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海賊とよばれた男(下) の商品レビュー

4.2

464件のお客様レビュー

  1. 5つ

    194

  2. 4つ

    144

  3. 3つ

    77

  4. 2つ

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2014/10/13

この男の哲学・生きざまは驚嘆に値するもので、尊敬せずにはいられない。 ただ、この文章はどうか。歴史背景➡困難な状況➡不屈の心と行動力で危機を乗り越え、前進➡歴史背景 と延々と続く書き方には、かなり早いうちに飽きがきた。 また、常に歴史的事実を長々と書いているので、どうしても...

この男の哲学・生きざまは驚嘆に値するもので、尊敬せずにはいられない。 ただ、この文章はどうか。歴史背景➡困難な状況➡不屈の心と行動力で危機を乗り越え、前進➡歴史背景 と延々と続く書き方には、かなり早いうちに飽きがきた。 また、常に歴史的事実を長々と書いているので、どうしても第三者的視点で読んでしまい、いつものように登場人物に感情移入できなかった。 それでも、多くの人がこの本を読んで、日本人のあるべき姿を考えることには大きな意味があると思う。

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2014/10/13

上巻に続き、読み終えました。 圧巻の人生。 僕には到底真似できない生き様を見せてもらいました。 もっと頑張らなきゃと思わせる作品でしたね。

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2014/10/12

時間はかかったけれど、なんとか読み終わった。 こんなふうに、かっこよく年を取りたい。 日本の歴史・日本のカッコイイ男の姿を物語の中で体験させてもらった。

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2014/10/10
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 日本にこんな人がいたのか、と正直衝撃を受けました。もちろん、ノンフィクションではないのでいろいろと脚色はあるでしょうが、この小説に一番ふさわしい言葉は、「気骨」ではなないかと思います。  相手が石油メジャーだろうがGHQだろうが日本政府だろうが、おかしいと思えば徹底抗戦。リスクも取る。  その論理がひとりよがりのものなら共感を呼ぶこともないのですが、根底に「それは日本のためになるのか?」という確固たる価値観があるために、読み手の心を揺さぶるのでしょう。  「日本人として恥ずかしくないのか!」という言葉は強く心に残りました。  …鐵造と「永遠のゼロ」の宮部が上海で会っていた、というのは余分だったかも。

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2014/10/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

太平洋戦争を戦争と国家もしくは一国民の視点として描かれた作品は多数あるが、こと石油という一点であの戦争が何だったのかということを描くとこういう話になるという見事な話となっている。そこに介在する偉人たる主人公もさることながら、その部下たち、一市井の人々も含めて己の本分を果たすという責任の在り方を十二分に考えさせる。

Posted byブクログ

2014/10/09

あっという間に読みきりました。 脚色あるにせよ、ノンフィクションというのが信じられないぐらいドラマチック。 店主に惚れ込んで働く國岡商店の社員たちをみていると、自分はなんのために働いているのか?と考えさせられま あっという間に読みきりました。 脚色あるにせよ、ノンフィクションと...

あっという間に読みきりました。 脚色あるにせよ、ノンフィクションというのが信じられないぐらいドラマチック。 店主に惚れ込んで働く國岡商店の社員たちをみていると、自分はなんのために働いているのか?と考えさせられま あっという間に読みきりました。 脚色あるにせよ、ノンフィクションというのが信じられないぐらいドラマチック。 國岡鐵造=出光佐三(出光石油の創業者)みたいです。 店主に惚れ込んで働く國岡商店の社員たちをみていると、自分はなんのために働いているのか?と考えさせられました。 話がどうこうじゃなくて、登場人物たちに熱く心が揺さぶられる作品。

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2014/10/07

イランがイギリスに不当に搾取されていた。 その鐵造の論調で書は進むが、イギリスの立場の言い分も勉強してみたいと思った。 また、常に鐵造は「儲け」ではなく大義•正義のために行動したことになっているが、色々なところに迷惑?をかけたのも事実である。 その時々相手の言い分も聞いてみた...

イランがイギリスに不当に搾取されていた。 その鐵造の論調で書は進むが、イギリスの立場の言い分も勉強してみたいと思った。 また、常に鐵造は「儲け」ではなく大義•正義のために行動したことになっているが、色々なところに迷惑?をかけたのも事実である。 その時々相手の言い分も聞いてみたい。

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2014/10/07

出光興産の創業者をモデルにした小説です。小さな商店から始まった会社が、下巻では日本有数の石油会社にまで上り詰め、それでも創業当初の初心を忘れず、まっすぐ正しいと信じた道をひた進む、読んでいてこれほど熱くなったことは久しぶりでした。 重要なポイントで迷わず発する大英断。こんなことが...

出光興産の創業者をモデルにした小説です。小さな商店から始まった会社が、下巻では日本有数の石油会社にまで上り詰め、それでも創業当初の初心を忘れず、まっすぐ正しいと信じた道をひた進む、読んでいてこれほど熱くなったことは久しぶりでした。 重要なポイントで迷わず発する大英断。こんなことができる人が今の日本では見ることが出来ないと思います。それができるほどの信念、絶対的に正しいと思える信念。これの重要さを思い知らされました。

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2014/10/05

主人公の出光左三氏は、先見の明や胆力・行動力が凄すぎ。特に、イギリスとの国際摩擦に発展しかねない状況下、石油をイランまで買付にいく決断は正気の沙汰とは思えないが、色々な人の力を活用し、それを成し遂げてしまう所は日本人の誇りを感じた。ただ、読了後の爽快感はあるものの、あまりに凄すぎ...

主人公の出光左三氏は、先見の明や胆力・行動力が凄すぎ。特に、イギリスとの国際摩擦に発展しかねない状況下、石油をイランまで買付にいく決断は正気の沙汰とは思えないが、色々な人の力を活用し、それを成し遂げてしまう所は日本人の誇りを感じた。ただ、読了後の爽快感はあるものの、あまりに凄すぎて、凡人の自分にはとても参考にならないとも感じた。

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2014/10/04

読後でさえ、ほんまに実在の人物なんかとツッコミたくなるぐらいの凄い人の話。 関西人のうえ、山口に親戚もいたので出光は馴染みがあるが、そんな素晴らしいストーリーがあるなんて、全く知らんかった。 日本史上に登場してもおかしくないだけの人物なのに埋もれているのは、官僚と闘った人だからか...

読後でさえ、ほんまに実在の人物なんかとツッコミたくなるぐらいの凄い人の話。 関西人のうえ、山口に親戚もいたので出光は馴染みがあるが、そんな素晴らしいストーリーがあるなんて、全く知らんかった。 日本史上に登場してもおかしくないだけの人物なのに埋もれているのは、官僚と闘った人だからか?

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