ガットショット・ストレート の商品レビュー
ちょっと手を伸ばせば 掴めそうな大金や、 とつぜん転がりこんで くる訳アリ美女。 運命を狂わせる悪魔は 私たちを荒々しく誘惑 します。 代償が高くつくことを 覚悟の上で賭けに出る 主人公たち。 その賭けに負けたとき 彼らは仕方ないと諦め すべて受け入れるのか ? ノーで...
ちょっと手を伸ばせば 掴めそうな大金や、 とつぜん転がりこんで くる訳アリ美女。 運命を狂わせる悪魔は 私たちを荒々しく誘惑 します。 代償が高くつくことを 覚悟の上で賭けに出る 主人公たち。 その賭けに負けたとき 彼らは仕方ないと諦め すべて受け入れるのか ? ノーです。この物語の 主人公たちはけっして 諦めません。 すべて受け入れたかの ように見せかけて、 冷静に考え虎視眈々と 活路を探ります。 そして同じ賭けに何度 でも挑むのです。 いつしか悪魔も屈して 手を引くか、 己の負けを認めて賭け 金を差し出すでしょう ─ なんて何となく綺麗に まとめてみましたが、 実のところこの物語は ヒロインであるジーナ の、 峰不二子顔負けのその いい女っぷりを愉しむ 物語です(笑 いつもひとりで行動し 必要なときは誰とでも 組み、 そしてあっさり裏切り 後腐れなく別れる。 彼女はその魅力を武器 として他人を操ること に長け、 目的を達成するために は手段を厭いません。 嗚呼ジーナ悪い女だよ あんたは♡ 悪魔も虜にするジーナ の魅力をお愉しみあれ ♪
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ルー・バーニーの初翻訳もの。 なかなか手に入れられず、ようやく読むことができた。 魅力的なちょいワルたちが繰り広げる聖遺物争奪戦。騙し、騙され、最後に笑うのは誰か。 依頼主から使うようにって借りた車のトランクに女性が入ってること、あるよねー笑 悪党になりきれない主人公シェイクの、騙されやすく惚れっぽいけど、根っこはしたたかなところが凄く魅力的。ヒロインのジーナも、いわゆる峰不二子的で、コケティッシュの手本のよう。 ストーリーもさることながら、オシャレなエンディングで大満足。そんなに数はなさそうだけど、もっともっと翻訳してほしい作家の一人だ。
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LAとラスベガス両方のギャングから追われるという設定や小洒落たエンディングはいかにもハリウッド的であり、近作の『11月に去りし者』にもそんな雰囲気を漂わせているところに、巧みなストーリーテリングだけではない作者の醍醐味が感じられる。
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『11月に去りし者』で久々に手ごたえのある筆力を持った作家と出会えたことが嬉し過ぎて、たった一冊のルー・バーニーの古い翻訳書を手に入れ、ようやくこの作家の世界と再会することができた。なるほど、前半はほぼロード・ノベル。こういう作風を得意とする作家である。 しかも善玉悪玉とも...
