努力不要論 の商品レビュー
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「努力」はやりようによっては報われないものであり、無駄とも言える。本来は、目的を定義し、達成するための戦略を考え、実行されたものが「努力」。 割と知られた話、例えば日本人は脳内物質の関係からして、不安を持ちやすく大胆なことよりも確実さを選び勝ちなので、欧米人よりも0を1にするのが得意ではない、などの話をおりまぜつつ、日本人の性質をとき、巷でいう「努力」は徒労に終わり勝ちですよ、と述べている。 身につまされると思ったのが、平等であること、もっというと自分にも手に入りそうだったのに違う人がそれを手にした時の嫉妬という感情の芽生え方。実感をもってわかる気がした。 本の構成も無駄がなくてわかりやすい。でもその分、ご本人の体験が入ってくると、そんな少数の経験を一般化されても、それはほかの自己啓発本を批判しておきながらなぜ…?と疑問もわく。ニートが文化を支える可能性や、日本は世界一教育格差がないといった話は、簡潔すぎて疑問が残った。 一方で、働いたら負け、の歴史を紐解きながらの説明は納得できる部分もあり、「遊び」や「今持っている条件」を重視していけば、巷でいうところの「努力」は確かに不要という結論に行きつく納得できるお話だった。
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努力が全部無駄というわけではないが、報われることを期待してする努力なんてしない方がいい。 自分の適性が許す範囲で無理なく生きた方がよい。 努力信者は時に攻撃的にもなる。努力していることを免罪符に倫理を犯すこともある。また努力してないように見える人を許せない。
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日本では苦節10年、石の上にも3年などの言葉があるように、とにかく努力を賞賛する文化がある。しかし、努力すれば必ず成功する、報われると思っていたらそれは悲劇である。 間違った努力、無駄な努力のために膨大な時間とお金を浪費している人が後を経たない。 特に努力している時というのは、...
日本では苦節10年、石の上にも3年などの言葉があるように、とにかく努力を賞賛する文化がある。しかし、努力すれば必ず成功する、報われると思っていたらそれは悲劇である。 間違った努力、無駄な努力のために膨大な時間とお金を浪費している人が後を経たない。 特に努力している時というのは、前進しているような、良い行いをしているような気分にさせられ、一度立ち止まって冷静に考えてみるということができない。 それは努力信仰、努力中毒ともいえる。 努力の努は、奴隷の奴という字がもとになっていると言われている。 つまり、権力者や資本家が人を操作するにあたって都合の良い言葉。 人生の一時期に、がむしゃらに何かに向かって努力する時期というのはあってはいいと思う。 しかし、誰かや何かに操作されていないか?都合よく搾取されているだけではないか?時間やお金を浪費していないか?一度立ち止まって考えてみることが大切。 著者の考えとしては、努力を努力と思わないくらい好きなことを見つけて、遊び感覚で出来るくらいがちょうど良い。そして、それが仕事に繋がりお金を稼ぐことができればなお良い。
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★やっぱり中野さんの本。興味深い。 ・日本人に努力中毒が多い(7割)のは"セロトニントランスポーター"が少ないから(リサイクル) ・努力させるってのはある意味で生存本能の1つ。脳科学的にもそうさせる事で生存を認識できる、というもの。 ・ただ無駄な努力が多いのも...
★やっぱり中野さんの本。興味深い。 ・日本人に努力中毒が多い(7割)のは"セロトニントランスポーター"が少ないから(リサイクル) ・努力させるってのはある意味で生存本能の1つ。脳科学的にもそうさせる事で生存を認識できる、というもの。 ・ただ無駄な努力が多いのも一方 ・努力の仕方、見極め、工夫が大事 ・最期に口にする大半が「あんなに一生懸命働かなくてもよかった」(´・ω・)
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この本の中の随所に出てくる「努力信仰」という言葉、まさに私のことだな、と思った(笑) 無駄な努力や「頑張ってるのに報われない」という気持ちから解放されるために、自分の出来ること苦手なこと、まわりの人の才能にしっかり向き合っていくことから始めようと思った。
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努力をすればしただけ、これだけやってるのにという感情が前に出てしまい、結果がついてこないことに苛立ち、パフォーマンスを下げてしまう。まさに自分のことだった。好きなことだけしかしない。努力しない人生を模索したくなった。
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「あくまで孔雀の話です」が好きな人には向いている。 進化心理学の件とか面白かった。 努力礼賛、努力信仰に釘を刺すデトックス本。 あとがきの筆者の言葉がこの本の全て。 この本を読んでくださったみなさんが、努力信仰に惑わされず、目の前にある毎日を、豊かに味って行かれることを心から祈...
