敬語で旅する四人の男 の商品レビュー
適度な距離感の友達4人のオムニバス短編。 特に何かがあるわけではなく のんべんだらりと話が進みます。 物語、テンポが野暮ったくて なかなか読み終わりませんでした。
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曖昧な表現が理解できず、自分で決めたルールは絶対に守らないと爆発してしまう斎木くん。 「犯人はヤス」では京都を旅するということで、はっきりものを言わない京都人vs斎木くんに期待が高まらざるをえませんでした。 物語のトーンは、穏やかですが途中でものすごく笑えたりニヤニヤしたりでき...
曖昧な表現が理解できず、自分で決めたルールは絶対に守らないと爆発してしまう斎木くん。 「犯人はヤス」では京都を旅するということで、はっきりものを言わない京都人vs斎木くんに期待が高まらざるをえませんでした。 物語のトーンは、穏やかですが途中でものすごく笑えたりニヤニヤしたりできました。 主に斎木くん関係で。 4人の男たちは大親友というほどでもないんですが、お互い思いやりのあるすごくいい関係だなと思います。 それこそ敬語であり続ける距離感で、妙に立ち入ってくることもないけど都合のいい時だけの存在でもない。 こういうゆるーい関係うらやましいなと思います。 この作家さんのことは全く知らず、図書館で偶然手に取りましたがアタリでした。
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初読。図書館。このタイトル、気になって手に取るしかないでしょ。なんだか不思議な、会ったことのない男性たちでした。今は男性もこんな風に、生きにくい時代をなんとか通り抜けようとしてるんだなあ。
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女の人の可愛さ(あるいはそれと同じ意味での醜さ)や、男の人の格好良さ(あるいはそれと同じ意味での愚かさ)を表現する作品は数あれど、この話はそのどちらでもない。 全員が少しずつ傷ついていて、旅を通してその傷と自然と向かい合う。 そばにいてくれるのは恋人でも友達でもない、まだ敬語を...
女の人の可愛さ(あるいはそれと同じ意味での醜さ)や、男の人の格好良さ(あるいはそれと同じ意味での愚かさ)を表現する作品は数あれど、この話はそのどちらでもない。 全員が少しずつ傷ついていて、旅を通してその傷と自然と向かい合う。 そばにいてくれるのは恋人でも友達でもない、まだ敬語を使い合う彼ら。 女性四人だったらこうはならない、この距離感がすごく素敵だった。 斎木先輩がキーマンではあるけど、真島くんの優しさがたまらなく好きだ。 みんなのその後に想いを馳せる。
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仲良くもなく友だちでもないアラサー男性4人が一緒に旅行することになり、それが縁で関係が続いていく。 仕事も価値観も抱える問題も四者四様。近すぎず遠すぎずな絶妙な距離感で、なんたかんだでバランスが取れているような気がしないでもない。 所々での斎木の言動がたまらなくツボ。 これからも...