『11月に去りし者』で久々に手ごたえのある筆力を持った作家と出会えたことが嬉し過ぎて、たった一冊のルー・バーニーの古い翻訳書を手に入れ、ようやくこの作家の世界と再会することができた。なるほど、前半はほぼロード・ノベル。こういう作風を得意とする作家である。 しかも善玉悪玉ともに人間味があり、捨て難い印象を残すため、文字通り、善悪入り乱れてのもつれにもつれ合う、ひっきりなしの逆転ストーリーであっても、読者の側に、さほどの混乱は起きない。だからこそ、この作者の筆力に、ぼくはまたも着目してしまう。 善悪と書いたものの、善なる人(たいていは被害者の側)はあまり登場しない。ほぼ登場人物の大方は、腹に一物抱えた煮ても焼いても食えないような男女ばかりだ。ひっきりなしの対決と駆け引きのシーンにアクションが混じるのだが、思いのほか暴力的な印象は多くない。からっとクールな緊張感と、独特に過ぎるユーモラスな会話がページを快適なステップで躍らせてくれるのだ。 リズム感と疾走感と、人間のもつ純粋な温かみのようなものが、悪党だらけの世界であるのに溢れ出る。 主人公であるシェイクが監獄を出所する間際の暴力すれすれシーンに始まり、出所後すぐに手にする一見簡単そうだがその実あまりにもやば過ぎる仕事。そしてこの作者ならではの独特の女性描写の巧みさが活きるアンチ・ヒロイン、ジーナの登場。スムースに終わらない取引と裏切りと化かし合い。組織対個人。独特過ぎる宝物の争奪戦。 LA、ヴェガス、そして舞台はパナマシティに。運河を介して、太平洋とカリブ海に挟まれた太陽の町を舞台に、ユーモラスでスリリングな世界が広がる。エルモア・レナードを想起させる明るくドライなピカレスク・スリラーは、ページをめくる手を止めることのできない楽しさでいっぱいである。 もっと沢山この作者の本が読みたい。でも今は読み終わった二作しか日本語作品はない。『11月に去りし者』の人気に押されて次々と作品が日本に紹介されてゆくことが期待される。何度も言うがルー・バーニーは真の実力派作家なのである。
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出所した詐欺師の男 かつていい感じだった女マフィアのつてで、車を運転して、ブツを受け取ってくる簡単な仕事を紹介され。 しかし、渡された車のトランクには女がいて…(ここまでくると「トランスポーター」っぽい展開) 詐欺師どうしの駆け引きが ひたすらクールに描かれます なんとなくオー...
出所した詐欺師の男 かつていい感じだった女マフィアのつてで、車を運転して、ブツを受け取ってくる簡単な仕事を紹介され。 しかし、渡された車のトランクには女がいて…(ここまでくると「トランスポーター」っぽい展開) 詐欺師どうしの駆け引きが ひたすらクールに描かれます なんとなくオーシャンズ11っぽいなって思ったら、著者紹介にオーシャンズの監督にも絶賛されてるとの文が…そりゃそうだろうよ。 って、同じコメント書いてる人いるし やっぱりみんなそう思うってことか 脇役かと思った奴が意外に活躍してく(と言うよりどんどん巻き込まれる)のも良かった。 ある場面が、わたしには 「結婚式での誓いの場面」にも読めた。
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表紙の感じに惹かれて手にとってみました。 タイトルはポーカー用語であと一枚でストレートになる状態のことを言うようで、実際に出だしは刑務所内でのポーカーのシーンから。 自動車泥棒で服役していた主人公。事件に関して口をつぐんでいたお陰で出所早々、アルメニアマフィアの女ボスから簡単な仕...
表紙の感じに惹かれて手にとってみました。 タイトルはポーカー用語であと一枚でストレートになる状態のことを言うようで、実際に出だしは刑務所内でのポーカーのシーンから。 自動車泥棒で服役していた主人公。事件に関して口をつぐんでいたお陰で出所早々、アルメニアマフィアの女ボスから簡単な仕事を与えられる。ロスからヴェガスまで車を転がしていき向こうであるものと引き換えてこい、と。 この車のトランクに入っていたのが猿轡に両手両足を縛られた若い女...なんとなく情にほだされてこの女を助けてしまったところから簡単なはずだった仕事がどんどんおかしな方向へ... 登場人物の殆どが悪人という、いわゆる犯罪小説なんだけども明笑える箇所も多くなかなかいい作品でした。
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出所したばかりの男シェイクや、したたかな女ジーナ…思惑入り乱れる騙しあいエンターテイメント小説。 オーシャンズ11みたいと思っていたら、その監督に絶賛されているらしい。なんか人のいいシェイクや、峰不二子的?小悪魔女子ジーナなど キャラクターが魅力的。 終わり方もなかなか。
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出所したばかりの男は堅気になる元手を得るため、最後の悪事に手を染める。運び屋程度なら問題なかろうと。まさか自分の運んでいるのがあんなものだとは思っていなかった。とんでもないお宝をめぐって、悪いやつらが騙し騙され奪い合い。冒頭から好きな本の匂いしかしなかった。お宝の内容をはじめとし...
出所したばかりの男は堅気になる元手を得るため、最後の悪事に手を染める。運び屋程度なら問題なかろうと。まさか自分の運んでいるのがあんなものだとは思っていなかった。とんでもないお宝をめぐって、悪いやつらが騙し騙され奪い合い。冒頭から好きな本の匂いしかしなかった。お宝の内容をはじめとして笑い満載。
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