけないなと思った。 チーズの製法を調べておいてから読む分には非常に面白い作品だと思います。

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2015/11/12

9000年に渡るチーズから見た世界史とチーズの発展。 著者はアメリカのチーズの専門家。巻末の参考文献が多岐に渡るのも信用して良いか。 技術進歩や社会との関わりの中でのチーズの進化発展、各国のチーズ文化の盛衰からその国の成り立ちも垣間見える。最初の人間の乳糖耐性についての記述も非...

9000年に渡るチーズから見た世界史とチーズの発展。 著者はアメリカのチーズの専門家。巻末の参考文献が多岐に渡るのも信用して良いか。 技術進歩や社会との関わりの中でのチーズの進化発展、各国のチーズ文化の盛衰からその国の成り立ちも垣間見える。最初の人間の乳糖耐性についての記述も非常に興味深く。 多分チーズに興味が無いと、なかなか手に取らないと思うけど、古代史か英仏蘭米辺りの歴史に興味があれば充分楽しめる筈。 最後は現代の地理的呼称保護の欧米の問題も取り扱う。アメリカ歴史背景というのはあまり考えたことがなかったけど首肯する面もある。

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2013/10/19

はじめに 文明史と交差するチーズの歴史 第1章 チーズの起源―古代南西アジア 第2章 文明のゆりかご―チーズと宗教 第3章 貿易のゆくえ―青銅器とレンネット 第4章 地中海の奇跡―ギリシャ世界のチーズ 第5章 ローマ帝国とキリスト教―体系化されるチーズ 第6章 荘園と修道院―チー...

はじめに 文明史と交差するチーズの歴史 第1章 チーズの起源―古代南西アジア 第2章 文明のゆりかご―チーズと宗教 第3章 貿易のゆくえ―青銅器とレンネット 第4章 地中海の奇跡―ギリシャ世界のチーズ 第5章 ローマ帝国とキリスト教―体系化されるチーズ 第6章 荘園と修道院―チーズ多様化の時代 第7章 イングランドとオランダの明暗―市場原理とチーズ 第8章 伝統製法の消滅―ピューリタンとチーズ工場 第9章 新旧両世界のあいだ―原産地名称保護と安全性をめぐって

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2013/07/28

農耕の発明とほぼ同時期に家畜の飼育も始まったと思われ、保存発酵食品であるチーズもその歴史は相当古く、現存する痕跡は紀元前6500年。西アジアを発祥とし、メソポタミア、地中海(ギリシア、ローマ)を渡り、ヨーロッパ全土、新大陸へと伝わっていく様、技術開発の変遷などを辿れる1冊である。...

農耕の発明とほぼ同時期に家畜の飼育も始まったと思われ、保存発酵食品であるチーズもその歴史は相当古く、現存する痕跡は紀元前6500年。西アジアを発祥とし、メソポタミア、地中海(ギリシア、ローマ)を渡り、ヨーロッパ全土、新大陸へと伝わっていく様、技術開発の変遷などを辿れる1冊である。本物のチーズとワインとともに楽しめば良かったかなぁ…、ちょっと失敗(笑)

Posted byブクログ