仲良くもなく友だちでもないアラサー男性4人が一緒に旅行することになり、それが縁で関係が続いていく。 仕事も価値観も抱える問題も四者四様。近すぎず遠すぎずな絶妙な距離感で、なんたかんだでバランスが取れているような気がしないでもない。 所々での斎木の言動がたまらなくツボ。 これからも4人で色々な所を旅してほしい。
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なんかおもしろい題名だなーっと思い手にとる。 そして、おもしろかった。 それほどの繋がりがあったわけでもない男4人が、 なぜか泊まりの旅行に。 しかも、その縁は切れることなく、続いていき、 それぞれが抱えた問題(母との関係に始まり、彼女との関係、子ども、元妻との関係などなど) を含みつつ、佐渡から始まった旅は、京都やら鳥取やら、と。 旅はするけれど、旅行小説、ではないな。 抱えてる問題はそれぞれに大変だったりするんだが、 結構、そこここでくつくつと笑える部分が多く、 なんだかとっても楽しく1冊読み終えることができた。 ラクダで登場には爆笑だった。 斎木さんはいわゆる、最近よくきくようになった、 自閉症、じゃないな、えっと、なんだっけ?あーまーよくわかんないけど、いわゆるそーゆー精神的な、障害(?)的なものなんだろう。 本人も大変なんだろうが、周りも結構大変なんだろーなー。 が、この小説の中では、その大変さは、どっちかとゆーとユーモアな部分を演出している感じで、実際の大変さとは少し解離があるんだろうが、小説としてはとてもおもしろかった。 真島くんの斉木さんへの感情のベクトルが、 ちゃんと届いているような届いていないようなところが面白い。 仲杉さんの顔色が土色なのを指摘する斎木さんと 本気で心配する真島くんがいい。 なんか男の友情!!ってゆー熱い感じではないんだけど、 あったかいなにかがあるようで。 期待した以上によかったので、 他の作品も機会があれば読んでみたい。
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大人の青春小説。 なんて、陳腐で使い古された表現だけど 眩しく感じる若々しさい青さと、意外に地に足が着いてる感じと、結構重い問題をさらりと描いていて爽やかにすら感じる。 そして、 4人の微妙な距離感が、イイ。 帯にも書いてあったんだけど、でも確かに”なんかイイ”距離感なんだよな。...
大人の青春小説。 なんて、陳腐で使い古された表現だけど 眩しく感じる若々しさい青さと、意外に地に足が着いてる感じと、結構重い問題をさらりと描いていて爽やかにすら感じる。 そして、 4人の微妙な距離感が、イイ。 帯にも書いてあったんだけど、でも確かに”なんかイイ”距離感なんだよな。 アスペルガー症候群の斎木先輩は、 小説で描かれている以上に、きっと、もっと、ずっと生きづらいんだろう。 だけど、ある程度理解・許容してくれる人間が近くにいるって恵まれてもいるんじゃないだろうか。 彼の抱えている問題の性質を知った上で雇用してくれる会社に勤めているのだって、本来ならなかなかあることじゃないと思うし。(待遇が充分かどうかは別として) おまけに、彼女まで。正直ズルイ(笑) アルエちゃんは大変だろうなぁ・・・ 読み終えた後は、ほんの少し切なさに似た感情が余韻として残りました。 でも、期待以上に面白かった! 本屋で見かけてチェックして、 実際図書館で借りる頃には興味もだいぶ薄れてたんだけど、なかなかの収穫に本を選ぶ眼には自信持てるなぁとニヤニヤ。
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書評で読んで、題名も面白そうだったので読んでみたが、残念ながら私には合わなかった。どうも4人の登場人物の距離感、それを「敬語で旅する」で表わしてるんだろうけど、それが合わなかったように思う。 最後は完全に飽きて、流しただけになってしまった・・・
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真島君、斎木先輩、仲杉君、繁田さんの四人が旅行 を通じて、いろんな事情に向き合ってく話。 この作家さん初めての本みたいだけど、凄いセンスあります! 続編希望します!
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面白いマンガを読むような興奮があった。 アスペルガー症候群の斎木先輩が素敵。 4人のイケメンでドラマになりそうだし、この4人であと数冊書けるんじゃないかという気がする。 30前後とはいえ、今どきのこれくらいの男って、少年のようでもあり、大人のしがらみとも無縁ではなく、でもまだ夢を...
面白いマンガを読むような興奮があった。 アスペルガー症候群の斎木先輩が素敵。 4人のイケメンでドラマになりそうだし、この4人であと数冊書けるんじゃないかという気がする。 30前後とはいえ、今どきのこれくらいの男って、少年のようでもあり、大人のしがらみとも無縁ではなく、でもまだ夢を見る余地もないわけではなく、物語にしやすいのかも。『まほろ駅』とかもそうだし。 一気に話題になって消費されて終わるかもしれないけど、ほんものの作家なら残る。これからが楽しみ。
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