侏儒の言葉 の商品レビュー
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芥川龍之介 侏儒の言葉 文藝春秋に大正12年から連載した箴言集。とても面白い。解説 筒井康隆 も鬼才芥川の文学的冒険の凄さを伝える面白さ。 表題は人生、社会、政治、女性、芸術、作家論、天才論など様々な事象について 皮肉とユーモアを交えて ツィートしている感じ 死の直前の連...
芥川龍之介 侏儒の言葉 文藝春秋に大正12年から連載した箴言集。とても面白い。解説 筒井康隆 も鬼才芥川の文学的冒険の凄さを伝える面白さ。 表題は人生、社会、政治、女性、芸術、作家論、天才論など様々な事象について 皮肉とユーモアを交えて ツィートしている感じ 死の直前の連載「追憶」は 風景画的な44のエピソード。ラロシュフコーと違い、毒づいてばかりでないので ずっと読める。教科書に取り入れるべき。 道徳や良心に対する皮肉がおかしい *道徳の恩恵は時間の節約であり〜道徳の損害は良心の麻痺である *一国民の九割強は 一生良心をもたぬものである 人生については 悲観的で運命論的 *人生は一箱のマッチ箱に似ている〜重大に扱うのは莫迦莫迦しい。重大に扱わなければ危険である *人生は地獄よりも地獄的である。地獄の与える苦しみは一定の法則を破ったことがない〜人生の与える苦しみは それほど単純ではない *我々は したいことが出来るものではない、只 出来ることをするものである〜おそらく神も希望通りにこの世界を造ることは出来なかった 作家論 *文を作らんとする者は 如何なる都会人であるにしても、魂の奥底に野蛮人を一人持っていなければならぬ *文を作らんとする者の彼自身を恥じるのは罪悪である。彼自身を恥じる心には〜独創の芽も生えたことはない
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侏儒とは。辞書で調べると「見識のない人を嘲っていう言葉」のような意味だそうです。ユーモアと皮肉たっぷり。にやにやしながら爆笑しながら書かはったんやろなあ…。でもセンチメンタルが溢れちゃったりもするんですよね。ちなみに帯は「わたしは度々他人のことを「死ねば善い」と思ったものである。...
侏儒とは。辞書で調べると「見識のない人を嘲っていう言葉」のような意味だそうです。ユーモアと皮肉たっぷり。にやにやしながら爆笑しながら書かはったんやろなあ…。でもセンチメンタルが溢れちゃったりもするんですよね。ちなみに帯は「わたしは度々他人のことを「死ねば善い」と思ったものである。」という作中からの抜粋でした。衝撃。(というか吹いた。)
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ほんとは青空文庫で読みました。 忍従とはロマンチックな卑屈である、というのがかっこよすぎて読みました。 インターネットで開いておいて、なんども繰り返し読みます。
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【文藝春秋九十年、芥川賞百五十回。変わらぬ言葉の力】「人生とは落丁の多い書物に似ている」。創刊時の「文藝春秋」に連載され、いまなお読者の熱烈な支持を受ける箴言集。筒井康隆解説。
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鋭くて洗練された言葉たち。著者がこんなにも西洋文学に親しんでいることや、藝術を熱く語る側面を持ち合わせていることを、今まで知らなかったのが恥ずかしい。
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