平凡 の商品レビュー

角田光代(著者)

2024/10/14

角田光代あまり印象に残らないことが多いんだけどこれはよかった
ありそうだよなー、みんなそうなんだよなーって思えるし救い。
ブログ全盛期の頃の話があるけど執筆14年前か…大昔に感じるね

2024/05/03

10年前の発行。
もっと昔の話に思えた。20年以上前の話かと。10年前で、29歳は駆け込み婚とか言われてたかな？？結婚に対する価値観の変化を確認。

あと、メニュウ、て表記されるたびにゾワゾワした。

2024/05/02

#平凡　#角田光代　さん
#読了

もし、あの時別の道を選んでいたら。と頭を掠めて、いやいやこれで良かったんだと思いなおす。何の意味も生産性もない想像。そんな瞬間が私にもある。これはそんな「もしも別の選択をしていたら」を描く6篇の短編集。
読後、前向きな気持ちになるような話。面白かった。

2023/11/04

“今の日々が充実しているとブログで知らせたいのは、別れた男でもその原因の女でもない、「もし」で別れた、選ばなかったわたし自身だ。”
.
なぜ私は幸せアピールをしているんだろう。元彼は私よりも確実に不幸であってほしい。...そんな闇深いことを考えてモヤモヤすることがある。
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他人と幸せ比べをしている訳でもないし、他人を呪っていないんだ。
「もし」あの時こうしていれば...の「もし」で選ばなかった私自身よりも幸せでありたいんだ。
この本を呼んで、少し自分のことが好きになれた。

2023/03/21

あの時こうしていたら、こうしていなかったら…選ばなかった方のことを想像した6人の「もし」を描いた短編集。『いつかの一歩』が面白かった。『どこかべつのところで』は、切ないなぁ。自分が決断したことやしたことで、自分に返ってくるのはいいけど、人に負の影響を与えてしまったのではという時は、こういう思いを持ち続けて生きていくことになるんだろうなぁ。

2022/10/10

角田光代氏の短編集。角田さんの小説はちゃんと読んだことがなかったけども、とても良かった。
好きなのは『いつかの一歩』。この先なにかあるんじゃないかなぁって思えるところが良かった。
あと『もうひとつ』も良かった。周りがワーワーなってるのを眺めるのは楽しいかな。
次は、長編を読もうと思う。

2022/08/13

今の自分への、環境への不満を
「選ばなかった人生」に思いを馳せて
夢想する。

タイトルからは想像しなかった内容に、
引き込まれた。
この展開から、そうくるかぁ!
と唸らされたり。
やっぱり角田光代さんの小説は面白い!

今、持っているものじゃないばかりを追いかけること。
選ばなかった、手に入らないもうひとつを切望すること。

私にもある。
けれど、そんな失敗だったかな、と思ったことも
「ひとつひとつながるのよ。おもしろいよね。」
というみのりさんの言葉に大きく頷く。

「恋をしたり別れたりして、なんでもないそのことが、その人を別の場所に連れて行き、そこでまた何かと出会い離れ、ときに泣いて、後悔し、怒り、諦め、でも、その人しかたどり着かない場所に向かって、何かに押し出されていくんだなぁ。」
という一節に、何か大きな優しい力で背中を押される気がした。

出会えて良かった、素敵な短編集。

2022/07/03

結婚したり離婚したり、大きな選択をしていくごとに、「そうじゃない」世界が生まれていってその分後悔も生まれていく。。
今の自分と、「そうじゃない」世界の自分と2人で生きていくというのは、面白いし悲観的じゃなくていいな！

2021/12/17

もしあの時こうしていれば、とかそちらを選んでいれば、人生どうなってたかな？という内容の物語。
誰でもそういう時はある。
6つの短編はそれぞれ主人公が過去を振り返って、あの時と思うのだけれど、自分なりに答えを出していく。
それがとても良かった。

2021/09/02

図書館で借りたもの。
もし、あの人と結婚していなければ。別れていなければ。仕事を続けていれば。どんなふうに暮らしたって、絶対、選ばなかった方のことを想像してしまう…。6人の「もし」を描いた小説集。

｢もし、あの時こうしていたら｣って、良くも悪くも考えたことがある。
いや～こわいよね。そっち側の自分がどうなってるのか。
引越しや転職のような大きなことじゃなくても、ちょっとした選択で人生が変わることがある。