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無業社会 の商品レビュー

3.8

37件のお客様レビュー

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2016/10/30

主旨や良し。でも、ちょっと冗長かなぁ。あと、これをよんでも、ガーガー認めない人はいるだろうけど。 個人的には、若者対策と合わせて、雇用を増やせる起業家を育てることも必要だと思った。 一度レールから外れた人を拾い上げることができるのは、レガシー企業ではないはずだから。

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2016/04/16

人間には承認してもらいたい欲求があるから好き好んでニートになってるわけでは無いというのは正論。 日本人の大好きな自己責任も突き詰めれば社会保障の負担として我が身に還ってくる。

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2016/02/17

いわゆるニートやひきこもりになる人達は、 好きでやっている割合が実は少ないという点が驚きました。 病気や事故で、やむなく勤めていた会社を辞めるパターンのほうが多いようです。 このあたりしっくりこないですねなんとなく。 それはそれとして、 すべり台社会という著書の中にもあったけれど...

いわゆるニートやひきこもりになる人達は、 好きでやっている割合が実は少ないという点が驚きました。 病気や事故で、やむなく勤めていた会社を辞めるパターンのほうが多いようです。 このあたりしっくりこないですねなんとなく。 それはそれとして、 すべり台社会という著書の中にもあったけれど、一度社会からドロップアウトしてしまうと、中々立ち上がりにくい社会であるのは確か。 結局、どうすれば良いのか、その答えは簡単なものではない。

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2015/11/04

立川に拠点を置くNPO法人育て上げネット。総合戦略検討委員会でメンバーのひとりがここのメンバーだったこともあり、どんな活動をしているのか興味を持って読んでみました。若年無業者を「自己責任」と一言で済ませてしまっては、結局社会保障面の支出が増えるだけで自分に返ってくる。そこに対して...

立川に拠点を置くNPO法人育て上げネット。総合戦略検討委員会でメンバーのひとりがここのメンバーだったこともあり、どんな活動をしているのか興味を持って読んでみました。若年無業者を「自己責任」と一言で済ませてしまっては、結局社会保障面の支出が増えるだけで自分に返ってくる。そこに対して何ができるんだろう、とか考えさせられました。そしてこの一冊に関していうと、この問題をわかりやすく伝えるためにいろいろな業界の参考になる表現を比喩的に用いていたり、伝える努力を感じました。応援したい活動のひとつです。

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2015/10/06

なんか、ちょっと読みにくく感じた。こういうことについての問題意識が、これを読んで深まったというわけではありません。でもほんまに、若年層が仕事につけないというのは、長期的に見て国民みんなが困ることやのにな。いわゆる大企業にいるひととか、ちょっとキラキラしたストーリーを持っているひと...

なんか、ちょっと読みにくく感じた。こういうことについての問題意識が、これを読んで深まったというわけではありません。でもほんまに、若年層が仕事につけないというのは、長期的に見て国民みんなが困ることやのにな。いわゆる大企業にいるひととか、ちょっとキラキラしたストーリーを持っているひとたちが、こういうことに対する問題意識を持っているとは思えない。

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2015/08/13

これまた6月に読み終わっていた本・・・ 感想ブログにアップが遅れてます 親の貧困で子どもも貧困 それで学校に通えなくなり、就職も困難 ってことになると更に貧困の悪循環 若者の無業化だって、社会にとって重要な問題だよね 「えぇぇ、ニートなの?引きこもり?」なんて影でコソコソ言っ...

これまた6月に読み終わっていた本・・・ 感想ブログにアップが遅れてます 親の貧困で子どもも貧困 それで学校に通えなくなり、就職も困難 ってことになると更に貧困の悪循環 若者の無業化だって、社会にとって重要な問題だよね 「えぇぇ、ニートなの?引きこもり?」なんて影でコソコソ言ってる場合じゃない! どうしたら働けるようになるのか? 付箋部分をご紹介します ・誰もが若年無業者になる可能性があること(p20) ・つまり、日本社会では、一度、無業状態になってしまうと、人間関係や社会関係資本  意欲も失ってしまいがちなのである(p25) ・ところが歴史的な文脈から、日本では人材育成の機会の大半を、学校と企業が  事実上独占してきた。そこから外れたところには、再び労働市場に戻っていくための  ルートや学びの機会は多くない(p25) ・自分が現在、普通に生活できているのは、偶然の産物かもしれない(p31) ・どのような困難な状況でも、当事者になってみて初めて、社会的サポートがないことや  あったとしても脆弱なものであることに気がつく(p34) ・「無業から抜け出したいのであれば、誰もが敬遠する業界や職場で働けばいい」という考えは安直だ(p103) ・甘やかす親がいるから無業でも生きていけるのではなく、正社員でない限りは同居以外の選択が  できない社会状況に着目したい(p108) ・「日本型システム」にいったん参加しそびれたり、抜け出してしまったりすると、激烈な競争環境や  不利な立場に立たされてしまう状況と構造が、少しは見えてきたのではないだろうか(p173) ・さらに企業が、人材育成のシステムを自社や関連企業内に限定してきたため、社会のなかに  現実的なキャリア教育の機会は、そう多くはない(p175) ・①現段階で困窮している人を緊急避難的に救済すること、②すでに若者無業者になってしまっている人に  早く就労できるように促していくこと③また無業状態になってしまったとしても、再び労働市場に再参入  できるような機会と仕組みを、社会のなかに埋め込んでいくことに尽きる(p187) ・目の前の若者の課題を解決し、小さな成功事例を積み重ねる。そのなかから若年無業者に共通する課題が  あれば、多くの個人、企業、行政とともに協働し、広く展開していく(p206)

