希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話 の商品レビュー
ゲーテのポジティブさと、カフカのネガティブさに大きなギャップがあって面白かった。 ゲーテにおいては、ここまでプラスな考え事ができて本当にすごいなと思った。身長も187センチあって、身分も高くて、色々な学問に精通していて。現代にいたとしても超モテモテだと思う。 ゲーテの生き方を...
ゲーテのポジティブさと、カフカのネガティブさに大きなギャップがあって面白かった。 ゲーテにおいては、ここまでプラスな考え事ができて本当にすごいなと思った。身長も187センチあって、身分も高くて、色々な学問に精通していて。現代にいたとしても超モテモテだと思う。 ゲーテの生き方をみて、色々なものを手に入れられたら本当に幸せなんだろうかと考えさせられた。 ゲーテは83歳くらいまで生きたらしい。人生の過程で、兄弟や奥さん、親友を亡くすという悲しい出来事を経験している。周りの人が亡くなるのを体験すること以上に悲しくなることはないと思う。だから、人生がある程度順調にいっても、本当に辛いことは誰でも起きるんだなと思った。
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ポジティブなゲーテとネガティブなカフカの対照的な名言を集めた本。明るさも暗さも突き抜けてるからこそ心地よい。自分の気持ちがどちら側に寄っているかで響くものが違う。人生に立ち止まりたいと感じたら何度も読み返したい一冊
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「希望であふれているときは希望の言葉を読み、絶望であふれているときは絶望の言葉を読み、両方の間で揺れているときは両方を読む。」 うん、なるほど、人って共感するだけで心の何かが軽くなる気がする。 対比することで、その時々に忘れている感覚に触れる事が出来る気がする。 一気読みでなく...
「希望であふれているときは希望の言葉を読み、絶望であふれているときは絶望の言葉を読み、両方の間で揺れているときは両方を読む。」 うん、なるほど、人って共感するだけで心の何かが軽くなる気がする。 対比することで、その時々に忘れている感覚に触れる事が出来る気がする。 一気読みでなくても、ケース別に言葉が小分けにされているから、ものぐさでも読みやすいです。
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陰と陽。両極端な二人の狭間から生まれるものは。 作家界の二大巨塔ゲーテとカフカ。かたや25歳にして『若きウェルテルの悩み』が大ヒットした独を代表する文豪。かたや多数の作品を生み出しながらも死後40年あまりも評価がされることがなかった不遇のオーストリア保険局員。そんなポジテ...
陰と陽。両極端な二人の狭間から生まれるものは。 作家界の二大巨塔ゲーテとカフカ。かたや25歳にして『若きウェルテルの悩み』が大ヒットした独を代表する文豪。かたや多数の作品を生み出しながらも死後40年あまりも評価がされることがなかった不遇のオーストリア保険局員。そんなポジティブとネガティブを象徴させる二人の名言を、テーマごとに対比させてみるという面白い試みをしたのがこの本。 「太陽が輝けば、ちりも輝く」ゲーテ 「暗闇に戻らなければなりませんでした。太陽に耐えられなかったのです」カフカ 偉大なる存在のもとにあって、その恩恵を感じるか自身の小ささを思い知るか。自分がその場に相応しくないと思ったのなら、時には隠れたり逃げたりしながら生活していくことも正しい決断でしょう。 「大地にしっかりと立って、まわりを見渡すのだ」ゲーテ 「ぼくの足の下に、たしかな大地はありません」カフカ 大地が無くてはさすがにどうしようもありませんが、ちゃんと居場所が固まったのなら周りに目を向けたいものです。自分の足元ばかり見つめながら生きていくのはあまりにも大変。 「生きている間は、生き生きしていなさい!」ゲーテ 「静かにしているべきだろう。息ができるというだけで満足して」カフカ こうまで言われては・・・。それでもこういった考えを持ちながら生きて行っている人々も確かにいるのだという事実は知っているべきだと感じます。たとえどんなに自分が前向きな人間で、こんな思考が理解できないとしても。 落ち込んでいる人には前向きな言葉をかけて励ますことが普通ですが、時として自分の状況を再認識してしまい逆効果になることもあります。むしろ同じ境遇の人を見つけることで安心するという場合もあるのではないでしょうか。 どちらも正しく、どちらも共感を得る。だからこそこの二人の名前は、没後こんなに年月が経過した後でも世界中に知れ渡っているのかもしれません。
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両者の比較にかなり編集バイアスがあるように感じたが、最後にちょっとバランスを取ったのかなという印象。自分で原典を読んで、自分の頭で比較しないとダメかな。でもその労力を省きたくて、出版社の術中に嵌り、この手の類書を読んでしまうのだろうけど。
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構成もデザインもナイス。 内容もゲーテとカフカの言葉なので外れなし。 どっちかをageてどっちかをsageるもんでもなく、対比させて陰と陽を楽しむといいよ。希望名人ゲーテが眩しいときはカフカの言葉に浸り、絶望名人カフカが鬱陶しいときはゲーテの言葉を謳えばいいよ。 中庸万歳(ぇ
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ことごとく、自分次第。 自分が、かなりカフカよりだということに気づかされる。 でも。カフカほどではない。 自分の出来る範囲を決めてしまい、自分の周りからの評価をきめつけている。常に不安をおぼえ、余計なことを考えている。 ゲーテは、少なくとも自尊していて、明るく前向きに過ごすことを...
ことごとく、自分次第。 自分が、かなりカフカよりだということに気づかされる。 でも。カフカほどではない。 自分の出来る範囲を決めてしまい、自分の周りからの評価をきめつけている。常に不安をおぼえ、余計なことを考えている。 ゲーテは、少なくとも自尊していて、明るく前向きに過ごすことを常としている。 根っからのものではないとしても、どう思うかは自分次第なんだなと思う。 自分も自分の力で、もっと前向きになれるようにしたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「絶望するよりは希望を持つほうがいい」 VS 「希望はたっぷりあります…ただ、ぼくらのためには、ないんです」 明のゲーテと暗のカフカ。 「ぼくのことは夢だと思ってください」と言い放つカフカに笑ってしまった。
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ゲーテもカフカもよく知らないまま読みました。 読んで、2人とも大好きになりました。 早速、作品を読みます。 ゲーテは、ただ恵まれた人ではなくて 深い悲しみを多く経験しての言葉がとても 参考になり、色々落ち込んでいる私に慰めになりました。
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基本的にはポジティブ・ゲーテとネガティブ・カフカの言葉が対比して書かれてます。 ゲーテのある意味つっこみたくなるようなポジティブな名言が好きでした。しょうがないおっさんだな、と何度も思ったような気がする……。対するカフカは……しょうがないやつだな……とたまに嫌になることも(え)。...
基本的にはポジティブ・ゲーテとネガティブ・カフカの言葉が対比して書かれてます。 ゲーテのある意味つっこみたくなるようなポジティブな名言が好きでした。しょうがないおっさんだな、と何度も思ったような気がする……。対するカフカは……しょうがないやつだな……とたまに嫌になることも(え)。その日の気分次第で感想は変わると思います、はい。 ゲーテの言葉はよく小説から引用されてるみたいですが、対するカフカの言葉は日記とか手紙が多いです。 実は、不思議なカバーです。買ってからのお楽しみ。
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