頭に来てもアホとは戦うな! の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2015年の9冊目です。 話の前半は、怒りの感情をコントロールする術を説明しているのだと感じていました。「アホ」と抽象的に表現されていますが、著者にとっては具体的で特定の人物がいるのだと思います。 後半部分は、人生訓に近いものになってきます。 経歴を見ると非常に優秀な方ですので、人生を思いのままに生きていける力量の持ち主だと思いますが、政治の世界での経験が、感情を持つ人間としての生き方をより切磋琢磨したということでしょう。 「失意泰然、得意淡然」という言葉が紹介されていますが、これが最も琴線に触れました。人生生きていれば、失意の繰り返しのような気がします。いっそ、何かに期待するのは一切やめた方がいいのではと思うようなことの繰り返しでもあります。そんな山谷が必ず訪れる人生を泰然として淡然として生きるというのは、人生訓です。 もう一つは、激変していく世の中で、”変化を嫌うことは、最大のリスクである”という言葉です。私の年齢では、物事の様々な面で保守的な考え方が優先して出てきます。 若い人と同じようにとはいきませんが、「変化」を一方的に退けることはせず、かといって飛びついたりせず見極めながら付き合っていきたいと感じました。
Posted by
読んで理解することは容易ではあるが、 実現させることは容易ではない。 そんな内容であった。 まずは、すべてのことを楽しく実行することから始めたい。
Posted by
タイトルは本を売るため?にインパクトがありますが、書いてあることは今の自分には響いた本。 タイトルから想像していた内容と違って、期待を裏切られた良い本でした。 ブログはこちら。 http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4810119....
タイトルは本を売るため?にインパクトがありますが、書いてあることは今の自分には響いた本。 タイトルから想像していた内容と違って、期待を裏切られた良い本でした。 ブログはこちら。 http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4810119.html
Posted by
[図書館] タイトルに対する著者の言いたいことは、 「自分と戦え、もしくは自分よりデキる奴と戦え」ということらしい。 p. 31 初当選して国会議員になった人間が、すべての待遇が変わりどんどん勘違いしていく様は興味深い。そこで等身大の自分を見失わない(例えば、知らないことは知...
[図書館] タイトルに対する著者の言いたいことは、 「自分と戦え、もしくは自分よりデキる奴と戦え」ということらしい。 p. 31 初当選して国会議員になった人間が、すべての待遇が変わりどんどん勘違いしていく様は興味深い。そこで等身大の自分を見失わない(例えば、知らないことは知らないと言える)かどうか。田中将大と斎藤佑樹の違いもそこ。ピンチになっても持ち上げられても「決して自分を見失わない人間としての成熟度」 p. 40 空手より合気道。正面からの力のぶつかり合いではなく、相手の力を使って相手のバランスを崩し、自分の有利な体勢に持っていく。 相手の攻撃やいじめにやられているフリをする。やられた、勝てません、という姿を見せる。仕返しは、相手の力を利用してこちらにメリットがあることを実現してしまうようにした方が建設的だ。 p. 59 自分をいやらしく無視したり、無理難題を押し付けたり、仲間外れにしたりする人がいたら、そのアホに「私を無視したり、仲間外れにしたり、無理難題を押し付ける人がいるんです」と相談に行ってみるといい。これはかなり効く。 あくまで、「これはお前のことだよ」と暗にほのめかすことなく、真摯に思いつめた感じで相談に行くのがいい。 ポイントは、険悪になりそうな時ほどなんらかの形でコミュニケーションをとるべきということ。 なるほど…。高校の教師にこれやってみればよかったな。 p. 75 いくら賢くても、一人ではたいしたことは実行できない。いろんな人を巻き込み、彼らに本気で動いてもらう仕組みを考えて実行しないと、アイデアや思いは絵にかいた餅で終わってしまうのだ。 そのために必要なのは、相手の気持ちを理解する能力だ。 p. 104 シーラ・マルセロさんを褒めているようでいて、実際は女性を下に見ていることはひしひしと伝わってきた。
Posted by
ある上司から『「上位者の意見に合わせるのは軟派な迎合ではないか」との見解に対する明確な反論は何か』というお題をもらって、いまだ思案中であるが、この本が少しヒントを与えてくれた。 真に為すべきことを成就する事を考えた時、どこまでが必要なプライドで、どこまでが無駄なプライドなのか...
ある上司から『「上位者の意見に合わせるのは軟派な迎合ではないか」との見解に対する明確な反論は何か』というお題をもらって、いまだ思案中であるが、この本が少しヒントを与えてくれた。 真に為すべきことを成就する事を考えた時、どこまでが必要なプライドで、どこまでが無駄なプライドなのか考える必要があると思った。 もう一度読み返しながらお題を推敲しよう。
Posted by
日本人は主張に反論されると人格攻撃と捉えるから議論ができない、にメチャクチャ納得。だからあの時のあの人はああだったのかーーとか思い当たる節あり。
Posted by
自分が本当にやりたいことを仕事としてできている人は少ない。見つからないという人は「目の前のことを懸命に頑張ることをおすすめしたい」このようにできる人は人生を有意義に過ごせる。今の若い人に伝えたいメッセージである。
Posted by
うんうん、そうだよねー と言う感じ。 なんだかずるいのかなと思っていたけど戦略立てるのは大事だもんなと改めて思った
Posted by
きちんと志を持とう、そしてその志のためにはエゴを捨てて戦略的に生きよう、という至極まっとうなメッセージ。後半、そのためには権力に擦り寄るのも重要なのだといったあたりの話はあまり共感はできなかったが、主張は大筋同意できる。 相手を言い負かしても、その相手は納得もしないし負けたと認め...
きちんと志を持とう、そしてその志のためにはエゴを捨てて戦略的に生きよう、という至極まっとうなメッセージ。後半、そのためには権力に擦り寄るのも重要なのだといったあたりの話はあまり共感はできなかったが、主張は大筋同意できる。 相手を言い負かしても、その相手は納得もしないし負けたと認めもしないことは、自分が言い負かされたときのことを考えればよくわかるのではないか。でも、なぜかムキになって言い募る人はたくさんいる。まずはこの本を読んでそれが以下に無駄なことなのか、気づいた方がいいよ、と思う。
Posted by