ゲームウォーズ(下) の商品レビュー
脚本指南の本にストーリー構成の例として掲載さていたので読んでみた。 環境問題や貧富の差が深刻化した、悪い予想があたったような近未来を舞台にしている。人々は仮想空間に入り浸り、現実から目をそらしている。その仮想空間を設計した人物が、ネット上に隠した「エッグ」を発見した者に莫大な遺...
脚本指南の本にストーリー構成の例として掲載さていたので読んでみた。 環境問題や貧富の差が深刻化した、悪い予想があたったような近未来を舞台にしている。人々は仮想空間に入り浸り、現実から目をそらしている。その仮想空間を設計した人物が、ネット上に隠した「エッグ」を発見した者に莫大な遺産を贈ると言い遺して亡くなった。そのエッグ探しをめぐる物語である。 脚本論に取り上げられるくらいに正統派のエンタメストーリーで、次の展開やラストはなんとなく分かる。主人公は貧しいいじめられっ子だが、ふしぎと賢く、やたらとIT技術に長けている。ライトノベルの一種なのだと思うが、外国語に翻訳されるだけあって、素人が趣味で書く「なろう系」(ちゃんと読んだことはないのでイメージです)とは一線を画すクオリティで、読者を最後までわくわくさせてくれるのはさすが。80年代のオタク・ギーク趣味がてんこ盛りで、分かる人には分かるネタもきっとあるのだろうが、そこまでゲームや特撮映画に明るくないので、素通りしてしまったところもある気がする。一定程度の歳のオタクなら懐古の情をかき立てられるのではと思うし、推理ものとして主人公と一緒にエッグ探しを楽しめたりするのかもしれない。また、ギーク系のアメリカ人が持つ日本へのイメージも興味深かった。 この本に出てくるようなゲームの達人は現実にもいる。私がプリクラに興じる横で、信じられない速さに達しているビートマニアやコラムスなどをワンコインで延々とプレイしており、幼心に感心した。彼らを見なければ、セーブもできない昔のゲームをノーミスでやり切るなんて、都合のよい物語としか思えなかったと思う。どんな経験がどこでどう活かされるか分からないものですね。
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上巻に続き、下巻も読みました。 オタク世界のハラハラドキドキの大冒険って感じ。 ※ゲームウォーズ(上) https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4797365250#comment オタクの世界観はほどんど理解できずで、 ゴジラと...
上巻に続き、下巻も読みました。 オタク世界のハラハラドキドキの大冒険って感じ。 ※ゲームウォーズ(上) https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4797365250#comment オタクの世界観はほどんど理解できずで、 ゴジラとかウルトラマンとか一部だけついていけたってレベル感ですが、 それでも十分楽しめます。 (まぁ、できれば映像で楽しみたいとは思いますが。) とにかく著者のオタク愛がすさまじ過ぎる。。 それよりすごいのが、この小説がメタバースの オリジナルと言われているってところ。 SF小説が現実の世界のモデルになっているって、 純粋にすごいことだと思いますし、 著者の構想力・想像力には脱帽しかありません。 いや~面白かったです。
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作者にとっては最も嫌な読まれ方かも知れないが、映画化作品との違いを比べつつ細かい描写を飛ばし読みでストーリー展開を追った。 一番のヤマ場は、映画ではサラリと描かれただけの親友エイチとのリアル対面の場面。このくだりに原作小説を読む意義を見いだした。 ハリデーは自分より3歳下になる。...
作者にとっては最も嫌な読まれ方かも知れないが、映画化作品との違いを比べつつ細かい描写を飛ばし読みでストーリー展開を追った。 一番のヤマ場は、映画ではサラリと描かれただけの親友エイチとのリアル対面の場面。このくだりに原作小説を読む意義を見いだした。 ハリデーは自分より3歳下になる。自分は11歳のときが1980年。小学生の時にインベーダーゲームが流行してゲームセンターに出入りしたが、不器用で長い時間遊べないからゲームにはハマらなかった。ガンプラは2、3個チャチャッとテキトーに作った程度。中二の時に何故か友達の影響で、でもひとりで映画館に行って《トロン》を観た。家にファミコンは有ったけど野球とかサッカーとかテニスとか、体育系ソフトがメイン。大学の友達の影響で《ニューロマンサー》を読んだ。大学に入るまでは観る映画はカンフー映画とかばかり。いまだにタランティーノ作品は観た事が無い。こんな自分でも、そこそこ楽しく読めたのは、日本のアニメや怪獣モノ、戦隊モノのコトが多数登場しているからだろう。日本に生まれた事を、得した気分にさせられた。 懐かしくなって、日本版実写スパイダーマンをYouTubeチェック。スペイダメ〜ン! シンセドラム!
