介護退職 の商品レビュー
一流企業に勤務する部長職、同期に抜きん出て順調に出世、都内にマイホームを持ち、息子は名門中学を目指している50代のいわゆる『勝ち組サラリーマン』が主人公。 ある日突然、田舎に住む母親の介護問題(認知症・四肢の障害)がのしかかる。妻は息子の受験で頼りにならず、多忙な仕事のままでは...
一流企業に勤務する部長職、同期に抜きん出て順調に出世、都内にマイホームを持ち、息子は名門中学を目指している50代のいわゆる『勝ち組サラリーマン』が主人公。 ある日突然、田舎に住む母親の介護問題(認知症・四肢の障害)がのしかかる。妻は息子の受験で頼りにならず、多忙な仕事のままでは夫婦共倒れになりかねない…悩んだ末に主人公は仕事を退職する… 親が長生きしてくれるのはありがたいが、『介護問題』は人それぞれで、どのような形でやって来るのかは予想も付かない。しかし目をつむって通り過ぎるのを待つことで、自然に解決事出来る問題ではない。 僕にとっても、8050問題ならぬ9060問題が先に控えている。現在、93歳の母は自立しているが、明日はわからない…介護のために仕事を退職せざるえない人は、これからもっと増えるだろう…。 物語は、主人公の弟嫁が介護を手伝ってくれ、今までの職務経験を汲んで外資系企業からヘッドハンティングが来て、年俸3,000万円で雇用契約してのハッピーエンド。ありえへん…
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最後は、実母の介護を嫁と義妹に押し付け、企業実績を持って海外へ高給で再就職。ハッピーエンド? それとも、不幸の始まり? 昭和世代はこんなラストを期待しているのでしょうか、疑問です。 この後の唐木家では、嫁は両親が要介護になり実家の往復に、義妹は借金返済後に再就職。実母は止む無く介護付き有料老人ホームに入居。自分たちの生活と子供の教育、介護の費用維持のため、ひたすら働く。外資系の年金制度はわからないけど、退職前の予定年金額には届かないのでは、と思われる。 「不慮の出来事によっても走り続けられるかどうかが明暗を分ける」と語る。だから、介護休暇制度を利用できない、と。 結婚・出産・育児、転勤・介護、退職する不慮の出来事はある。その社員がその犠牲になって、日本の会社は成長したのだろうか。なぜ誰もが倖せにならない状況が続くのだろうか。 最後に気になる点が2つ。 ①「役員になる」ことが、悠々自適な老後の条件と語る。退職金と企業年金、厚生年金で余生を遣り繰りするのは厳しい。と。昨今、退職金のない会社、企業年金のない会社が増えている。きっと、”老後”という単語は”昭和”とともに死語になったのかもしれない。 ②リストラ、解雇を通達された会社に不満があったら、というくだりがある。→就職試験で落とされた会社、契約を取れなかった会社にたいして、文句を言っていたらきりがないので、そんなことは無いと思うけど。それも、また昭和世代的なのかもしれない
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タイトルからして内容は想像していたがまさに今後このような問題を抱える人が増えると思われる。今回は危機的状況になりながらもラストは明るい未来を予期させられたので救われた思いだ。 現実はもっと悲惨な介護問題を抱えているケースも多々あるに違いない。老老介護や若年による介護、高齢化が進めば色んな問題が出てくる。自分が介護される側になる頃には制度がすすみ、長生きして疎まれるような社会でなくなっていますように。
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万事において、身に降りかかる出来事は運命と受け入れ、前に進むしかないのだという覚悟をすることです。今の私がなすべきことは、過去を悔やむことではありません。どんなことがあっても家族を守る。それ以外にないということです。 唐木栄太郎は、垣谷美雨さんの小説の登場人物とは格が違う…
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主人公と同年代であり、母を田舎に独り暮らしさせている自分がこの物語に直面したら何ができるのだろうかとあらためて考えさせられる一冊でした。
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高齢の親がいる人には是非読んでほしい本です。いろいろ考える機会となり役に立つと思います。私もこれを読んだ後は、離れて暮らす親の家の合鍵を子供全員で預かることに決めました。
