癒し屋キリコの約束 の商品レビュー
心に傷を負ったお客さんたちに救いの手をさしのべる「癒し屋」である、喫茶店のオーナー霧子。 とはいっても聖人君子のような人物とは程遠く、酒癖の悪い守銭奴といった感じだ。 無責任かつ突拍子もない言動のオンパレードの霧子にかき回され、振り回されながらも、登場人物たちの口をつくため息は心...
心に傷を負ったお客さんたちに救いの手をさしのべる「癒し屋」である、喫茶店のオーナー霧子。 とはいっても聖人君子のような人物とは程遠く、酒癖の悪い守銭奴といった感じだ。 無責任かつ突拍子もない言動のオンパレードの霧子にかき回され、振り回されながらも、登場人物たちの口をつくため息は心地よい疲れを含んでいる。 予想外で、バカバカしくて、それなのに心は温かく満ちる。 そうやってこの店に、またひとり、またひとりと、風変わりで愛すべき常連客が増えていくのだ。 相手の欠点を探すのをやめたとき、相手の長所が見つかりはじめる。 そしてそのときがお互いの幸せのはじまりなのだと教えられた。 小さな幸せと呼べるものを見つけ、味わうことで花ひらいていく。幸せとは、なるのではなく気付くものなのだ。 人生に笑えないことが起きたとしても、人間はくだらない会話で笑い合えるし、笑ったほうがきっといい。 負の過去と離別するために、人は胸を張らなければならない時があるのだ。 前を向くため。 過去を断ち切るため。 でもそれだけではない。 わたしはわたしの過去を受け入れました−−− 本質にその大きな意味があるからこそ、人は前を向けるし、大丈夫だと胸を張れる。 たとえ自責の念に駆られても、自分の心の癒し方を見つけられた人はきっとこれからも生きていける。 過去の自分を、どうか許して、受け入れてあげられますように。 この本は、過去から自由になれる瞬間の尊さを感じることのできる一冊だ。
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「昭和堂」というレトロな喫茶店のオーナー・有村霧子さん。不思議で魅惑的なキャラで、お店に来る人々の悩みを解決に導く過程は驚きの連続でした。 お店には、霧子さんが選んだ昭和の歌謡曲が流れ、曲目がその時その時の状況にピッタリ合っていて、私は懐かしさとともに霧子さんの選曲のセンス...
「昭和堂」というレトロな喫茶店のオーナー・有村霧子さん。不思議で魅惑的なキャラで、お店に来る人々の悩みを解決に導く過程は驚きの連続でした。 お店には、霧子さんが選んだ昭和の歌謡曲が流れ、曲目がその時その時の状況にピッタリ合っていて、私は懐かしさとともに霧子さんの選曲のセンスに脱帽!でした。そして、随所に散りばめられた霧子さんのセリフは、ノートに書き留めたい珠玉の言葉で、昭和の歌謡曲のフレーズと共に、心に温かく沁みました。 店長として働くカッキーこと柿崎照美さんは、美味しいコーヒーを淹れると評判で、昭和堂には楽しい仲間たちがいつも集まります。この空間、素敵だなあと思いました。 怖い場面から始まり、このお話は一体どうなってしまうのかと、不安を抱きながら読み進めました。最後の最後で、思いがけない展開となりました。 また素敵な本に出会えて大満足でした。
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「虹の岬の喫茶店」に続けて、喫茶店と音楽の組み合わせが素敵♫ 両作とも表紙の絵も素敵だし、店主のキャラも素敵♫
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はじめは、キャラの強すぎる霧子さんのヒッチャカメッチャカな行動に引きながら、訳のわからんコメディだなーと思いながら読んでたけれど、カッキーや霧子さんの背景が垣間見えてくるとともに、段々とストーリーに引き込まれていきました。 最後はドップリと癒し屋霧子さんのファンに・・。 素敵なス...
はじめは、キャラの強すぎる霧子さんのヒッチャカメッチャカな行動に引きながら、訳のわからんコメディだなーと思いながら読んでたけれど、カッキーや霧子さんの背景が垣間見えてくるとともに、段々とストーリーに引き込まれていきました。 最後はドップリと癒し屋霧子さんのファンに・・。 素敵なストーリーでした。 落ち込んだ心を癒して歩き出したい人にお勧めの一冊。
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昭和歌謡曲のフレーズに沿って、様々な悩みを解決していく物語です。 落ち込んだときに元気をもらえる言葉がたくさん詰まっていて、何度でも読み返したくなる一冊でした。
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歌に人生救われた そんな経験、全くない…とは言えないけれど一曲だけ Aqua Timezの決意の朝にを聴くと あの時辛かったけど、本当に大切な人たちのあたたかさに支えられてもう一度頑張って生きていこうと思ったことを思い出します やってみる前に諦めなければならなかった夢 私にも...
歌に人生救われた そんな経験、全くない…とは言えないけれど一曲だけ Aqua Timezの決意の朝にを聴くと あの時辛かったけど、本当に大切な人たちのあたたかさに支えられてもう一度頑張って生きていこうと思ったことを思い出します やってみる前に諦めなければならなかった夢 私にもあるので そうなんだよな、やってダメなら諦めもつくのに、やらせてももらえなかったらどうしたらいいのかって思う やっていたら、どうなっていたんだろうって 最初こそ、キリコの行動についていけなかったけれど少しずつ引き込まれていきました
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すごく好き! 懐かしい歌のフレーズが出てくるのもいいし キリコさんの言葉が沁みる 続きが読みたいくらいです
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キリコさんの言葉の数々が心に響いた。 適当のように見えて物事の確信をついていた。 急にシリアスな展開になるのもまた新鮮!
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サクサク読めました 昭和の名曲って 凄い フレーズてあふれているんだなって 心が温かくなる本でした ありがとう。
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昭和の名曲が流れる喫茶店昭和堂。 章ごとに名曲のワンフレーズがテーマになっていて、うまい具合に内容にマッチしているなぁと思った。 出だしから、ナイフを持った男がやってきて殺す殺さない…と不穏な雰囲気。それが一転して、ちょっとぶっ飛んだ癒し屋キリコさんのペースに飲まれてしまって、途...
昭和の名曲が流れる喫茶店昭和堂。 章ごとに名曲のワンフレーズがテーマになっていて、うまい具合に内容にマッチしているなぁと思った。 出だしから、ナイフを持った男がやってきて殺す殺さない…と不穏な雰囲気。それが一転して、ちょっとぶっ飛んだ癒し屋キリコさんのペースに飲まれてしまって、途中は「殺す…」の話は全く忘れていた私。 ラストで、そういえばそうだった!と思い出した自分にちょっとビックリしてしまった。 ハートフルな癒しと、ちょっとミステリー気分も味わえる森沢さんには珍しいパターンの物語だった。
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