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上巻から引き続き面白い。 ゲームが終わった後も想像がかき立てられるいいお話だったな。日本へのオマージュに溢れてて最後まで良かったです。
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映画、レディプレイヤー1が思ったより面白かったので原作読んで見た。 原作より、面白い。 オタクによるオタクのためのSF。ヴァーチャル空間でのアバター。その世界の最高の力を得るための戦い。 日本だとラノベっぽくなるのだろう。 問題は、そう言うことに全く興味ない人にも面白いか...
映画、レディプレイヤー1が思ったより面白かったので原作読んで見た。 原作より、面白い。 オタクによるオタクのためのSF。ヴァーチャル空間でのアバター。その世界の最高の力を得るための戦い。 日本だとラノベっぽくなるのだろう。 問題は、そう言うことに全く興味ない人にも面白いかどうかなのだが、余計な心配なのだろうな。
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うーん、面白かった! 気分爽快、誰かれ構わずハイタッチしたい気分になれるエンディング。 私自身はゲームは全くわからないのだけど、作中で出てくる映画や本、アニメの名前にずっときゃーきゃー言いっぱなし。 ものすごく意外性があったわけではないけれど、だからこそ楽しめる限定エンターテイ...
うーん、面白かった! 気分爽快、誰かれ構わずハイタッチしたい気分になれるエンディング。 私自身はゲームは全くわからないのだけど、作中で出てくる映画や本、アニメの名前にずっときゃーきゃー言いっぱなし。 ものすごく意外性があったわけではないけれど、だからこそ楽しめる限定エンターテイメント。 映画にもなっているので、ぜひ観たいもの。 それにしても、日本で生まれた作品のすごいこと。 それを母国語という形で理解できる幸運を噛み締めるよ。 英語のほうもそうなれたらどんなに楽しいことか、と思うよ。
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ゲームにハマるってことはなかったので、ゲームのことは判らんかったけれど、10代の時にドップリとハマって夢中になった映画がゴロゴロ出てきたのは楽しかった。
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全編を読み通して、とにかく著者のメガ・ギーク度に圧倒されます。メカキャラやヒーローへの重すぎるほどの愛!その分世界がしっかり構築されており、ある意味全てがフェイクである仮想世界の中でも安心して読み進められます。 網の目のように張り巡らされた巧妙な仕掛けを抜け、ライバルを出し抜き...
全編を読み通して、とにかく著者のメガ・ギーク度に圧倒されます。メカキャラやヒーローへの重すぎるほどの愛!その分世界がしっかり構築されており、ある意味全てがフェイクである仮想世界の中でも安心して読み進められます。 網の目のように張り巡らされた巧妙な仕掛けを抜け、ライバルを出し抜きながら、頭を絞って目指す宝へと近づいていく主人公たち。初めは単体で戦っていたのが、巨大な敵に対抗するために協力し合います。顔も知らない相手を信頼して胸を預ける彼らの友情がまた胸アツ。 最終決戦に臨み、実際に対面することになる仲間たち。ずっと仮想空間の中で、本名を名乗らずに理想的なかっこいいアバターを自分として動かしてきた彼らだけに、素の姿を見せることへの抵抗と葛藤はすさまじいものでしょう。 初めからハリウッド実写化するために書かれたのかと思われるほど、ハリウッド的な流れに乗ったサクセスヒーローストーリー。十分楽しませてもらえます。上巻で気になった、現実社会のひどい状況も、最後にはきちんと回収されます。 映画はヒットしましたが、原作の方はどうでしょう。私のように、タイトルが違うのでうっかり気づかないままのいる人もいるかもしれません。原作と違う箇所があちこちにあると言われる映画版はまだ見ていませんが、この本だけでも十分テンションが上がって楽しめました。
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the giant robots made in Japan. the japanese spiderman has it. the nobel isn't the movie.
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古き良き時代への愛が詰まった、ゲームキッズによる青春電脳SFだった。大好きジャンル。言及されるタイトルの一部しかわからなかったけど、ギーク的な情熱はよく理解できた。
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