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天の梯 の商品レビュー

4.6

378件のお客様レビュー

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2018/08/28

いよいよ大団円。 澪と野江の物語となる。 澪はどうやって野江を救い出すのか? そして天満一兆庵の再興はなるのか? ある意味、正統派の少女小説というか、少女漫画というか。 少女(ただし、澪はもう二十四になってしまっているので、少女ともいいづらいけど)が、自らの力で、時には冒険し、...

いよいよ大団円。 澪と野江の物語となる。 澪はどうやって野江を救い出すのか? そして天満一兆庵の再興はなるのか? ある意味、正統派の少女小説というか、少女漫画というか。 少女(ただし、澪はもう二十四になってしまっているので、少女ともいいづらいけど)が、自らの力で、時には冒険し、幸せをわが手でつかみ取る。 ちゃんと、澪自身も、この上ない伴侶を手に入れて。 澪は野江が引け目を感じないように、野江の実家が落籍させた形にする。 遊女が実家に身請けされるということが実際にあったのかはわからない。 あったとしても相当まれなケースだろうが、非現実的だと憤るより、そんな淡い夢を信じてみたくなる。

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2018/08/23

やっぱり源斉先生の忍耐勝ちか・・・澪ちゃんを幸せにしてくれよな、源斉先生・・・(娘を嫁に出す父親ヅラ)

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2018/06/22

「みをつくし料理帖」シリーズの最終巻。 この物語が完結してしまうのは、とても残念ですが、澪の幸せがどこにあるのかは最後まで気になります。 大阪を襲った未曽有の洪水で天涯孤独となり、江戸にやってきた澪。子供の頃に体験した水への恐怖はまだ消えないながらも、その水が人を生かす大切なも...

「みをつくし料理帖」シリーズの最終巻。 この物語が完結してしまうのは、とても残念ですが、澪の幸せがどこにあるのかは最後まで気になります。 大阪を襲った未曽有の洪水で天涯孤独となり、江戸にやってきた澪。子供の頃に体験した水への恐怖はまだ消えないながらも、その水が人を生かす大切なものだということも、料理人として十分理解しています。 多すぎても少なすぎても命にかかわるものとして、水をはじめすべての食材と程よい距離感をもって調理に臨む彼女の姿勢が良質の料理を生み出していくのだと、あらためて感じます。 澪は水脈(みお)という意味だと最後に知り、ハッとしました。 大団円へと大きく動いていく最終話。なんといっても野江との再会が胸に迫ります。 余計な言葉が全くないところが、これまでの二人の思いを逆に雄弁に物語っています。 江戸の人々を身近に思わせてくれたこのシリーズ。 笑いあり涙あり、感情豊かに読み進みました。 もう一度、初めからじっくりと読み返したいです。

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2018/06/02

みをつくし料理帖シリーズ最終巻。 夢が叶い 伴侶にも出会え・・・ 良かった!! 沢山の方に支えられた澪 ただ・・・ もう会えないと思うと寂しさが。

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2018/04/28

みをつくしシリーズ遂に最終巻10巻です! 途中で澪ちゃんのわがままっぷりに嫌気がさしたりもしましたが、最終巻は読んでよかった! 文句なしの展開です。 ただ身請けするのではない、相手を思いやる気持ちからうまれた発想、そして吉原のすべての女性の希望になる展開にしびれました。 粋だ...

みをつくしシリーズ遂に最終巻10巻です! 途中で澪ちゃんのわがままっぷりに嫌気がさしたりもしましたが、最終巻は読んでよかった! 文句なしの展開です。 ただ身請けするのではない、相手を思いやる気持ちからうまれた発想、そして吉原のすべての女性の希望になる展開にしびれました。 粋だねえ~、江戸っ子だねえ~(澪ちゃんにわか江戸っ子だけど) それに、小松原さまとのエピソードもよかったし、息子と登龍楼の因縁もはっきり分かったし、皆が納まるところに納まってちょっと強引な展開かなと思わなくもないですが、皆が幸せなところがこの本の最大の魅力ですから、これでいいんです。これが満足です。 澪ちゃん、今までありがとう♪

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2018/04/15

ついに最後の巻です。様々あった問題も全て綺麗におさまりました。もう澪たちに会えないと思うとページを捲りたくないとさえ思いました。10冊と長かったですが、澪と一緒に歩いてきた感覚で一瞬でした。最後になるにつれてあんな事やこんな事もあったなぁと走馬灯のように思い出しました。どんな事が...

