弱者の戦略 の商品レビュー
vol.283 生物界の「おきて」から戦略を学ぶ!本当の強さとは何か?http://www.shirayu.com/news/2014/
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「弱者の戦略」は捕食されたり弱い個体だったりする動植物が競争をさけたり絶滅を免れるために行う様々な進化を紹介する本です。
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「 弱者の戦略 」 動植物の生存本能を 弱者の戦略と捉えた本。弱者に見える動植物たちだが、偶然 今まで生き残っていたわけではない ということが よくわかる。人間や企業の戦略論としても 十分面白い オンリーワン戦略、ニッチ戦略の本当の意味を知ることができる。本の命題は 「強い者が...
「 弱者の戦略 」 動植物の生存本能を 弱者の戦略と捉えた本。弱者に見える動植物たちだが、偶然 今まで生き残っていたわけではない ということが よくわかる。人間や企業の戦略論としても 十分面白い オンリーワン戦略、ニッチ戦略の本当の意味を知ることができる。本の命題は 「強い者が勝つわけではない。強者のマネをする必要はない〜弱者には弱者の戦略がある〜勝負の鉄則〜強い者は単純に、弱い者は複雑に」 特に イワシ、ナマケモノの生存戦略に驚く 強い者が生き残るのではない、生き残った者が強いのだ *群れる→群れ=機能的チーム *逃げる→勝ち目がない時 まず逃げて身を守る *隠れる→敵が大きいほど 小さい方が身を守る武器になる→状況に応じて変わる *ずらす→ 競争の少ない条件の悪い方を選ぶ
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海洋全蒸発や全球凍結など環境が激変しても生命体は生き残って来た。強者でなく変化してきた逞しい弱者も含まれる。弱いものの取る戦略は強者から見れば嫌悪感をもたらすものかもしれないが自然界においてもそれは存在する事を知ればそれも微笑ましく暖かく見守れる気がする。本書はそんな視点を作って...
海洋全蒸発や全球凍結など環境が激変しても生命体は生き残って来た。強者でなく変化してきた逞しい弱者も含まれる。弱いものの取る戦略は強者から見れば嫌悪感をもたらすものかもしれないが自然界においてもそれは存在する事を知ればそれも微笑ましく暖かく見守れる気がする。本書はそんな視点を作ってくれる本である。 ※群れる→生物界にもある戦略 ※擬態→シマウマはライオンやヒョウに見えない。 カサゴの赤色は深海で見えなくなる ※逃げる→ガゼルのサイドステップ ※ずらす→夜の蝶、日本のタンポポ ※棲み分け→平和的共存 ※弱者の戦略とは→小さな複雑な局地的な戦いにもっていく。 ※野生動物は比較的競争を避けるがメスを手に入れる為には命をかける(←人間との違い) →ところが動物界にもコソ泥のような戦略もある(スニーカー戦略)(サテライト戦略) ※食べられる事により子孫を残す植物的戦略→ 蜜で昆虫を呼び寄せ花粉を運ばせる ※強者の力を利用する→コバンザメ、ハチアブ、アブラ虫
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なかなか身になる内容。コレだ!と元気になるわけではないがじわじわと指針を考えるには良い。 そして自分は強者ではなく、争いはなるべく避けて、ズラしたり、避けたり、ステージを変えたり、化けたりして、生きて子孫を残す弱者の戦略が性に合っていると感じた。
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一番印象的だったのが、動物や昆虫がなぜ人間より寿命が短いか。変化の激しい環境の中では、固執した遺伝より、環境に合わせた遺伝が生成されるようにするため。 この本を読んで思うのが、やはり人間も動物なのだと改めて実感した。社会生活の中で、自分達も動物の一属性にすぎないと、滅多なことがな...
一番印象的だったのが、動物や昆虫がなぜ人間より寿命が短いか。変化の激しい環境の中では、固執した遺伝より、環境に合わせた遺伝が生成されるようにするため。 この本を読んで思うのが、やはり人間も動物なのだと改めて実感した。社会生活の中で、自分達も動物の一属性にすぎないと、滅多なことがない限り考えないので、新たな視点に気付かされた。
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雑草は、植物同士の生存競争には弱い。 生物にとっては生き残ることが一番重要な事であり、強弱は問題にはならない。 強い者が勝つのではない。勝った者が強いのだ。~ベッケンバウアー 大きい者に対しては大きさで勝負しては勝ち目がない。小ささで勝負すべき。 ※強者と同じ土俵に上がってはいけない! cf.ランチェスター戦略
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弱者の取った生き残りのための戦略。蘊蓄が豊富で、読んでいて飽きない。偶然が重なって進化が起きたとは思えない複雑さ、巧妙さだ。 ただ、CSR戦略、ナンバー1でオンリー1のところは、同著者のちくまプリマー新書と一緒だった。 ・「強いものは単純に。弱いものは複雑に」これは勝負の鉄則...
弱者の取った生き残りのための戦略。蘊蓄が豊富で、読んでいて飽きない。偶然が重なって進化が起きたとは思えない複雑さ、巧妙さだ。 ただ、CSR戦略、ナンバー1でオンリー1のところは、同著者のちくまプリマー新書と一緒だった。 ・「強いものは単純に。弱いものは複雑に」これは勝負の鉄則。 ・カゲロウは生きた化石と言われるほど古く、現在知られている昆虫としては最も古い化石がある。3億年前から変わらない。命が短いのがそのひみつ。 ・ミミズは、もともとは頭や足のような器官のある生物だったと考えられている。ところが土の中で土を食べて棲むというニッチに合うように、そのような姿になった。 ・自然が破壊された環境に、最初に生える植物は「パイオニアプランツ(先駆種)」と呼ばれている。挑戦し続けることを宿命づけられている。 ・多様性とスピードが弱者の戦略のキーワード。
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学者先生も大変だなあと。。。 「役に立つ」アピールをしとかないといけないから書いた、という感じが否めなくて、結構無理してる印象が強い。 にしても、地球上でもっとも成功してる生き物は人類だ、って本気で仰ってるのだろうか。これだけ色んな立場から各種生物を論じて来られた上でその結論は、出版レーベルが残念なのか世の中からの要請が残念なのか。蟻に言及されているし、見落としてるとは考えられないのだが。
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植物の戦略 1植物のCSR戦略 Competitive Stress tolerant Ruderal 2生物のrK 戦略 rN(1-N/K) 赤の女王仮説 「 最も強いものが生き残るのではなく最も賢いものが生き延びるのでもない唯一生き残るのは変化できるもので...
植物の戦略 1植物のCSR戦略 Competitive Stress tolerant Ruderal 2生物のrK 戦略 rN(1-N/K) 赤の女王仮説 「 最も強いものが生き残るのではなく最も賢いものが生き延びるのでもない唯一生き残るのは変化できるものである」 「 1番強いものは自分の弱さを忘れないものだ」
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