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「平穏な日々を崩壊させる」と裏表紙のアオリ文句にあって、『Cの福音』シリーズの著者でもあり、よほど凄惨な事態になるかとおもったがそれほどでもなく、救いのある終わり方でほっとしている。 主人公が大手商社の役員候補で一千万プレーヤーだししかも終わりは少しうまくいきすぎで、平凡なサラリーマンとは特に経済的面で全然異なるが、途中までの降格にいたる経緯は誰にでもありうることで、参考にはなる。
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身内のこともあって、介護について少し勉強したので、題名を見て作家が楡さんなので買ってきた。 正直がっかり。現実の介護問題とは程遠い。得るところもなかった。 収入が年間手取り1000万円で役員目前かというエリートサラリーマン、田舎で独り暮らしの母親が骨折、東北までの交通費もバカにならないと自宅に引き取って介護に当たった、しばらくして妻が入院する。 仕事はアメリカ企業との契約が成功寸前で、取締役へのステップに立っている。 3LDKのマンションの住宅ローンと車のローンがあり、高校受験前の息子がいて授業料の高い塾に通っている。 母を引き取ったがほかに介護を頼めるところがない。施設には空きがない。高額の有料老人ホームには手が出ない。 仕事にしわ寄せが来て閑職に左遷される。 そこで早期退職の優遇制度を利用して退職する。預金額は5000万。これを食いつぶしていくのかと暗澹たる気持ちになる主人公。 読んでいて、この主人公は何を悩むか、中流家庭でなぜに車はローン、将来の見通しが甘かったにせよ、すぐに負担になる様な住宅ローンの支払い。見直しはしないのか、経済的なこともあってヘルパーは最低限に利用することにする。など日常の生活に不信感を持つ。 弟のうちでも店の収入は下り坂で、成績がよく超難関大学を目指している、教育費がかさみ生活はカツカツ状態で当てにできない。 お仕事小説の側面で、エリートの仕事を語る、サラーマン小説の部分はこのテーマの中で意味を図りかねる。 最後にハントされた仕事では年収3000万円になりアメリカ勤務で、妹に給料を支払って手伝ってもらうことにして赴任する。 何が悩みだろう。 楡さんのお気楽な小説になんだかがっかりした。もちろん人生には挫折もある、でもそれが言いたかったのだろうか得意分野だし。最後まで読むと、これは苦難を乗り越えたサクセスストーリーだったのか? 一般的に介護者をかかえた家庭は殆ど二人家族で、自分よりほかに看る人がいないケースが多いそうだ。 当然勤める時間もないし職場はない。介護サービスを受けても費用が払えない。介護保険が適用されてもそれだけではまかなえないのが現状で、施設には空きがない。 そういった切羽詰った現状で悩み、助けを求めている人が多い。非課税世帯の優遇はあるにしても、施設の自己負担はなくならない。収入より支出が上回り、心身ともに消耗していく。ばら撒き行政という言葉の裏にこうして存在する非生産世帯はどうなるのか策はいつでも後回しになっている、増える高齢者を社会でどう受け入れるか、働ける人材が介護に回らないといけない現状は全く改善されず、老人保健法は高齢者を苦しめている。 高齢者が安心して余生を過ごせるためには、係員は公費の適応状態をしっかり掴み、公平で正確に実態を調べ。コンピュータに頼らず足で確かめ実情にあった処置を行い悪法なら改めなくてはいけない、そういったことから始めてはどうか。 介護を書くなら、しっかり現実を把握認識してほしかった。 個人差が人を傷つけ差別する法律を、考え直さなくてはならないことが必至であっても。
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最近、この手の本を見ると手を出してしまう。身につまされる話だった。 小説としてはやや盛り上がりに欠け、展開も予想できる内容なので想定内。むしろ、体験談を読んでいるようでかなり身近なお話といった感じ。 解決の仕方は家庭により様々。このケースはウルトラCというか…我が家には当てはまら...
最近、この手の本を見ると手を出してしまう。身につまされる話だった。 小説としてはやや盛り上がりに欠け、展開も予想できる内容なので想定内。むしろ、体験談を読んでいるようでかなり身近なお話といった感じ。 解決の仕方は家庭により様々。このケースはウルトラCというか…我が家には当てはまらないが、何とか上手くいきそうでホッとした。 介護ってお金かかるよね…。
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三國電産北米事業部長の唐木栄太郎は取締役の椅子も目前。妻と名門私立中を目指す息子と家族三人で、都内の自宅で絶好調の年末を迎えていた。そんなある日、秋田で独居する老母が雪かき中に骨折したと電話が入る。その時は、まさかそれが、奈落への号砲とは知る由もなかった…。
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