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夜は終わらない の商品レビュー

3.7

26件のお客様レビュー

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  3. 3つ

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2024/08/28

話の核がよく分からなかった。 男が女に物語を聞かせ気持ちを動かしたいところまではわかるが…。 著者の他の作品も少し読んで理解したいと思いました。

Posted byブクログ

2024/01/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最初は結婚詐欺モノのサスペンスみたいな始まり方なのだが、今際の際に物語を聞かせろ、という不思議な癖?によってそこから離れて…このパターンで次々に殺しながら話を聞いていくのかと思いきや、実質2人目がとんでもないストーリーテラーだった。と小説内の現実?部分だけさらうとこんな感じなのだが、とにかく話の中の登場人物がまた話をはじめて入れ子が複雑になり、尚且つ登場人物が自我を失ったりお互いに成り変わったり、ジンとジンナというモチーフについて4者4様に語ったり(実際にはクオンの語る祈の語る丁の語る始終等の四人で、誰が誰なのか誰もわからない)、居心地の悪い浮遊感というか、頼りどころが無い感じの話の中にズルズルと引き込まれていく。最後は最後で、妙に爽やかに終わって、500ページ通して兎に角先が読めないし来た道もわからないような不思議な読書体験だったが、読んで良かったとは思う。

Posted byブクログ

2023/03/23

実際にあった結婚詐欺、保険金殺人事件が下敷きのように始まるんだけど、物語の中の物語にはまたさらなる物語があって…という風にどんどん続いていく。まるで自分が存在するということは、自分の物語を生きていくことで、尚且つその物語を聞いてくれる他者が不可欠だ、ということの大切さを説いている...

実際にあった結婚詐欺、保険金殺人事件が下敷きのように始まるんだけど、物語の中の物語にはまたさらなる物語があって…という風にどんどん続いていく。まるで自分が存在するということは、自分の物語を生きていくことで、尚且つその物語を聞いてくれる他者が不可欠だ、ということの大切さを説いているように読めた。でも最後に現実(?)に戻ってくるのが作者の力量?とも感じた。

Posted byブクログ

2019/03/28

読み始めは通俗的なサスペンスかと思ったのですが、違いました。500ページを超える長編、空き時間にちょっとずつ読んでしまったので、訳が分からなくなってしまいました。時間のあるときに一気に読んでしまえば、もっと理解が深まったかもしれません。

Posted byブクログ

2019/05/07

命を奪われないためには、価値のある話をしなければならない…。自分を殺そうとする女のために、男たちは必死に物語を紡いでいく。 猟奇的なミステリーかと思いきや、男たちよって語られる不思議な物語がさらに新たなストーリーを生み出し、すぶずぶと奥底へと引きずり込まれていく。行き着いたと思...

命を奪われないためには、価値のある話をしなければならない…。自分を殺そうとする女のために、男たちは必死に物語を紡いでいく。 猟奇的なミステリーかと思いきや、男たちよって語られる不思議な物語がさらに新たなストーリーを生み出し、すぶずぶと奥底へと引きずり込まれていく。行き着いたと思った先にまた新たな物語があり、浮上したと思うとまだ続きがある。 いくつもの独立した短編もしくは中編は、続きはどうなるというところで放り出される。が、徐々に物語同士がリンクして境が曖昧になり、最後は現実とともにひとつにまとまっていく。 作者の仕掛けた複雑な迷宮に翻弄され、迷子になるような感覚の楽しめる読書だった。

Posted byブクログ

2018/09/22

現代の日本を舞台にした千夜一夜物語。 殺人鬼になんか面白い話すれば殺さずにいてやると言われて、夜毎不思議なお話が繰り広げられるのだけど、作者のイマジネーションが爆発していて、面白い。 物語の中で新たな物語が語られて行く入れ子構造になっていて複雑ではあるけど、あまり深く考えずに物語...

現代の日本を舞台にした千夜一夜物語。 殺人鬼になんか面白い話すれば殺さずにいてやると言われて、夜毎不思議なお話が繰り広げられるのだけど、作者のイマジネーションが爆発していて、面白い。 物語の中で新たな物語が語られて行く入れ子構造になっていて複雑ではあるけど、あまり深く考えずに物語の中に揺蕩うこともできる。

Posted byブクログ

2018/05/24

いまいち入り込めなかった。 途中、登場人物の名前がややこしくて分かりづらくて、読みながら苛々してしまった。 読書が辛いと思った初めての本。

Posted byブクログ

2018/01/07

男を惑わし、財産を巻き上げ、葬り去る玲緒奈には 「死の直前、男に語らせる話の内容でいのちの長さが 決まる」という不思議な掟があった。最期の気力を 振り絞り話し続ける男たち。鬼気迫る物語の行方は…。

Posted byブクログ

2017/04/07

木嶋佳苗のじけんをもとにしたような話。長編で、話がどんどん入れ子になり、イライラしながら読むような話もあるが、そこから浮上するスピードは速い。夢から醒める時のような。

Posted byブクログ

2017/02/01

シェヘラザードみたいな設定。何となく気持ち悪い話ばかりだしどんどん長くなってきて興味がなくなってしまった。何なの?って感想。

Posted byブクログ