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2015/07/26

社会はつまづいた人間に冷たいところがある。少しでも現状を変えたいと思っている若者がいたら、手を差し伸べる環境を作っていきたい。

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2015/07/17

若年無業者が25歳から65歳まで、生活保護を受給し続けた場合と、就労を通じて納税主体に転じた場合で、社会が負担するコストのギャップは約1億。若者無業者の問題は、社会保障費の増大を齎し、我々にも直接跳ね返ってくる問題。加えて、いまや若者世代の誰もが若年無業者になりうる時代となってい...

若年無業者が25歳から65歳まで、生活保護を受給し続けた場合と、就労を通じて納税主体に転じた場合で、社会が負担するコストのギャップは約1億。若者無業者の問題は、社会保障費の増大を齎し、我々にも直接跳ね返ってくる問題。加えて、いまや若者世代の誰もが若年無業者になりうる時代となっている。OECDが推計した潜在若年無業者にいたっては約500万人。莫大な社会保障費が支出されることになる。問題の解決策としては、一旦は無業者になったとしても再び労働市場に参入できるような仕組みと機会を構築することが必要となるが、最も大切なのは若年労働者に対する我々自身の謬想を正すこと。第3章には働くことができない若者たちへの誤解を解くべく具体的事例を基に詳説されている。若年無業者の真の実情に思いを馳せ少しなりとも寄り添いたい。

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2015/07/03

まず、2014年6月刊行のこの著書が未だに1刷ということに、社会的関心度の低さを痛感させられた。もう1年経っているのに。。。 この著書には、働く意思を持ちながら様々な理由で働けない若者が具体的背景とともに紹介されている。 彼らに責任の全てを負わせるのは余りにも酷であることを、たっ...

まず、2014年6月刊行のこの著書が未だに1刷ということに、社会的関心度の低さを痛感させられた。もう1年経っているのに。。。 この著書には、働く意思を持ちながら様々な理由で働けない若者が具体的背景とともに紹介されている。 彼らに責任の全てを負わせるのは余りにも酷であることを、たった数件のケースからでも汲み取ることができる。 弱肉強食で出来ない奴は置いていけばよい。 そういうのは簡単だし、実際にそうやって社会を進めてきたのが、これまでの日本だった。 しかしながら、人口や経済がシュリンクし、別の発展旺盛な国に産業主体を奪われる現実を踏まえると、強者であったとしても、弱者を無視してこの国で生活することは、現実的に不可能である。 労働の場所にあまりにも多くの社会的なサポートを任せてきたツケはそう簡単に払えるものではない。 だからこそ、この現実に多くの人々が気が付いて、自分なりの問題意識を持って、出来ることを一つ取り組んでいく他に、明るい日本の生活は見えてこない。 まずは、目の前に誰も救い手がない人が存在していないか、きにしてみることから始めてみたい。

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2015/03/11

自分用キーワード SNEP(孤立無業者) 非定型うつ病 『若年無業者白書』 日本中退予防研究所 同調圧力(みんなで笑顔でピース) 朝日訴訟(1957) メリトクラシー 佐藤俊樹『不平等社会日本』 橘木俊彰『格差社会』 プレカリアート 日本型システム(日本的経営) ベヴェリッジ報告...

自分用キーワード SNEP(孤立無業者) 非定型うつ病 『若年無業者白書』 日本中退予防研究所 同調圧力(みんなで笑顔でピース) 朝日訴訟(1957) メリトクラシー 佐藤俊樹『不平等社会日本』 橘木俊彰『格差社会』 プレカリアート 日本型システム(日本的経営) ベヴェリッジ報告 地域若者サポートステーション ジョブカフェ リカレント教育 SROI(社会的投資収益率) 

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