みつばの郵便屋さん の商品レビュー
小野寺史宜『みつばの郵便屋さん』 2014年 ポプラ文庫 シリーズ第1作目。 著者の『ひと』を読んで一気に大ファンになった小野寺史宜さん。一気に10冊以上購入してしまいました。笑 架空の街、密葉市のみつばと四葉地区の郵便配達員、平本秋宏が主人公のお話です。 25歳の彼が配達担...
小野寺史宜『みつばの郵便屋さん』 2014年 ポプラ文庫 シリーズ第1作目。 著者の『ひと』を読んで一気に大ファンになった小野寺史宜さん。一気に10冊以上購入してしまいました。笑 架空の街、密葉市のみつばと四葉地区の郵便配達員、平本秋宏が主人公のお話です。 25歳の彼が配達担当エリアのみつばと四葉で出会う人々と心通わす人情物語。 彼もまた本当に〝いい奴〟なんですよね。真面目一辺倒ということではなく、若さや柔軟性も持ちながら、心根の優しい真面目。そして人から愛されるタイプ。 でもそれを自分で理解し利用することもないので、悪い方を考えて自分を追い詰めてしまったり。そんな真面目さもまた彼の魅力でした。 日常の様々な事件や出来事をユーモラスに、そして親近感を持って紡がれているので、最後まで温かい気持ちで読み進められました。 シリーズ全8冊なので、これからの展開も楽しみです。 #小野寺史宜 #みつばの郵便屋さん #ポプラ文庫 #読了
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◇◆━━━━━━━━━━━━ 1.感想 ━━━━━━━━━━━━◆ 小野寺さんのファンなんですが、みつばの郵便屋さんシリーズが高評価なので手にしました。 淡々と描かれる日常は、小野寺さんらしい作風に感じました。 とてもあたたかみのあるお話で、ちょっと息抜きにという気持ちで手に...
◇◆━━━━━━━━━━━━ 1.感想 ━━━━━━━━━━━━◆ 小野寺さんのファンなんですが、みつばの郵便屋さんシリーズが高評価なので手にしました。 淡々と描かれる日常は、小野寺さんらしい作風に感じました。 とてもあたたかみのあるお話で、ちょっと息抜きにという気持ちで手にしたこの本は正解でした(^-^) 全8話の連作短編集の形で、その中には重たい話もあって、なかなかによかったです。 登場人物たちは各々で道を切り開いていこうと進んでいて、カッコいい登場人物が多かったです。 主人公のセリフ 「世の中に、ぼくのかなわない人は多い。」 ほんと、私も常に感じてます。 せっかくの人生、そんなところに向かって歩んでいきたい。 ◇◆━━━━━━━━━━━━ 2.あらすじ ━━━━━━━━━━━━◆ 蜜葉市が舞台のストーリー。 2月下旬から始まり、12月までゆっくりと物語が展開していきます。 蜜葉市には2本の鉄道路線がほぼ並列して走っている。 みつばには、みつば駅があり、よつばには、四葉駅がある。そんな地域に密着して、主人公秋宏は、今日もバイクを走らせていきます。 ◇◆━━━━━━━━━━━━ 3.主な登場人物 ━━━━━━━━━━━━◆ 平本秋宏 25歳、あきひろ、高卒、郵便局員 平本春行 26歳、はるゆき、秋宏兄、タレント 百波 23歳、もなみ、人気タレント、春行彼女、本名林福江 小松課長 木下 秋宏2歳年上の先輩 セトッチ 秋宏友達 出口愛加 秋宏初恋の子 井上聖奈 秋宏元彼女 園田くん アルバイト、28歳、ミュージシャン 今井博利 66歳、カーサみつばのオーナー [1区みつば]区画整理されている ■カーサみつば 三好たまき 20代女性、縁無しメガネ、201号室 岩崎幸司 202号室、たまき彼氏 ■メゾンしおさい 片岡泉 103号室 [3区よつば]雑木林や空き地がいたるところに残されている ■ソーアン バー 吉野草安 マスター、50代 吉野叙安 草安娘
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読了。郵便屋さんと郵便物を通して人との繋がっていくお話。日常の何気ない出来事が、ハラハラしたり、ドキドキしたりする展開はないけど、ほんわかと染み込んできて良かったです。
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みつば地区を回る郵便配達員平本秋宏 日々丁寧に実直に仕事を全うしている その中で起こったささいなトラブル 例えば誤配、見つけてしまった落とし物、脅迫状など それらに真摯に向き合う正直さと優しさにホッとする ちなみに秋宏には顔がそっくりで人気タレントである年子の兄がいる 芸能人の...
