名画で読み解く ロマノフ家12の物語 の商品レビュー
相変わらず安定して楽しめる中野京子さんの本。 後発、野蛮な王家の為、コレクターとして突出した君主がいた事を除けば、芸術・絵画等に対する興味の無さが災いしてか、ロマノフ家にまつわる名画が少ないのは残念だが、イリヤ・レーピンの作品はその中にあって群を抜いているし、この本で紹介されて...
相変わらず安定して楽しめる中野京子さんの本。 後発、野蛮な王家の為、コレクターとして突出した君主がいた事を除けば、芸術・絵画等に対する興味の無さが災いしてか、ロマノフ家にまつわる名画が少ないのは残念だが、イリヤ・レーピンの作品はその中にあって群を抜いているし、この本で紹介されていたコンスタンチン・フラヴィツキーの絵(初見)も印象に残った。いずれにしても中野先生の本なくしては知る事も無かったであろう画家達であり作品群だ。 この本でも、『中野流・ちょっと違う絵画の楽しみ方』を伝えてくれている。
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300年続いたロマノフ家。名画とともに読み進めているのでかなりインパクトがあった。この名画シリーズは、ハプスブルク家、ブルボン王朝などもあるのでぜひ読んでみよう。
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ハプスブルク家、ブルボン朝に続く、中野さんの「名画で読み解く 12の物語」シリーズ第3弾。 第3弾でロマノフ朝とは結構、渋いとこをついてきたな。おかげでほとんど見たことのない絵や、知らない話が多くて楽しめたけど。 次はどこの王朝を書いてくれるかしら。イギリスの王朝なんかはまさに絵...
ハプスブルク家、ブルボン朝に続く、中野さんの「名画で読み解く 12の物語」シリーズ第3弾。 第3弾でロマノフ朝とは結構、渋いとこをついてきたな。おかげでほとんど見たことのない絵や、知らない話が多くて楽しめたけど。 次はどこの王朝を書いてくれるかしら。イギリスの王朝なんかはまさに絵になる(なってる?)けど、たくさん本が出ているから、ちょいニッチなところ希望!
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ブクログ新刊お知らせにて:2014/7/17 購入:2014/7/18 読了:2014/7/19 ハプスブルク家、ブルボン王朝と違って、華やかさ、享楽さはなく、ひたすら重苦しさ、蒙昧さ、後ろ暗さを感じた。 文章は相変わらず上手く、読ませるが、読後感は前2作よりだいぶ暗い。一家...
ブクログ新刊お知らせにて:2014/7/17 購入:2014/7/18 読了:2014/7/19 ハプスブルク家、ブルボン王朝と違って、華やかさ、享楽さはなく、ひたすら重苦しさ、蒙昧さ、後ろ暗さを感じた。 文章は相変わらず上手く、読ませるが、読後感は前2作よりだいぶ暗い。一家皆殺しで幕を閉じる不気味さがいつまでも残る感じがする。 絵画の方は、初めて見るロシア画が多く、新鮮だった。「皇女タラカーノヴァ(この人本人も初耳)」が劇的かつ真に迫る迫力があった。
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