ついに最後の巻です。様々あった問題も全て綺麗におさまりました。もう澪たちに会えないと思うとページを捲りたくないとさえ思いました。10冊と長かったですが、澪と一緒に歩いてきた感覚で一瞬でした。最後になるにつれてあんな事やこんな事もあったなぁと走馬灯のように思い出しました。どんな事があっても前を向いている澪は雲外蒼天そのものですし、女性としても人としてもお手本にしたいです。澪が片貝を大切にしてきたように私も悩んだ時などにこのシリーズを読み返し大切にしていきたいです。

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2018/03/21

遂に完結! 巻末では登場人物達のその後をまとめた特別巻を考えている、と著者は予告しているが......。 一体いつ刊行されるのか、その時を楽しみにしつつ、湯気と香りを堪能しよう。 澪は周囲の人たちに恵まれていた。 本当に恵まれた。 叶わぬ恋もあった。 陰でずっと彼女を想い、助言...

遂に完結! 巻末では登場人物達のその後をまとめた特別巻を考えている、と著者は予告しているが......。 一体いつ刊行されるのか、その時を楽しみにしつつ、湯気と香りを堪能しよう。 澪は周囲の人たちに恵まれていた。 本当に恵まれた。 叶わぬ恋もあった。 陰でずっと彼女を想い、助言を与え、支え続けた人がいた。 何より彼女の仕事を理解して、続けられるよう尽力してくれた。 こんな人と出会えたら、きっとそれは幸せなこと。 野江の身請けはまさかの展開だった。 眩い朝の光は、神狐の導きか。 旭日昇天。 雲外蒼天。 二人の女性の辿った道、これから作る道。 運命とは切り開くものだという。 たとえ苦難の道であろうとも、もがくうちに泳げるようになる。 長く暗い道は決して永遠ではない。 これは物語。 現実は必ずしもうまくいくことばかりではない。 架空の世界で光を見つけられれば、たとえ現実の暗い道のりがあるとしても、それが現実を照らす光になるかもしれない。 そう信じて、そう信じるからこそ、未来ににかけはしをかけることができるのだ。

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2018/03/01

みおちゃんよかったね。シリーズ最終巻。 料理の豆知識から関西と関東の風習や味覚の違いなど、なるほどということが多く楽しかった。

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2018/02/16

巻末の料理番付。そこにシリーズ終演の先を見せてくれた著者に、とてつもない程の粋を感じる。そして読者への愛情をビシビシ感じ、久しぶりに震えた。最高。

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2018/01/20

とうとうここまで来た。はまり始めて一心不乱に読み進め、この完結になんだか感動。感動することは目に見えていたわけだが、やっぱり感動。 あさひ大夫、ライバル料理店、つる屋の面々、どれも物語には欠かせないアイテムであるが、なんといってもやっぱり源斎先生であろうか。最初は恋とは無縁感が...

とうとうここまで来た。はまり始めて一心不乱に読み進め、この完結になんだか感動。感動することは目に見えていたわけだが、やっぱり感動。 あさひ大夫、ライバル料理店、つる屋の面々、どれも物語には欠かせないアイテムであるが、なんといってもやっぱり源斎先生であろうか。最初は恋とは無縁感が漂っていたが、物語の後半はそこに向かって一直線。それにしては最後に出迎えたりしなかったのは、それだけ野江ちゃん方面に絞りたかったからか? 料理で人を幸せにする、という道を選んだことが結局いろいろな方たちを幸せにする、こんな幸せな展開は読むほうもほっとする。

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