結婚 の商品レビュー
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*28歳の倫子は結婚を意識し始めていた。卵子老化の話題も気になっている。兄が結婚し、会社の同僚の花蓮が結婚するなか、結婚に結びつかない関係しかなかった倫子はついに具体的に動くことを決意する* 独特の橋本節で、淡々と延々と28歳独身女子の心情が綴られる。その独白がまあ…お見事と言うしかない。結婚に対する夢や希望は皆無で、冷静な分析をしつつ、問題や疑問を展開していくところに愛が入り込む隙はなし。こういう切り口の結婚小説、斬新です。 それにしても、「結婚をしなくてもかまわない」が基本ベースになっている現代って本当に大変…
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男の作家さんが書いたと思えない、女子の複雑な感情が描かれています。 倫子と花蓮の会話の描写が非常に多く、そこから映し出される二人の性格の違いもおもしろい。スーパーウーマン白戸の奥さんに、変わり者岩子さんのキャラクターも華を添える感じです。 何故結婚できたかの岩子さんの回答が奮っている。そして色々もやもやしすぎたあまり倫子がとってしまう行動にちょっと笑ってしまう(ポスターとか)。けど、同年代女子なら似たようなことをした経験の人もいるのでは。 倫子は素直な人なんやろうなあ。終わりは突拍子ないてすが、それも彼女の素直さの表れかも。倫子の人生に幸あれ。
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最初の頃を読んでいるとき、このまま彼女たちの話を聞いていてもいいかなと思った。もうこの頃のことをそんなに覚えていないし、彼女たちよりずっと地味だった自分には、この会話にリアルがあるのかは分からない。でも、とりとめがなくても、切実に何かを訴えようとしている人の話は興味深いのかもしれ...
最初の頃を読んでいるとき、このまま彼女たちの話を聞いていてもいいかなと思った。もうこの頃のことをそんなに覚えていないし、彼女たちよりずっと地味だった自分には、この会話にリアルがあるのかは分からない。でも、とりとめがなくても、切実に何かを訴えようとしている人の話は興味深いのかもしれない。
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結婚をめぐる逡巡や現実、人間関係などいろんなものが見られた。完璧という言葉は存在しないんだと。親世代との生活観、価値観の違いが興味深い。
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67歳が書いてるって凄いと私は素直に感嘆しました。しかも、男性でしょ。女性のとりとめも結論もない話し方をよくご存知だな〜と思いながら読んでました。期待はずれ、というレビューが多い気がするが、そもそも小説に期待なんかするな。笑 そういう人は自己啓発本でも読んでればよいと思います。
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倫子は「卵子老化」を知り、「結婚」を考えるようになる。同僚の花蓮や倫子の家族を交えながら話が進むのだが、結局なんだったんだ…?と思う本だった。
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29歳独身の女です。 主人公の倫子は28歳。もちろん「わかる」部分もあるんですが、「性格悪いな」と思うことも多くてびっくり。それともこれな普通なの? Amazonで見た口コミが高評価だったから読んでみたけど、私には合いませんでした。
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誰と結婚したくないのか、は分かる。どんな男ならいいのか、は分からない。 なるほどね。 結婚についてつらつらと書かれた本。 確かに、若い頃、一生彼氏出来ないかも!てか、結婚出来ないかも!てか思っていたのを思い出した。 とにかくくどくて、疲れた。
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前半はそれなりに興味深く、「卵子老化」の話しとか。ただ中盤からは少しずつ読むのがしんどくなってしまいました、その上、ラストが「天啓」となって一気に収束してしまったのは、えっ?という感じです。実際には結婚とは、そんなものであるとも理解していますが、それでもこのラストは小説としてはちょっと残念です。
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新聞の書評で知って面白そう、と思ったけど、、自分には全然合わなかった。 まったくもって面白くなかった。びっくり。
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