芥川症 の商品レビュー
元の芥川の作品を読んでなかったのでその面白さが半減なのかもしれないが、シュールな作品で少し読み疲れた。
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久坂部羊 さんの小説は初めて読みました。表紙の白衣姿の芥川龍之介につられて購入。芥川龍之介の有名な短編のパロディなんだけど 医療従事者の本音が所々垣間見えて 怖いような感じもしました。
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本の題名が芥川賞のモジリで表紙は白衣の芥川龍之介、思わずニヤリとして本を手にとってしまいました。 そしてページをめくってまたニヤリ。それぞれの短編のタイトルが芥川龍之介の話のモジリになっているのでした。
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芥川龍之介の名作品のパロディである。 医師の 久坂部羊氏の生老病死についての異色の小説。 とても面白かった。 7つの短編。どれもこれも、なるほど、、、と、思われる生死。 長生きだけしていても、身体、頭が、動かなくなってきたら、、、、と、思ってしまった。 今度は、尊厳死について、コ...
芥川龍之介の名作品のパロディである。 医師の 久坂部羊氏の生老病死についての異色の小説。 とても面白かった。 7つの短編。どれもこれも、なるほど、、、と、思われる生死。 長生きだけしていても、身体、頭が、動かなくなってきたら、、、、と、思ってしまった。 今度は、尊厳死について、コミカルに小説にして頂きたいものだ。
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「芥川症」。 「病院の中」「他生門」「耳」「クモの意図」「極楽変」「バナナ粥」「或利口の一生」と並ぶ。あはは、なんじゃこりゃ。 「病院の中」は、もうまさに藪の中状態で、連発される医療用語とたらい回し、次から次に出てくる言い訳めいた話、そして最後は…。 という感じで、...
「芥川症」。 「病院の中」「他生門」「耳」「クモの意図」「極楽変」「バナナ粥」「或利口の一生」と並ぶ。あはは、なんじゃこりゃ。 「病院の中」は、もうまさに藪の中状態で、連発される医療用語とたらい回し、次から次に出てくる言い訳めいた話、そして最後は…。 という感じで、オリジナルをなぞってはいないけど味付けがされている。全体的に、まあおよそ皮肉が効いていて、ちょっと気持ち悪くなるぐらいな感覚が襲ってくる頃に意外な終了を遂げる、という短篇集。いやホント、読後感悪くて、でもそれほどモタれなくて、スルスルと過ぎ去っていくのでありました。他の作品ベースも読みたい。
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芥川龍之介の作品を病院や介護や医療業界の現場に例えた話で面白かった。藪の中・羅生門・鼻・蜘蛛の糸・地獄変・芋粥・或阿呆の一生をパロっているが小ネタも効いてるし退屈せずに読めた。気に入ったのは羅生門をベースに書いた他生門の話で自堕落でいい加減に生きてきた男が、あるNPO団体からの協...
芥川龍之介の作品を病院や介護や医療業界の現場に例えた話で面白かった。藪の中・羅生門・鼻・蜘蛛の糸・地獄変・芋粥・或阿呆の一生をパロっているが小ネタも効いてるし退屈せずに読めた。気に入ったのは羅生門をベースに書いた他生門の話で自堕落でいい加減に生きてきた男が、あるNPO団体からの協力を受け募金を集めてもらいアメリカで移植手術し成功。一度は生まれ変わったんだから真面目に生きようとするが元来怠け者で寄付金の余りの大金を生活費として貰ってたのもありパチンコ三昧の自堕落生活に。その事が世間にバレてしまい…後味悪いが好きな話だった。鼻のパクリの耳の話も良かった。
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2014.12.30 芥川龍之介さんの 新訳で良いよね。 ・病院の中 藪の中。これが一番好きだな ・他生門 羅生門? 私には杜子春に見える? ・耳 鼻? だけど鼻?ん?あれ、あ〜うん、そっちね。な感じ ・クモの意図 蜘蛛の糸。 落語でした。ちゃんちゃん ・極楽変 地獄変。まさ...
2014.12.30 芥川龍之介さんの 新訳で良いよね。 ・病院の中 藪の中。これが一番好きだな ・他生門 羅生門? 私には杜子春に見える? ・耳 鼻? だけど鼻?ん?あれ、あ〜うん、そっちね。な感じ ・クモの意図 蜘蛛の糸。 落語でした。ちゃんちゃん ・極楽変 地獄変。まさしく地獄を見て極楽を味わう ・バナナ粥 芋粥。これは、変化への不安とかではなく…(バナナ粥は)無いわ〜、という意識の共有化? ・或利口の一生 或阿保の一生。どっちもどっち。 ここに 芥川症 の説明?がある 基本、新訳好きだから、楽しかった バナナ粥、やっぱり無いわ〜
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よかった編 「バナナ粥」 今は元気だけど確実に老いる親を持つ身としては他人事じゃない話だった。しかし最後バナナ粥が不味いとなっているが、牛乳で煮て甘めのライスプディングみたいにすればよかったんじゃね?と思う。作者は料理しない人なの? 「耳」 作家の変態っぷりがよく書けてると思う。...
よかった編 「バナナ粥」 今は元気だけど確実に老いる親を持つ身としては他人事じゃない話だった。しかし最後バナナ粥が不味いとなっているが、牛乳で煮て甘めのライスプディングみたいにすればよかったんじゃね?と思う。作者は料理しない人なの? 「耳」 作家の変態っぷりがよく書けてると思う。後味はよくないけど。こういう自分にしか分からない理由で人を殺したりする事件が現実にもあるから怖い。 「極楽変」 こちらもブラック。こんな医者いそうだ。近所の無愛想な町医者がありがたく見えてくる不思議。 よくなかった編 「病院の中」 うーんー。「医者の説明責任」と「長生きしないことが幸せ」と。テーマは1篇に入れない方がよかったのでは?と思う。ブラックユーモアというか消化不良。 「他生門」 男の怠けっぷりは共感できるが「他生門」前に他人を眺めるだけって地縛霊みたい。こんなオチでいいのかなー。 「クモの意図」 超駄作!と思ったんだけど笑えるってレビューもあったから人はいろいろだなあと思う。しかしクモの意図がバイブって下らなくないか。 「或利口の一生」 すごーく悪いわけじゃない。でもすごーくいい話じゃない。ぼんやりした、皮肉な「利口」の一生。だからといってQOLを優先した治療方針を貫ける人は少ないと思うし何を言いたいのか微妙な話。 総評 レビューが高かったので期待して読んだせいか面白くなかった。こちらのテキストの読みが甘いのか。タイトルパクっただけで元ネタとは関係ない話も。比べちゃいかんのかもしれんが本家芥川の方が面白いよなーと。
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怖かった!バナナ粥以外は、 でも、面白い。 医者って、いろいろ小説のネタがありそうです。 最後の話は、実話かしら?だったら、やっぱり怖い。
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芥川作品に「相を得て」書かれた医療短編集。グロかったり、『おたんこナース』みたいなドタバタ劇だったり、けっこう多彩。 「バナナ粥」のオチは良かったが、そんなにうまく話がまとまるかね? 短編だから仕方ないけど。 久坂部さんの作品は『廃用身』しか読んだことがなかったので、そのイメー...
芥川作品に「相を得て」書かれた医療短編集。グロかったり、『おたんこナース』みたいなドタバタ劇だったり、けっこう多彩。 「バナナ粥」のオチは良かったが、そんなにうまく話がまとまるかね? 短編だから仕方ないけど。 久坂部さんの作品は『廃用身』しか読んだことがなかったので、そのイメージが強かったのに、正直がっかりー
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