「あくまで孔雀の話です」が好きな人には向いている。 進化心理学の件とか面白かった。 努力礼賛、努力信仰に釘を刺すデトックス本。 あとがきの筆者の言葉がこの本の全て。 この本を読んでくださったみなさんが、努力信仰に惑わされず、目の前にある毎日を、豊かに味って行かれることを心から祈念しつつー。
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学生の時に初めて読み、27歳になって改めて読み返してみた一冊。思えば、20歳の時の自分が今まで7年間してきた努力、留学、就活、資格勉強、仕事、筋トレ、マッチングアプリ、職場恋愛、など、どれも戦略的に行なって来たものだろうか。全くそうではないだろう。とはいえ、この年代は社会の流れに...
学生の時に初めて読み、27歳になって改めて読み返してみた一冊。思えば、20歳の時の自分が今まで7年間してきた努力、留学、就活、資格勉強、仕事、筋トレ、マッチングアプリ、職場恋愛、など、どれも戦略的に行なって来たものだろうか。全くそうではないだろう。とはいえ、この年代は社会の流れに応じてある種、飲まれるがままに飲まれるなかでもがく時期であるとも言え、確固たる正解ルートが不明瞭になるこれからの年齢が、真に戦略的な努力が必要になるのではないだろうか。薩長の明治政府により生み出された努力信仰を疑い、遊び心と受け入れる心、戦略的段階的な努力を積み重ねていくために、今自分は何をすればいいだろうか。5年後に外資系損保でアンダーライターになるために、CPC Uの取得だろうか、いや、それも遠回りになってしまうのか?
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我慢して、無駄な努力をし続ける日本人。 この傾向は、明治以降のもの。 江戸時代は、もっと遊びを大切にし文化的に豊だった。 開国して明治になり、欧米諸国に追いつき追い越せとなり、国民が一丸となって努力するようになる。 その影響で、第二次世界大戦時のような、欲しがりません勝つまでは!の様な、おかしいとも思っても言えない風潮になる。遊びがない。 最近の傾向として、お金がないから、結婚も子どもも産めない。本当でしょうか?と。 長い歴史の中では、戦争も飢餓もなく豊かな日本、時代が悪いと人のせいにしている。そして、無駄な努力をする。 正しい努力は、目的に合わせて、計画的に適切な行動をすること。 スポーツ選手になるならば、恵まれた体格が必要で、その上で練習がある。体格に恵まれないのに、努力しても無駄。 勉強に関しては、ある程度、時間をかけてインプットすれは、結果はでるはず。ただし、個人差があって、一年時間をかければ東大に合格する人もいれば、何十年もかければ合格のレベルに達する人もいる。その見極めも大事。 30代後半になって、婚活を頑張る女性。 結婚して、専業主婦になるのが目的。 だから、経済力のある男性を求める。自分磨きと称して、外見を磨く無駄な努力をする。 本当に専業主婦になりたいのであれば、20代前半に結婚する努力をすべき。30代後半では、遅すぎる。 そもそも、本当に専業主婦になりたいですか? 結婚生活は、何年も何年も、夫婦が一緒に過ごすので、人柄が1番大切。 婚活で選ぶなら… ・人を見下す人間ではないか? ・自分の利益だけを追求し、女性を家政婦扱いする人間ではないか? ・言葉の暴力で人を傷つけないか? ・人を騙しても平気なではないか? 等々、人柄を最優先して見極めないと、毎日毎日忍耐の連続で、離婚か別居になる。 お見合い結婚が主流だった時代は、結婚は働く男のため、家や社会のためだった。女性は、男、家、社会を維持するための補助的な役割をし、自立的な経済活動を営まず、権利も主張せず、できなかった。 女性は、男を立て、男に逆らわないという交換条件のもと、専業主婦が男の収入で守ってもらうことが成立していた。 現代の婚活では、専業主婦は悠々自適なセレブママのように喧伝されているが…専業主婦は、男の振る舞いに我慢する大前提で養われていたことを、忘れていませんか? 婚活や専業主婦に関しては、本当にそう思う。 セロトニントランスポーターの量による、努力中毒についても面白かったです。 セロトニントランスポーターは、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンを再取り込みする門のような存在。数が多いほど、セロトニンをリサイクルできるので、不安になりにくい。 日本人は、セロトニントランスポーターが少ない人が多いので、他人に、「そんなのおかしい」「努力が足りない」と言われると、「そうかな、私が悪かったのかな」と不安になり、自分の主張を貫くことが難しくなり、流されてしまうことがままある。 慎重で人の言うことをよく聞き、空気を読むけれども、我慢して我慢してキレてしまう日本人の国民性は、脳内神経伝達物質の影響も大きい。 結論は、努力をしない努力をするなのかな?
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中野さんの書いている本はいつも、脳科学の観点から書かれてて、腑に落ちる事が多くて面白い。 本当に勉強になると思った
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