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山女日記 の商品レビュー

3.8

288件のお客様レビュー

  1. 5つ

    45

  2. 4つ

    119

  3. 3つ

    89

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

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2014/11/23

山を登る女の話。それぞれの問題や気づきを山登りの中で反芻し,同行者に投影していく。すべてのエピソードが登場人物によって関連づけられている。山と渓谷で連載されていたものの単行本かな。

Posted byブクログ

2014/11/20

登山の魅力が垣間見えて、山の風景が細かくイメージできた。 ゆるーく話が繋がっている短編なのがすごい好み。

Posted byブクログ

2014/11/19

最近流行りの山ガールの話といえば、それっきりだが、やはり湊氏!連作短編によって、同じ土俵にいる女性たちを、それぞれの立場から見た男女をうまく描いている

Posted byブクログ

2014/11/17

何かを文章にするのに、この作家はあらゆる場面をあらゆる表現ができる素質を持っているのだとおもう。そして小説の筋立ても、才能ゆえに自在に書いていく。それゆえに時々読者がついていけない時がある。

Posted byブクログ

2014/11/16

わざわざ山に絡ませる必要は無かったんじゃないかな。物語も在り来たりな展開過ぎて退屈だったな。期待していた作品だっただけに残念。

Posted byブクログ

2014/11/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館で借りた本。 微妙に繋がっている短編集。 登場人物が少しだけ繋がっていて、それを見つけるのが楽しいのですが、途中から誰がどれだっけ?な感じが強くなってしまって、いったん頭の中を整理してから読めばまた、違った面白さがあるのかなと思います。 最終話の吉田君は過去の人だったんですね。夢が破れた後の吉田君の言動には本当にがっかりした。過去の描写が美しく、輝いていただけに、残念です。

Posted byブクログ

2014/11/11

7つの山を舞台に、人生の岐路にたった女性が、山歩きをしながら自分の進むべき道を見つけていく、連作短編集。 最後の一編で、それまでに登場した人たちのその後の姿も描かれていて、ひと安心。作者には珍しくどろどろも少なく、前向きな気持ちになれる。 レベルは違うけれど、奇しくもこれを読ん...

7つの山を舞台に、人生の岐路にたった女性が、山歩きをしながら自分の進むべき道を見つけていく、連作短編集。 最後の一編で、それまでに登場した人たちのその後の姿も描かれていて、ひと安心。作者には珍しくどろどろも少なく、前向きな気持ちになれる。 レベルは違うけれど、奇しくもこれを読んでいる最中に高尾山に紅葉狩りに行き、気のおけない仲間と汗をかきながら自然の中を歩く気持ちのよさを味わったばかり。もっともこの登場人物たちとは違い、真面目に人生について考える訳でもなく、目当ての半分は他愛もないおしゃべりと麓で飲むビールというい、ゆるい大人の遠足ではあったのだけれど…。 と余談はさておき、本格的な登山経験のない私でも、読んでいるうちに山の空気を一緒に味わっているような気分にもなり、山歩きをしてみたいなと思わせてくれる一冊だった。

Posted byブクログ

2014/11/10

 7つの山の話。山に登って考えをまとめてスッキリ?  登場人物がところどころ重複して出てきます。丸福デパートで働いている人が多いかも。1話目の「妙高山」の主人公の地の文がとても好きです!  山にそれほど興味がないのにサクサク読めるのはさすが湊さんだなと思います。途中から山に登りた...

 7つの山の話。山に登って考えをまとめてスッキリ?  登場人物がところどころ重複して出てきます。丸福デパートで働いている人が多いかも。1話目の「妙高山」の主人公の地の文がとても好きです!  山にそれほど興味がないのにサクサク読めるのはさすが湊さんだなと思います。途中から山に登りたくてしょうがなくなりました。読んでいてしっかりした同行者と体力がないと無理だと思ったのでたぶん有言実行できなそうですが。  表紙のタイトルのふりがなは、なぜ1文字ずつのルビで赤にしたのか…。あまりあってないような。目次の山の位置図はついていてよかったです。巻末あたりに人物相関図も欲しかったです。

Posted byブクログ

2014/11/10

今までの湊かなえさんとは雰囲気が違うかも。 「妙高山」「火打山」「槍ヶ岳」「利尻山」「白馬岳」「金時山」「トンガリロ」 山ガールが話題になっていますが、山登りって自分を見つめ直すいい機会だとか素晴らしい景色を見ると悩みが吹っ飛ぶとか。 でも、そんなに単純ではない人の心...

今までの湊かなえさんとは雰囲気が違うかも。 「妙高山」「火打山」「槍ヶ岳」「利尻山」「白馬岳」「金時山」「トンガリロ」 山ガールが話題になっていますが、山登りって自分を見つめ直すいい機会だとか素晴らしい景色を見ると悩みが吹っ飛ぶとか。 でも、そんなに単純ではない人の心のモヤモヤが描かれているのがいいな、と単純に思いました。 それぞれ短編になっていて読みやすいけど相関図を書いてみないと登場人物がゴチャゴチャになってしまっていました。 関係性が分かるとスッキリ♪ 中学校のときに槍ヶ岳に登ったけど私は山ガールにならなかった。。 山好きが読んだらまた違った見方ができるのかな?

Posted byブクログ

2014/11/10

今までにない作風でした。短編でしたので、さまざまな登場人物達の悩みや、一緒に登っている相手との気持ちの距離感など。山の美しい景色を交え、書かれていました。山頂まで登った達成感と清々しい気持ちが感じられるような結末でしたので読みやすかったですが、湊さんらしいひねりも欲しかったなぁ、...

今までにない作風でした。短編でしたので、さまざまな登場人物達の悩みや、一緒に登っている相手との気持ちの距離感など。山の美しい景色を交え、書かれていました。山頂まで登った達成感と清々しい気持ちが感じられるような結末でしたので読みやすかったですが、湊さんらしいひねりも欲しかったなぁ、と。

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