みつば地区を回る郵便配達員平本秋宏 日々丁寧に実直に仕事を全うしている その中で起こったささいなトラブル 例えば誤配、見つけてしまった落とし物、脅迫状など それらに真摯に向き合う正直さと優しさにホッとする ちなみに秋宏には顔がそっくりで人気タレントである年子の兄がいる 芸能人の弟だというのに性格はとっても地味で実直な秋宏 そんなところも好感度が高い シリーズ化しているようなので次も読んでみようと思う
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郵便配達員を小野寺史宜が書くとこんな感じなんだなぁ。まじめ&誠実。欲はなくはないけどかなり低く、平凡な日々を愛す主人公。 そんななか、主人公の兄が売れっ子イケメン芸能人でその顔そっくり設定だったり、ちょこっとだけ現実離れした設定あったけど、華やかさには頼らない主人公でした...
郵便配達員を小野寺史宜が書くとこんな感じなんだなぁ。まじめ&誠実。欲はなくはないけどかなり低く、平凡な日々を愛す主人公。 そんななか、主人公の兄が売れっ子イケメン芸能人でその顔そっくり設定だったり、ちょこっとだけ現実離れした設定あったけど、華やかさには頼らない主人公でした。 落ち着いてほんわかと読める本です。でも、若干男女のアレコレが匂うようなこともあるので、中学からかな。
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設定や展開に驚きがあるわけではないが、空気感を感じられるような丁寧な描写など物語に厚みがあってよかった。
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ほのぼのした日常に安心して読めました。 三好たまきさんを飲みに誘うシーンは奇跡と呼べるかはわかりませんが良かったなと思いました
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季節を駆け抜ける郵便屋さんが運ぶ小さな奇蹟の物語、第1巻。 主人公である郵便配達員の秋宏の人柄や春一番の悪戯・誤配・郵便物などで関わりを持ち縁で繋がっていく人たちとの交流の温かさにとてもほっこりとさせられ、癒しのひと時となりました。 それだけでなく、しんみりとさせられるエピソ...
季節を駆け抜ける郵便屋さんが運ぶ小さな奇蹟の物語、第1巻。 主人公である郵便配達員の秋宏の人柄や春一番の悪戯・誤配・郵便物などで関わりを持ち縁で繋がっていく人たちとの交流の温かさにとてもほっこりとさせられ、癒しのひと時となりました。 それだけでなく、しんみりとさせられるエピソードが盛り込まれる構成も心を掴んで離さず、郵便屋さんを巡る平和的な日常、ふとした出会いが自分にとっての変化の兆しとなったり新たな恋の芽生えとなったり、メールよりも手書きの手紙への特別感などたまらない気持ちになりました。
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郵便屋さんの大変さ、そんな中での人との繋がりが、主人公の性格のおかげでホッコリと読み進めることが出来ました。ワクワク感はなかったけど、続編も読みたいな~と思う作品でした。(˶ᐢᗜᐢ˶)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
これまで、郵便屋さんの存在を強く意識したことが無かったけど、当たり前のように郵便物が届くのは、やはり郵便屋さんが頑張ってくれているからなのだと思いました。 登場人物みんな良い人で、私もみつばに住みたいと思いました。 スキあらばキスもみてみたいです笑
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