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いなくなれ、群青 の商品レビュー

3.5

285件のお客様レビュー

  1. 5つ

    43

  2. 4つ

    74

  3. 3つ

    93

  4. 2つ

    33

  5. 1つ

    6

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2024/06/04

階段島の中での出来事の話はとても面白かった。しかし最後の島についてのネタバラシからは仕組みがややこしくて求めていたほどのスッキリ感はなかった。自分自身の嫌な部分が島の中に捨てられて閉じ込められて現実の自分は嫌な部分を捨てた自分。難しい話。

Posted byブクログ

2024/05/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

不完全な人たちだらけの世界。元の場所に戻るには、「無くした」ものを探さないといけない。最初は世界観がつかめなかったけれど、最終盤になって「そういうことか…!」と理解した。大人になる上で、無くしていかなければいけない部分、自分の愛せない部分、みんなそれぞれあると思う。それを切り捨てることは肯定的に捉えられがちだけれど、中にはその切り捨てた部分を愛してくれる人もいる。捨てないで抱えて生きていかないといけない物事もあるんだろうな、と思った。ほんの少しだけ、自分の中にある完全ではない部分を愛せた気がした。

Posted byブクログ

2024/04/05

うーーーん。 ある「島」にやって来た高校生たち、彼らの周辺で起きる奇妙な事件。 ファンタジー色(と言うべきか否か判断つかず)が強すぎるのか、地に足がついていない感じがした。また文章も決して下手ではないが、平坦で読むのに苦労した。 設定やアイディアなど悪くはないのだが……。

Posted byブクログ

2024/03/24

「失ったものは、何か。心を穿つ青春ミステリ。」 生きていれば色んな感情が生まれては沈められ、その度に何かを得ては失われてゆく。 失われたものって何だ? 大人になるに連れ、手元に残ったものだけが「今の自分の姿」だと思うようになった。 これまで手放したものたちの中に、自分が自分たら...

「失ったものは、何か。心を穿つ青春ミステリ。」 生きていれば色んな感情が生まれては沈められ、その度に何かを得ては失われてゆく。 失われたものって何だ? 大人になるに連れ、手元に残ったものだけが「今の自分の姿」だと思うようになった。 これまで手放したものたちの中に、自分が自分たらしめるものがあったのではないか。 幸せを得るために不幸を受け入れることも覚えた。 だから少なくとも不幸ではないと言えるのに。 なのに この本を読んでこんなに 切なくて眠れなくなるのは 一体なぜなのか…

Posted byブクログ

2024/03/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

少し結末は難しいが、話自体はおもしろい。 階段島に来る人達自体が「なくし物」というのが深い。映画を見てみたいと思った。

Posted byブクログ

2024/01/24

かなり昔に読んだ作品です。当時の自分にとってあまりにも寄り添ってくれた本でとても思い出深い作品です。この本がなければ今の自分はいません。そういった意味でこの評価です。

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2023/12/22

シリーズものだとは知らずに手を出しましたが、この先の階段を上っていくかは悩んでいるところです。この一冊で終わりだとしても よいかも

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2023/12/10

階段島という不思議な島でおきる話。 ファンタジー色強い。 登場人物は少ないが関係は複雑。後半いろいろなことが明らかになっていくところがよかった。

Posted byブクログ

2023/12/06

苦手じゃないタイプのやや恋愛青春小説。自分ってリア充系でなくて、拗らせてる厨二病系なら恋愛ぽくなっても大丈夫なんだと気づく笑 舞台設定はファンタジーですね。 シリーズ開幕って背表紙に書いてあるけど、このまま終わってても良い気がする。

Posted byブクログ

2023/09/11

高校生たちが織りなす、まさに青春ミステリな話。登場人物がみんな魅力的に描かれていて良かった。本格的ミステリとは違うけれど、適度にミステリアスで青々とした青春を感じました。

Posted byブクログ