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無業社会 の商品レビュー

3.8

37件のお客様レビュー

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2024/06/08
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※このレビューにはネタバレを含みます

この本のここが衝撃 「たぶん、母親は離婚してからずっと一人で、誰とも話をしないで生活をしていたと思います。僕も一人でいる寂しさや恐怖に耐えられず、お金目当てでもいいから、誘ってくれる、一緒にいてくれる友達が必要でした」

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2019/12/11

この本に出てくるデータは、「育て上げネットが運営する支援機関にアクセスできた若者のデータが中心になっている」らしいので、たぶん若年無業者の中でもわりとマシな層のデータなんじゃないかな?と思った。 こういう場所があることを知っていて、こういう場所に繋がる意欲はある方の人たちのデータ...

この本に出てくるデータは、「育て上げネットが運営する支援機関にアクセスできた若者のデータが中心になっている」らしいので、たぶん若年無業者の中でもわりとマシな層のデータなんじゃないかな?と思った。 こういう場所があることを知っていて、こういう場所に繋がる意欲はある方の人たちのデータというか。 こういう支援機関にアクセスする人って、求職を希望していない人もけっこういるんだね、知らなかった。

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2019/06/27

働くことができない若者たちの事例がいくつか紹介されている。問題提起と事実を広く知ってもらいたいという意図で書かれた本。

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2019/06/12

一度無業になった場合の立ち直りが難しい日本の現状がよくわかる。 やはり、若者が健全に働ける社会にならないと明るい将来を見通せない。

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2019/05/21

若者が簡単に失業して、一旦失業すると、社会から排除されてしまう、ということを訴えている。簡単に失業するというところまではわかるけど、再就職の挑戦ができなくなるというところが、あまり同意できない。メンタル的に、弱い若者の例だけを拾っているのではないだろうか。

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2019/01/15

若年無業者をどうするか。大卒で就職するも離職、不登校で高校中退などなど、様々な理由から無業となってしまった若者を他人事だとは思えず、本書を購入。日本は「一度こぼれ落ちると圧倒的不利になるシステム」と著者は看破しているし、そのとおりだと思う。今は正社員として働いているが、もし今の職...

若年無業者をどうするか。大卒で就職するも離職、不登校で高校中退などなど、様々な理由から無業となってしまった若者を他人事だとは思えず、本書を購入。日本は「一度こぼれ落ちると圧倒的不利になるシステム」と著者は看破しているし、そのとおりだと思う。今は正社員として働いているが、もし今の職を辞したら……再就職は年齢的にもかなり厳しいに違いない。若年無業者を救済できる社会制度を早急に構築しなければ、という思いが募る。

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2018/10/18

少し前にSNEPを読んでいるので、それに比べると本としては少し散漫な印象があるが、解決したい、という温かい意思を感じる。著者が現場の若手であり立ち位置が違うということもあるだろう。 巻末にあるビジョン-すべての若者が、社会的所属を獲得し、「働く」と「働き続ける」を実現できる社会 ...

少し前にSNEPを読んでいるので、それに比べると本としては少し散漫な印象があるが、解決したい、という温かい意思を感じる。著者が現場の若手であり立ち位置が違うということもあるだろう。 巻末にあるビジョン-すべての若者が、社会的所属を獲得し、「働く」と「働き続ける」を実現できる社会 がいい。

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2018/06/02

我が事。自分の将来が重なるようで笑えない。 こういうのを50代以上の日本人に読んでほしい。 一見、自己責任で無気力なだけだろうけど内実は、さらに複雑である。

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2017/06/06

この著作の冒頭の「はじめに」を読んで、すぐに購入しました。 工藤氏の育児休暇時の「働いていない時」の著述に非常に興味を持ちました。なぜなら、私も一緒の経験をしたからです。 働いていない人、もしくは、働けない人にとって、日本という場所は(私の場合、東京ですが)、相当「居心地が悪...

この著作の冒頭の「はじめに」を読んで、すぐに購入しました。 工藤氏の育児休暇時の「働いていない時」の著述に非常に興味を持ちました。なぜなら、私も一緒の経験をしたからです。 働いていない人、もしくは、働けない人にとって、日本という場所は(私の場合、東京ですが)、相当「居心地が悪い」と思います。違う表現で言うならば、自分の存在に自信がもてなくなります。なぜなら、日本では、若年者もしくは、そうではない年齢も含めて、働いていないことは、イコール、「普通ではない」ことだからです。 この著作の中で、無業状態になった当時者7人を引き合いに出し、 「誰でも起こりうること」であることが、よく分かります。 私自身は、無業状態の経験もあり、事情はよく分かります。問題は、一度社会との所属がなくなると、元に戻るには、相当ハードルが高いということです。 なんでハードルが、高いかは、この本を読むと、理解出来ます。 これから、若年無業者が減ることはなく、増え続けるように思います。 著者の支援活動は、もちろん支持しますが、その支援を超える勢いで 無業者が増えていっているのでは、ないでしょうか? 個人が出来ることは、限られています。日本社会が急速に変わっていく中で、 誰もが無業状態になる可能性を持っている。このことを踏まえて、 これから、「働き続ける」ことを前提として、行動しないといけないかも しれません。なぜなら、この著作で語られるデータ、ケースから、 どうやら、日本社会で、自信や希望を持ち続けるには、働かないといけないからです。 なのに、働かない、働けない人が増えているのは、日本社会が、もの凄い勢い で変化し、その負の面を若者が、背負っているのではないかと感じます。 もちろん、ほとんどの方は、生活するだけで大変ですが、、、。 私は「気軽に働ける社会」を望みます。

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2016/11/28

若年無業者の例として7人のケースが出てくる。 どれも一口に怠け者だと言えない人ばかりで、 若者をひとくくりにして扱うことは問題把握を阻害し、解決の邪魔になることがよくわかる 求職型と非求職型と非希望型それぞれで思っていることも対応も異なってくる。 若年無業者を放置しておくと将来、...

若年無業者の例として7人のケースが出てくる。 どれも一口に怠け者だと言えない人ばかりで、 若者をひとくくりにして扱うことは問題把握を阻害し、解決の邪魔になることがよくわかる 求職型と非求職型と非希望型それぞれで思っていることも対応も異なってくる。 若年無業者を放置しておくと将来、最悪500兆円近くの生活保護費がかかるかもしれないというのは問題だと思った 根本的な解決策として以下を挙げている ①すでに若年無業者の人を緊急避難的に救済 ②すでに若年無業者の人に就労を促す ③若年無業になってしまっても再び労働市場に再参入できるようなシステムを社会に埋め込む 日本型雇用はとくに③が難しいのは本書で挙げているが、なるべくはやく取り組むべきだと思った

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