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「サル化」する人間社会 の商品レビュー

3.8

26件のお客様レビュー

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2024/06/20

ゴリラ等の生態と人間を比較している。比較対象があるから、人間社会で何が必要なのかがよくわかった。ゴリラのフェイストゥフェイスの関係性はとても理解できる。ゴリラは序列を作らないそうだ。 面白い!

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2024/03/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読んで良かった面白い。タイトルみを感じるのは最後のちょっとだけでほとんどはゴリラの社会。 猿は勝ち負けがあり上下関係があるけどゴリラにはなく、同性愛行動もする。 動物にそれぞれ名前をつけて観察するのが日本発でしかも下位の動物に名前をつけるとは!と西洋から反感を買うのは時代を感じてここまでしょうもないのかと笑ってしまった。 他の本も読んでみよう。

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2023/05/06

サル、ゴリラ、チンパンジーとヒトの距離感と、なぜヒトがこのような社会を営むのかをつかむことができた。筆者の山極さんがゴリラへの愛情を込め、今西錦司さんから代々受け継がれる京大の霊長類学の系譜を丁寧にたどり、人間社会にメッセージを送る内容。幼少期のゴリラの遊びなどほんわかする話もあ...

サル、ゴリラ、チンパンジーとヒトの距離感と、なぜヒトがこのような社会を営むのかをつかむことができた。筆者の山極さんがゴリラへの愛情を込め、今西錦司さんから代々受け継がれる京大の霊長類学の系譜を丁寧にたどり、人間社会にメッセージを送る内容。幼少期のゴリラの遊びなどほんわかする話もあるし、ゴリラの同性愛、家族の作り方などはヒトにも通じる点があり考えさせられる。 子供に読ませたいと強く感じた。

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2021/02/14

2021/02読了。霊長類研究の話にはじまって、人間社会を論じる。平易な語り口で霊長類社会と人間社会の差異や類似点、最近の(といっても2014年の本だけど)インターネット社会の風潮まで幅広く。

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2021/01/14

サル化した現代社会の考察というよりゴリラの社会性を綴った本。著者の長年の研究を読みやすくサラッとまとめてます。 著者は序列社会のサル社会より平等なゴリラ社会のほうが過ごしやすいというスタンス。 暇つぶしにおすすめな一冊。 バローの惣菜パンを食べてる感じ。

Posted byブクログ

2020/12/22

ゴリラ生態研究記! タイトルの内容は主に最終章 タイトルから人間社会について論じている本かと思いきや、そうではなく、その前段階として類人猿(ゴリラなどのサル)の社会を学び人間と比較することが人間社会の起源を検討する上で重要だとしています。 そのため、筆者のゴリラ研究での経験談...

ゴリラ生態研究記! タイトルの内容は主に最終章 タイトルから人間社会について論じている本かと思いきや、そうではなく、その前段階として類人猿(ゴリラなどのサル)の社会を学び人間と比較することが人間社会の起源を検討する上で重要だとしています。 そのため、筆者のゴリラ研究での経験談が存分に語られています。 ●印象的だったところ ・二十数年ぶりに合ったゴリラが筆者を覚えていて童心に返る行動をした ・人間社会はサルのような個人主義に向かっている  サル社会は厳しい上下社会。個人主義の生活が家族やコミュニティからの束縛から離れて良いと思うかもしれないが、平等さは失われる。 ・人間の技術がどんなに進歩しようとフェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーションは失われない。 ・・格差社会の原因は個人主義の隆興によるものが根本的なものの可能性があるが、古代から人間社会の基礎となってきた家族や地域コミュニティがなぜ疎まれるようになってしまったのだろうかということについての著者の見解が知りたかったなと思いました。(そこは専門外なのかもしれませんが) ワークライフバランスが今後発展して、「個人で」働いて「家族などのコミュニティ」での時間を大切にするとなっていったとき格差はどうなるのか? そんなことを考えさせられました。 ●余談 他の方も書いていますがもっといいタイトルが合ったと思います笑

Posted byブクログ

2020/05/20

会社のお偉い人と飲んでる時に、その場にいたメンバーの「あいつはサル、こいつはゴリラ」と識別していて、「??」となりました。よくよく話を聞くとサルとゴリラは社会性が全然違うらしい。 . サル社会は純然たる序列を有し、ゴリラ社会は序列を作らない平和的な性質があるらしい。サルの序列社会...

会社のお偉い人と飲んでる時に、その場にいたメンバーの「あいつはサル、こいつはゴリラ」と識別していて、「??」となりました。よくよく話を聞くとサルとゴリラは社会性が全然違うらしい。 . サル社会は純然たる序列を有し、ゴリラ社会は序列を作らない平和的な性質があるらしい。サルの序列社会は個人主義が突き進んだ結果であり、集団の平等性が失われていきます。和をもって尊しとなす日本はゴリラ社会が向いてるのかな?と理解しました。 . サルとゴリラの生態に関する調査方法も興味深い内容の本でした。 https://amzn.to/3cQ9TdP

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2020/05/08

実は似たタイトルの他の本と間違えて注文してしまったもの。想定外で読み始めたが、とても面白かった。意図して読み始めたものでなくても、引き込まれた。 ゴリラ(家族中心)、チンパンジー(複数雄、複数雌の集団)、サル(序列集団) 人間はゴリラとチンパンジーの間でどちらから進化したのか?と...

実は似たタイトルの他の本と間違えて注文してしまったもの。想定外で読み始めたが、とても面白かった。意図して読み始めたものでなくても、引き込まれた。 ゴリラ(家族中心)、チンパンジー(複数雄、複数雌の集団)、サル(序列集団) 人間はゴリラとチンパンジーの間でどちらから進化したのか?という問いかけが印象深かった。 他には家族と共同体の話、人間は子供期が長いということ、帰属意識の重要性などが教務深かった。 直前に別の本で「家族は選べる」みたいな趣旨の本を読んで考えさせられていたので、それとの対比という意味でも面白かった。 人間社会はサル化している?というのもその通りかも。

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2020/04/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

京都大学の総長の本。自分のやってきたことをざっくり一般向けに伝える系のやつ。良くも悪くも。今度はガチ研究の本も読んでみたい。ゴリラに殴られても研究を続けた話・研究していた頃に一緒に雨宿りしながら抱き合って眠ったゴリラとの感動の再開を果たす話が印象に残っている。

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2020/03/20

題名に反してゴリラの生態の説明がされている。そして猿と比較し、人間は猿の生態系よりゴリラのそれを真似するべきだと言っている。

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