宝石の国(3) の商品レビュー
最初の「登場人物紹介」で「体が大変なことになってきた。」とか書いてて、「はは、そうですね」って思ってたらいやほんとに大変なことに 失われたものが戻ることはあるのだろうか。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
3巻一気によんだけど、アンタークのところだけ何度も読み返してしまった。 砕けた顔に人差し指をあてて、「先生がさびしくないように冬をたのむ」なんて言われたらなあ。 他の宝石ちゃんたちが自分の所為で危ない目にあっても、特に反省したり、その子たちに気を遣ったりしてなかったのに、アンタークにはお花を供えて、話しかけている。 自分が無力な所為でアンタークを失って、さすがのフォスも人が変わってしまったのか。 それとも自分の体以外の物質を取り入れたのが原因だろうか。 シンシャのことを忘れてしまって、アンタークがシンシャの代わりになってしまったのか。 フォスは足だけでなく腕も失って形が変わってゆく。 ターミネーター2の彼と違って、フォスは腕が異形に変わっても美しい。 弱くてもろかったのが、どんどん強くなってきた。 足をなくしたとき、ショックを受けてなさそうだったから、そんなに気にしてないのかと思ったけど、自分が変わっていくことが怖いし、心は変化を受け入れていないのに、体だけ順応していくのが怖いのかもしれないと涙を流しているとこを見ておもった。 流氷のお喋りを古代生物の澱と言ったり、涙を古代生物の欠陥と言ったり、やはり先生は何かにんげんと関係があるのですね。 古代生物というのがどうも人間を指しているように思いますが、月人と一度流氷に対して「罪深き者」と言ったのも気になります。 月人がきたときに、「何度来ようとも無駄だ」と言っているのもひっかかりました。 しかも何となく、月人は先生に関しては奪いに来ているというよりか、いっしょに来てほしいみたいな感じが…。 足止めしにきたシーンもひれ伏しているように見えるし。 ツンデレなアンタークちんかわいい。 また元の形に戻って先生に抱きしめてもらってね。
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最初は「うーん?」だったけど今はすごく好き。 強いて言えばアクションシーンで躍動感が少ないのが欠点かもしれないけど、逆に言えばちゃんとアニメにすれば大化けするかも。とにかくやヴぁい
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宝石少女?のバトルファンタジー第3巻。 光が無いと活動できない宝石たちは、冬の訪れとともに長い眠りに入る。 その眠りをひとり守るのが「南極石(アンタークチサイト/硬度:3)」だが、今年は「燐葉石(フォスフォフィライト/硬度:3.5)」も手助けすると言う。 折り悪く、宝石に敵対す...
宝石少女?のバトルファンタジー第3巻。 光が無いと活動できない宝石たちは、冬の訪れとともに長い眠りに入る。 その眠りをひとり守るのが「南極石(アンタークチサイト/硬度:3)」だが、今年は「燐葉石(フォスフォフィライト/硬度:3.5)」も手助けすると言う。 折り悪く、宝石に敵対する月人(つきじん)の新型が二人の前に現れ… 相変わらず「考えるな、感じろ」といったかんじの作品。
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それこそ宝石に魅了されるかのように、どんどん物語に魅了されていく。 まさしく、急展開。脆く壊れやすいものほど、実は強さを秘めているのかもしれない。 美しさと儚さ。独特のタッチとテンポで、シリアスとコミカルを交えながら。
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フォスが、月人に攫われないまま、でも変わっていってしまう(外見上の変化がそのまま内面の変化になる)のがハラハラしますね… 金剛先生がカッコ良くなる一方でどうしましょう。そして何者なのでしょう。 ルチルが好きなので、4巻でもっと出てくるといいなー。
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うわああああんアンタークチサイトおおおおパッと出てパッと消えちゃって悲しいけどこの話ならまた再会あり得るんじゃないかな… アクションシーンはんんん?ってなるけどやっぱり素敵だな〜冬眠かわいいな〜 フォスは主人公だからなんやかんや変わらないって思ってた。これからどうなるのかな
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物語は少年漫画の王道。だけど密度がとても濃い。描き方は二十年前の少女漫画のよう。そのバランスのとり方が新鮮だし、すごく懐かしい感じもして素敵。 ひとつひとつの構成要素はレトロとすら言えるけど、そこに仏教的なものを持ってくるあたりが2010年代の時代の空気に合ってる感じがする。もち...
物語は少年漫画の王道。だけど密度がとても濃い。描き方は二十年前の少女漫画のよう。そのバランスのとり方が新鮮だし、すごく懐かしい感じもして素敵。 ひとつひとつの構成要素はレトロとすら言えるけど、そこに仏教的なものを持ってくるあたりが2010年代の時代の空気に合ってる感じがする。もちろん作者のセンスやバックボーンあってのものだけども。 全体に耽美でありながら、決して不健全に閉じたりしてないとこもいいなあと思う。病んだりする子もいるけど、それを客観的に見ている人がちゃんといる安定感。 続きがとても楽しみです。
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今回は、悲しい ばかりだったなあ。あとフォスが、違うくなっていく、宝石なのに肉体的成長変化がある。古代生物の欠陥て人間的な要素の感情の澱なのかな? 壊れても連れてかれても死への恐怖がないせいか何処か「取り戻せば」的なのが、合金付いてからフォス明らかに「人間的感情故の恐怖」を持ち始...
今回は、悲しい ばかりだったなあ。あとフォスが、違うくなっていく、宝石なのに肉体的成長変化がある。古代生物の欠陥て人間的な要素の感情の澱なのかな? 壊れても連れてかれても死への恐怖がないせいか何処か「取り戻せば」的なのが、合金付いてからフォス明らかに「人間的感情故の恐怖」を持ち始めてる気が。あ、金剛先生の肉体美に涎が(ォィ)誰かを、思う、失ったことへの「怖い」は、悲しい。
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“「低硬度から勇気をとったらなにもない」 「できることしかできないよ」 「できることしかやらないからだ」 「できることならせいいっぱいやるよ」 「できることしかできないままだな」”[P.63] えらい展開してきた。 刻々と変わっていく感じ。 74ページの「シンシャが」の台詞に合...
“「低硬度から勇気をとったらなにもない」 「できることしかできないよ」 「できることしかやらないからだ」 「できることならせいいっぱいやるよ」 「できることしかできないままだな」”[P.63] えらい展開してきた。 刻々と変わっていく感じ。 74ページの「シンシャが」の台詞に合わせたフォスの顔がよかっただけに最後がきつい。 “「今回も旧式だった 残念だ 次は君をのせてるといいんだけど ……さっぱりしただろ?君みたいになりたくて ついでに破片が見つからないとこを髪で埋めてみたんだ どうせすぐ合金で押し出されちゃうんだけどさヒマで…… さいきんずっと起きてられるんだ いつ月人がきても大丈夫…… それに目をつぶるのいやなんだ 繰り返し……君がさ……」”[P.174]
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